資格も売る物品も後ろ盾もない主婦が、自分のSNSだけで1万ちょっと売り上げた話
こんにちは、開業4年目のアラフォー主婦ふじこです。この連載では、「やりたいことはないけど起業したい」というふんわりした希望を持った専業主婦が、なんだかんだで開業してお仕事をいただき続けるまでのお話をつづっております。
今回は、主婦起業でお小遣い状態を脱し、もう少し稼げるようになるには?という話をお届けする予定だったのですが、その前にひとつ大きな学びを得た経験があったので、そちらを先にお伝えしようと思います。
在庫も資格もない主婦でもSNSで稼ぐ!突如始めた挑戦
起業女子たちを眺めているうちに、だんだんと「私も何か売ってみたい!」と思うようになってきた私。でもまだまだ手のかかる小さな子どもたちを抱えた身で、起業してアクセルを踏む生活はちょっと自信がない…。(保守的)
私の身の回りの起業女子たちは、1か月起業活動に専念する宿題を課される「セミナー」受講生ばかりでした。そのため、「アレ」をやらなければモノを売る人間にはなれないと思い込んでいたのです。
でも冷静に考えたら、一回売り切りの商品であれば売ってやめようがお客さんに負担はないわけです。バザーや夜店はそうですよね。
そこで私は「よし!SNSで一人バザーをしよう!」と思い立ちました。
さっそく自分にもできそうな商品を数種類用意。仕事として親しい人から受けていた「読者登録代行」、そして最初にやりたいと思っていた「ブログアドバイスサービス」などを提供することにしました。資格も在庫もいらないものばかりです。
期間は2週間ほど設定し、詳細をアメブロに書いたあと、Facebookにお知らせを流しました。
ほかのプラットフォームは何も使っていません。自分メディア1本勝負でした。
実際にサービスを売る経験をしてわかった困ったこと
・サービス提供をしていたら広告をする時間がなくなる
お仕事にかける時間が必要なので、その分SNS等に広告をする時間がなくなってきました。もしくはずっとPCやスマホのモニターを見ている状態。(目がものすごく疲れる)広告をしないとお客さんには浸透しないので、なかなか苦しかったです。それでもご本人のSNSで「良かったよ!」と宣伝してくれたお客さんたちがいたので、そのお気持ちと拡散行動には本当に感謝感謝でした。
私も、良さそうだと思ったイベント等は自分のフォロワーさんと趣向が一致していれば拡散しよう、と心から思えたきっかけでもあります。
・問い合わせ対応で時間がちょくちょく取られる
「サービスを受けると決めたわけじゃないけど、ちょっと教えてくださーい」という問い合わせですね。もちろん興味を持ってくださるだけでもありがたいので、なるべく早くお返事するようにしました。
でもいろいろやりとりした結果「…やっぱ、やめときまーす」となったときは、正直さみしかったです。いや、もちろん、その方にはそこまで魅力的じゃなかった、というだけの話なんですけどね。
・入金確認が地味に面倒
「受けます!」と申込があったので予定を開けていたのですが、一向に入金がない…。ということもありました。すぐに催促するのもいやらしいのでしばらく様子をみていたのですが、ある日おそるおそるお伺いしたら「あ、ごめん!忘れてたわ!!」ということでした。
「入金ないな、まだかな」と待つのは、結構ソワソワするものだとわかりました。
あれこれ考えるならやるのが早い!元手はなくても商売はできた
この一人バザー企画、2週間ほどで4名のお客さんにご購入いただき、1万ちょっとの売上をたてることができました。たいしたことのない額かもしれませんが、自分で商品を考え、自分で売り方を考え、自分でサービス提供や入金関係までの一連の流れをやり通せたことは、とても大きな経験になったと思っています。
SNS上のキラキラした情報を眺めるだけでなく、実際にやってみたことでわかる手間や難しさ、そしてちょっとした気遣いの嬉しさを知ることができました。
同じ方法をみんなにオススメするわけではありませんが、あれこれ考えてぐるぐるしてしまう前に、まずは自分の身の周りにあるツールで「試してみる」と、世界が開けるのではないかと思います。
では、この経験を踏まえた上で、どんな仕事がしたいと考え次の行動に移ったのかを、次回こそお届けしたいと思います!
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