五反田から始めるスタートアップ 34-35日目
火曜日!
修行先候補の一つに面接をして頂きに行く。
いわゆる町工場。パートとしての応募。
秋晴れでるんるんで向かう。
ついて暖かく皆様に迎えていただいた後、工場内を案内してくださった。
案内していただいたあと、社長さまにバトンタッチしていただいて、面接というか、立ち話を始めた。
早稲田大学卒業で、大手メーカーの正社員を5年経験した人材がなぜパート?という質問から入り、私のこれからやりたいこと、製造業の間接業務を自分で経験するために応募したこと、そのため長い期間は働くことはできないこと、ただ熱意とやる気だけはある、などをお話しした。
社長さまも親身になってお話しを聞いてくださり、「一度現場で働きたい、というのは本当に素晴らしこと」というような趣旨のことも仰っていただいた。
「うちは特殊なものを生産していて、既存のシステムでは対応できなかったので自分でシステムを組んだくらいだからあんまり一般的な事例としては当てはまらないから参考にならないと思う」というようなことも仰っていた。これはお断りの建前でなく、私の修行目的に沿った修行先でないということを明示することで、私に判断材料を提供してくださったのだと思う。少なくともそう感じた。
一方で、やはり長く働いてほしいのだということも仰っていた。社長さまが行っている間接業務について全部任せられる、いわば社長の代わりがほしいのだと。
「採用・不採用関係なく応援してるから、いつでもまた来てほしい」と名刺をくださった。この話をするということは、、とは思ったが、すごくありがたいことだと、心の底から感じた。
会長とご相談が必要とのことで、来週に返事をするというお話しで締めくくりになったが、おそらく落ちた、と思った。3−6ヶ月の勤務を想定した応募は元々厳しいとは思っていたのでしょうがないとは思ったが、少ししょんぼりはした。
翌日。水曜日。
10月初旬に訪問させていただいた企業さまとアポがあり、訪問。
動画制作をご依頼いただいている会社さまで何度かやりとりが続いていた。
修行について「もし受け入れてくれそうな会社があれば紹介してほしい」という旨のことを伝えると、「うちじゃダメなの?」と仰っていただけた。
僥倖!
すごくありがたかった。しかもお給料もいただけると。本当にありがたい。もちろん二つ返事でOKした。元々起業にあたって相談をさせていただいていた会社さまでもあったので、こちらがやりたい業務についても理解していただいていて、「それ全部やらせてあげるから」とまで言ってくださった。こんなにありがたいことはない。翌週から早速フルタイムで働くことに。
修行先が見つかった。これもパートナーが別で修行先を既に見つけてくれていたおかげだ、、、バラバラの会社に行こうという話をしていたので、最低2つは見つけないといけない状況だった。パートナーのおかげで一旦修行先探しに区切りをつけることができた。なんて優秀なんだあんたはよう、、
修行先がうまく見つからず、最近は自信を少しなくしていた。
というか、パートナーはあっさり見つけたのに、決まらなかったら申し訳ない、、という気持ちが強かったんだと思う。
あまり悟られまいとしていたが、そういう弱気は滲み出るものらしい。
「そんなにへりくだらなくていいよ」とその社長さまにも言われ、パートナーにも「最近元気なかったもんね、よかったね」と言われた。
結果も出せず、元気もない最悪なやつにはなるまいと元気がない感じは出さないようにしてたつもりが甘かった。胸張って生きて生きていきます。
そういえば、最近美容師さんがこんな話をしてた。
友達にお笑い芸人がいて、その人が友達に「こいつお笑い芸人やってるんで面白いんだよ!」と紹介されるたびに「いやいや売れてないし、そんなに面白いこと言えないよ、、」と反応しているらしい。美容師さんはその反応が嫌いで、その芸人に対して「売れてないんで、って卑下すると相手も反応に困るし、元気に『おもろいこと言えるように頑張ります!』って言った方がみんなハッピーだよ」って言ってやった、と。
たまたまだけど、なんかすごい重なるなあ〜。
ほんまにその通りだよな。謙虚はいいけど、卑下はいけない。周りにも迷惑かけるから。俺もみんなをハッピーにしたい。
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