THE FIRST SLAM DUNK

事前情報を全く入れずに、THE FIRST SLAM DUNKを観た。
率直な感想は、最高だった。

事前情報をまったく入れずとは書いたが、
ジャンプで連載していた漫画はリアルタイムで読んでいた口だ。
登場人物、ストーリーは大体覚えている。
山王戦が感動したことも。

まず、宮城が主人公だとは夢にも思わなかった。
今覚えば、桜木、赤城、三井、流川の過去は多少漫画で触れられていたが、
宮城の過去は全く漫画では触れられていない。
ただ、“宮城“という名前は沖縄の人かな?とは思っていだが。

宮城の兄との思い出。
バスケの約束したのに釣りに行った兄に対して
「帰ってくるな」
実際帰ってこなかった兄。

僕がこの映画で最初に泣いた場面はどこだろう。
このあたりかな。

自分が吐いた言葉の責任。
兄の夢、悲しむ母。
バスケだけが心の支えのリョータ。
バスケがソータを思いださせ、辛くなる母。

漫画でみる宮城は、淡々とした強気の男だったが、
今回の映画では、ポーカーフェイスではあるが、
その顔の下に隠された弱気な部分も描かれていた。
感情移入させるための布石だよね。

ただ映画を見て気になった点も大きく2点あった。
なぜ神奈川に引っ越した?
なぜ兄に及ばない弟が、バスケがそんなにも上手くなったのか?
中学で?湘北に入ってから??
そこはもうちょっと丁寧に描いて欲しかった。

漫画で覚醒したのは、桜木と流川だったが、
映画で覚醒したのは、明らかに宮城だった。
山王の日本一のガードとマッチアップして、
上回っている場面も多々あった。
特に深津と沢北のダブルチームを抜き去る場面は、
10-FEET - 第ゼロ感の音楽も相まって、
鳥肌ものだった。

そして安西先生の「諦めたらそこで試合終了ですよ」
は改めて名言と感じた。
学生と時に漫画を読んで感動した言葉ではあるが、
社会人を20年以上やって聞く
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
の言葉の響き方は、
格別だった。

ありがとうスラムダンク。
前向きに頑張るよ。


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