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『終身雇用の終わり』

こんにちはOTです。
有名な社長や著名人が「現代は変化の激しい時代だ」と言うことが多いように感じられます。
また、実際に日本の雇用制度も変わってきており、「メンバーシップ雇用」から「ジョブ型雇用」へと全体的に変わりつつあります。
しかし、日本の雇用形態は遅れていると言われています。
では、世界はいつから変わり始め、日本はどのように変わろうとしているのか、
そして、現代で私たちはどのように動くべきなのかをご紹介したいと思います。

[ VUCAの時代 ]
 世界の社会環境が複雑さを増したのは1990年代後半のソ連の崩壊以降からという記事を多く見受けます。
 想定外の出来事も次々と起こるようになりました。
 
 2010年頃からビジネスでも従来の常識が通用しない大きな変化が起き始めたことから
「VUCA」という言葉がビジネス用語で使われるようになりました。
 
 「VUCA」とは、元々は軍事用語として使われていた言葉で、「Volatility=変動性」「Uncertainty=不確実性」「Complexity=複雑性」「Ambiguity=曖昧性」の頭文字をとった造語です。
 
 2016年に開催されたダボス会議(政財界のリーダーや学者が多く参加し、グローバル経済の諸問題について討議する会議)で「VUCAワールド」という言葉が使われ、「VUCAの時代」ということが世界の共通認識となったそうです。
 
 僕はこのような時代の変化の背景には、政治以外にも、「地球温暖化」による地球環境問題や、パソコン・スマホ、インターネットによる情報収集の変化、産業の変化があげられると感じています。 
 
 では、このような世界的な変化が起こってきた中で、なぜ日本の雇用形態が
今、変わり始めているのでしょうか?
 
[ 日本の雇用制度の変化 ]

 日本の雇用制度は世界的には特殊なものだと言われています。
日本では「メンバーシップ型雇用」が一般的だったかと思いますが、世界的にはないようです。
 「メンバーシップ型雇用」とは、学生を採用する際に職種を限定せずに総合職として採用し、様々な職種や仕事内容を与えることで適性を見極め、雇用された人の希望などもとりいれつつ企業に長く携わってもらうための雇用方法です。
 企業に長く携わってもらうために、「年功序列」や「終身雇用」などの制度が仕組みとしてあることがあげられます。
 
 
 では、どうして日本は雇用制度が特殊になったのでしょうか?
 そこには、日本人独特の慣習と戦後の復興が関わっていると思います。

 日本人に独特の慣習として「協調性」が強く表れていることではないかと考えられます。
もちろん、「協調性」は人それぞれで違いますが、日本では社会的にも「協調性」が強く表れていると思います。
 「世間体」などの言葉があるように、皆さんにも経験があるのではないかと思います。

 しかし、「協調性」が強く表れているだけでは、特殊な雇用形態になるとは考えづらいです。
 そのため、戦後の復興に上記であげた雇用形態が多くの企業で採用され、国の雇用形態として統一されたことが関わっていると考えられます。
 
 この雇用形態が高度経済成長期にもうまく機能し、続いてきたのだと考えられます。

 みんなで同じところに向かおうとする「協調性」の強さも経済成長の後押しになったと考えます。

 しかし、変化の激しい「VUCAの時代」では一つの方向だけに向かっていくのは危険です。
 たとえ大企業だったとしてもテクノロジーなどによって業界そのものが変わる可能性もあるためです。
 
 では、これから先はどのようなキャリアを進むべきなのでしょうか?

「VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件」という本から転職に関してお伝えしようと思います。
 他のキャリアの進み方が気になる方は本を読むことをお勧めします。
 
[ ストーリーのある転職経験 ]
 上記であげた本では新卒で入社した企業に定年まで勤め続けることのリスクが高いことを説明しています。
 しかし、何も持たずに転職を繰り返し続けることにもリスクがあります。
そのため、ストーリーが必要になります。
 今の会社に「どのような思いで入ったのか」「どのような情熱をもって仕事をしていたのか」「どのような実績を上げたのか」などの要素や「社内ではなく社外で新しい挑戦をしたいと思ったのはなぜか」と言った要素が必要です。
 
 どのような実績を上げればいいのかわかりづらい人もいるのではないでしょうか?
従来の日本の雇用体系では明確な成果がない場合もあるため、役職などが分かりやすい指標になっているかと思いますが、年功序列の風土がある会社では役職を成果として転職をするのは難しいと思います。
 そのため、「どの会社にも存在する重要度の高い仕事」「定量的な数字成果」「当事者であったことが明確」などの要素が成果と言えます。
 もし会社の仕事でこれらの成果を上げるのが難しければ、副業によって成果物を提示したり、成長を感じられる成果(例えば、苦手の克服や目標の数値化)などによって成果を上げる方法もあると思います。

また、成果がない状態だとしても、劣悪な職場からは緊急避難として転職することも大事です。

 「VUCAの時代」では長く務めることよりも幅広く関わることが大事です。
 専門的な技術を身に付けることはも重要なことですが、こだわっていては変化の波にのまれてしまいます。
 そのため、新たなことにも挑戦していくことが必要です。
恐れて動けなくなる必要はないと思います。

今ある技術や経験はリセットされるかもしれませんが、今までの努力してきた経験はなくなりませんから。

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