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【キャリアコンサルタント試験対策】《2022年度前期》2級実技試験面接試験官から観た受検者の傾向①「総評」について


前回第28回試験も、第27回に引き続き
《受検者の傾向》が公表されました。
https://www.career-kentei.org/wordpress/wp-content/uploads/2022H1G2_Mensetu_Keikou-1.pdf


2級面接試験の総評及び
評価項目のマイナスポイントの5項目について
私なりの解説・解釈を述べます。
今回は①「総評」についてです。



国家受検予定の方にとっても
重要なポイントが詰まっているので、
お読みいただけると幸いです。


「自分の振る舞いだけに関心を持っていたり、マニュアル的な対応をする場面が見られ」

本来であれば何らかお声掛けすべき相談者の振る舞いに気づけない、関心を持たないまま、(示さないまま)
教わってきたこと、練習してきたことを軸に
進めているケースなどが該当すると思います。



例えばですが、ずっと汗を拭っている相談者の方がいても何のお声も掛けもしないとか。


実務でもスルーされる方、
いらっしゃるんでしょうか???


もしそうだとしたら、そこから変える必要がありますが、そうでないのであれば、

「大丈夫ですか?」

の一言があって然るべきポイントです!

「受検対策によるパターン化した
ロールプレイではなく目の前にいる
相談者にきちんと向き合って欲しい」

2級の受験票には、実際の試験で
出題されるロールプレイケースが
5つ印字されています。
(技能検定試験制度に基づいて。)



試験当日どのケースに当たるかはわかりませんが、受検対策でこれらそれぞれのケースが
どう来るか?を研究・推測の上、練習を重ねていくと、(重ねすぎると)


「パターン化」

「相談者にきちんと向き合って」


と試験官に感じさせる
ロールプレイになる危険性が高いです。



対策を講じること自体は
決して悪いことではないですが、


「パターンを記憶し、あ.て.こ.む」


は、大変危険です!



実際私が受検した時も、
個別指導の先生が演じてくれた
相談者とは全然違っていました。



(ロールプレイケースが届いたらどんな準備をしたら良いか?については別途記事にする予定です。)

「口頭試問も冗長な発言が目立ったことから論理的に自身のロールプレイを
振り返る力を身に付けてほしい」

こういった方の傾向としては、
大きく以下の3つがあると感じています。

1.ロールプレイそのものが適切ではない

2.論述試験の勉強不足

3.端的に話す練習不足



1.ですが、

ロールプレイそのものを適切に進行できていれば、口頭試問では適切に解答できる

と私は考えています。



ロールプレイを適切に進行できる大きなポイントとして

「客観視できている」

ことがあると思うので、まずはご自身ができているのかを知る必要があります。



できている場合で口頭試問に
手応えが感じられない場合は、

「どこに改善ポイントがあるか?」

を知る必要があります。
.
.
.
いずれも


■逐語記録を振り返ったり

■第3者(できれば2級以上ホルダーに)に
見てもらったり

■個別指導で先生に教えて頂いたり



することで明確になります。



2.は意外かもしれませんが、
論述試験では論理的に解答しないと



「何が言いたいのか」

「何をしてほしいと思っているのか」


きちんと伝えられません。



この点をしっかり意識しながら勉強することで、論理的に書けるように、そして

話せるようになります。



3.についても、普段から
簡潔に文章や会話で伝えることを
意識
してみましょう。



《Today'work》
以下の3つをやっていないか?
振り返ってみましょう。

1.マニュアル的な対応
2.パターンにあてはめる
3.結論がわかりにくにメールや会話

次回は
②「基本的態度」についてポスト予定です。

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【2022年度前期】2級実技試験面接試験官から観た受検者の傾向を
5回シリーズで私なりの解釈・解説を記事にさせて頂きました。
未読のものがあれば、ぜひご覧くださいね。
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