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ギンズバーグのキャリア発達理論

キャリア理論の更新はほとんどしていなかったのだけれど、アクセス数が一番多いのは実はキャリア理論だったりします・・・皆試験に向けて必死なのね・・・

というわけで、キャリア理論についてもたまに更新するかもしれません。。。

キャリア理論、私も苦手だったのです・・・

何故なら、小難しい言葉で記載されていて、ちっとも頭に入ってこず・・・

ですので、自分の身近な事例を作って結びつけると、覚えやすくなるのではないでしょうか??

今日は、ギンズバーグのキャリア発達理論についてちょこっとお話したいと思います。

ギンズバークさんのキャリア発達理論は、実はかの有名なスーパーさんの理論の元になった人です。スーパーさんは、ライフ・ステージ論(ライフキャリアレインボーの理論ですね)を作りましたが、その元になったのが、ギンズバーグさんの研究です。

この方は、職業選択が長い過程を経て行われていることを示した最初の学者さんなのです!!そりゃ、職業選択がサクッと出来るわけがない・・・三十ウン年生きてますが私なんぞ未だにサクッとできません!人生モラトリアム!(私の場合はモラトリアム長すぎなんですが。。。)

ギンズバーグさんは、職業選択の過程を次のように児童期から青年期までを①空想期(0~11歳頃)、②試行期(11~17歳頃)、③現実期(17~20歳頃)の3つの時期にわけました。

皆さん、自分の過去を振り返ってみましょう・・・

小さい頃、大人の姿を見て漠然と「ケーキ屋さんになりたいー」とか「野球選手になりたいー」とか思いませんでしたか?子供らしい空想をしながら、漠然とその仕事に興味を抱いていましたよね。これが空想期です。

その後、仕事の好き嫌いとか自分の得意不得意を理解し始めます。段々と自分の得意不得意とか、好き嫌いがはっきりしてきて、得意と仕事のマッチングがイメージできるようになります。そして、職業に関する理解がより明確になっていきます。(バイトとかやり始めるとより明確になりそう・・・)これが、「試行期」です。ちなみにこの試行期は更に「興味」「能力」「価値感」「過渡期」の4段階にわかれます。

そして次の現実期は、将来自分が仕事をするために必要な能力、価値感を具体的に認識しながら、どんな職業につくべきか可能性を探索します。候補を絞り、より具体的な条件と照らし合わせたり、必要な専門知識や資格を取得したりして、実際に職業を選択し職歴を積み重ねていきます。就活のために、自己分析したり、大学や専門学校で勉強したりする時期もここらへんですね!ここも「探索」「具体化」「明確化」の3段階に分かれます。

当初、ギンズバーグは職業的発達理論を青年期までに限定し、職業選択は非可逆的なものであると考えていました。が、しかーし!!周りからの批判で、理論を修正しちゃいましたー!あぁ・・・ギンズバーグさん・・・

【訂正前】
①職業選択は、青年期限定。
②そのプロセスは連続的なもので、基本的には不可逆的である。(後戻りできない)
③職業選択は、個人の興味・能力・価値観と雇用機会と折り合いをつけながら行うもの。

【訂正後】
①職業選択は、生涯を通して行われる。
②そのプロセスは、後戻りも可能だが、時間や経費などの損失を受ける。
③職業選択は、個人の興味・能力・価値観と雇用機会の最適化の過程。(最適化って、マイルドに言い直したよね・・・)

個人的には、訂正後の理論のほうがしっくりくるかなーと思います。
今や転職も当たり前の世の中になりつつあり、生涯通して職業選択してますもんね。。。世の中変わりましたなー

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