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オンラインオリパの闇と危険性を徹底解説

記事をご覧いただきありがとうございます!
今回は「オンラインオリパの闇と危険性」について以下の項目について私の実体験をもとにご紹介します。

  • 確率通りに当たりカードはでるのか

  • ハズレカードのポイント還元率が高い理由

  • 届いたカードの状態(傷)について

  • オンラインオリパにハマるとどうなるのか

※この記事はオンラインオリパの案件ではないので、私の正直な思いを綴らせていただきます。(私の記事に案件はありません)

〜簡単に自己紹介〜
現役カードショップ店員(3年目)
オンラインオリパに費やした金額300万円以上
ポケカとワンピカードにハマってます。

確率通りに当たりカードはでるのか

カードショップで販売しているオリパは、オリパの内容がお店の評判も直結しているため、お客さんにしっかり還元されるように作られていることが多いです。

オンラインオリパもカードショップ同様、しっかり還元されるように作られています。(還元されるが罠があり…後程紹介します)
日本の法律で「景品表示法」があるため表紙になっている当たりカードもしっかり排出されます。

いくら景品表示法があったとしても、全て引いてみないとわからないと考える人もいると思います。真偽は定かではないですが、私の経験上、当たりカードはしっかり入っています。

当たりカードが出ずに「詐欺だ」と声を上げる人もたまに見かけますが、ただ運が悪かった人だと思います。
確率は怖いもので、とんでもない下振れをするときもあります。

ハズレカードのポイント還元が高い理由

オンラインオリパはカードをその場でポイントに交換してくれる機能があります。
本来は不要なカードはメルカリで販売したりカードショップに買取に出す必要がありますが、その場でポイント交換というのは手間を省けるので便利な機能です。
交換したポイントでさらにオンラインオリパガチャをすることができます。

ただ、ここで一つ「罠」があります。
それはカードのポイント交換率が高いということです。
詳しく下のカードを例にご紹介します。

オンラインオリパで出たカード

オンラインオリパでパルデアドオーが当たりました。
このカードの買取相場は約300〜400円です。
しかし、ポイント交換機能を使うと960ポイントと交換してくれます。
1ポイント=1円なので、買取に出すよりポイントに交換したほうが圧倒的にお得です。
そのため、ほとんどの人がポイントに交換します。

ここでの罠は「現金をポイントにすることはできるが、ポイントは現金にすることができない」ということです。
交換したポイントの使い道はオリパガチャしかないので、そのポイントを使ってガチャを引くループが発生します。
ポイントがなくなっても良いカードが出ないと再度課金してガチャを回したくなり、あっという間にお金がなくなります。

届いたカードの状態・傷について

当然ですがオンラインオリパで当たったカードは発送して自宅に届けてくれます。
私も当たりカードの数枚を自宅に届けてもらったのですが、ほぼ全てに白かけや折れなどの傷がありました…。

オンラインオリパのページには小さい文字で傷がある場合がございますと注意書きがあるんですよね…。
また、自宅に届くまではカードの状態を確認することもできません。

複数の媒体でオンラインオリパをやり、カードを自宅に届けてもらったのですが、8割近くのカードが傷がありました。
傷があると美品価格から3〜7割も減額されてしまいます。
カードショップに売りに行った際に、予想よりはるかに低い買取価格を提示され、絶望したのを今でも覚えています。

リザードンsar

上のカードは某有名オンラインオリパから当たったリザードンsarです。
左下にガッツリ白かけがあり、とても残念な気持ちになちました…。

私はカードショップで査定の仕事もしているので、このレベルの白かけは満額買取より4割減にさせてもらってます。

オンラインオリパ側は傷ありのカードを安値で仕入れて、あたかも美品かのように販売していることもあります。オンラインオリパを楽しむ際は、このことを頭に入れておく必要があります。

ここで過去記事の紹介をさせてください。
このリザードンsarの白かけは修復してPSA10を獲得しています。
修復業に関わってきた経験から白かけの完璧な修復方法を下記の記事でご紹介しているので、カードの白かけを完璧に直したい方はご覧ください!感動します!笑

そんなこんなで白かけは修復できたのでよかったですが、この修復方法を知らないと絶望していたと思います。

オンラインオリパは傷ありだと思って楽しむことをおすすめします。

オンラインオリパにハマるとどうなるのか

オンラインオリパをどのように捉えるかによって闇の深さは変わりますが、カードの価値を気にする方は危ない方向に進んでしまう傾向があります。

カードをお金でしか見えないと、ギャンブルと同じで当たりが出るまで引き続けてしまいます。
オンラインオリパは胴元が儲かるようにできているので、長期的にやると負けます。そして負けを取り戻そうとしてカードをポイントに交換したり、より多くのお金を投資するようになります。歯止めが効きません。

オンラインオリパはパチンコやスロットと違って一瞬でお金が吹き飛びます。
私は10分で30万円ほど突っ込んでいた経験もあります。その時は負けを取り戻したい、次こそは良いカードが出ると思ってひたすらガチャを回していました。お金は当たれば戻ってくると思っていたので気にしていなかったです。
なんなら当たりは引けず、お金が尽きたところで我に帰りました。

しかし、オンラインオリパをやる人の大半がこの状況に陥っていると思います。
本当に欲しいカードはシングル買いしますし、ギャンブル精神がなければオンラインオリパはやらないと思います。
私が考えるにオンラインオリパはスマホで手軽にできるギャンブルなのです。オンカジとほとんど変わりません。

そしてオンラインオリパは、「ハズレカードのポイント率が高い」「傷ありのカードが送られてくる」「胴元が儲かるようにできている」ことから基本的に勝つことはできません。
ごく稀にある奇跡的に良いカードを引けることを夢見てオンラインオリパをしたくなるのですが、一度立ち止まり冷静な判断をするべきだと思います。

依存症になったら

依存症になり、オンラインオリパを辞めたいと考えている人はお読みください。

オンラインオリパは勝てないことがわかっても、手軽さやギャンブル性の高さから辞めるのは難しいですよね…。

私はオンラインオリパを辞めることができたので、実体験をもとにどのように辞めたのかをご紹介します。

  • 朝と夜はやらないルールを作る

  • 他の趣味を見つける(おすすめがあります)

上記の2つのことをして私はオンラインオリパを辞めました。
まず、朝と夜はやってはいけません。
特に深夜は人間の判断力がかなり鈍ります。負け続けると歯止めが効かなくなります。
キッパリ辞めるのも難しいと思うので、比較的判断力がしっかりしている昼の時間帯はオンラインオリパOKにしていました。

他の趣味を見つけるというのは私はカードの白かけを修復して販売し、利益をだしていました。
白かけありカードが自宅に送られてくるのが悔しくて、せめて回収してやろうという思いで始めました。
やってみたらかなり稼げたので、オンラインオリパで稼ごう(むしろ負ける)としてたのがバカバカしくなり自然とやめれました。

どうしても我慢できない時は、オンラインオリパで当たったカードは修復して備品価格で買取してもらい、そのお金でオンラインオリパをやっていました。
白かけ修復のやり方は先ほども紹介しましたが、下記でもご紹介しております。また私の過去記事でワンピースカードの白かけ修復のやり方もご紹介しているので、ご覧下さい!

まとめ

オンラインオリパは当たりカードはしっかり排出してくれるものの、ハズレカードのポイント交換率が高いことや手軽さから簡単にハマってしまうことがある。

ギャンブル性の高さから依存性が高く、人生を棒に振ってしまわないように注意してください。
オンラインオリパをやっている人は今すぐ辞めた方が良いと言っているのではなく、適切な距離感で楽しむようにしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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