【キャリアコンサルタント試験対策】ロープレ中に、情報収集ばかりしていませんか?
キャリアコンサルタント試験の
実技面接試験の出題形式には
以下の記載があります。
「相談者との関係を築き、問題を捉え、
面談を通じて相談者が自分に気づき、
成長するような応答、
プロセスを心がけてください。」
レッスンをさせて頂いていると、
1行目については意識して
取り組んでいらっしゃる方が多いのですが、
2行目の「気づき」については
少ない印象があります。
例えば
「30歳の節目に転職したいけど不安がある」
と相談者が仰った場合、
■どんな職種に転職したいのか?
■今はどんな仕事をしているのか?
を尋ねる方が多いです。
この質問自体は
決して悪いものではないのですが、
残念ながら「気づき」には
つながりません。
なぜならこれらは
相談者の方にとっては
目新しい情報ではなく、
事実を述べているだけだからです。
一方で、
■「30歳の節目」って何ですか?
■どんな不安があるんですか?
■転職できたとしたら、
どんな風になれそうですか?
■今の仕事を続けたとしたら
どうなりそうですか?
を尋ねると、
その方の考え方もわかりますし、
考えたことがなかったことだとしたら、
内省につながります。
またその内省が
気づきにつながる
きっかけになります。
相談者の方から
気付きが発せられない場合、
私は
「〇〇さんはAについて
最初はBと仰っていたけれども、
もしかしたらCなのではないかな?と
思ったんですが、いかがでしょうか?」
とお尋ねします。
今回の記事をお読み頂いて
「もしかしたら私は
相談者の方の気づきにつながる
質問ではなく、
情報収集していたのかも?」
と少しでも感じられた方は、
次回から意識してみて下さい。
最初は難しいかもしれませんが、
1つ1つ増やしていく感じで
取り組んでいくと、
それが当たり前にできるように
なってきますからね。
心から応援しておりますね。