21/1/13 バーンリー対マンチェスター・ユナイテッド PL第18節マッチレビュー~元野球人のサッカー観戦記第6試合目~

2日連続投稿でございます元野球人です。

そんな今回は、勝ち続かずに降格圏争いをしている勝ち点16で15位のバーンリーと、今ノリに乗っている、勝てば勝ち点36で首位に躍り出るユナイテッドの1戦です。

会場は、バーンリーのホーム、ターフ・ムーア

主審は、ケビン・フレンド

それでは、いつもの如くスタメンからみていきましょう。

〇スタメン

バーンリーは、前節のフラム戦が延期。勝利した前々節のブレイズ戦で、テイラーが負傷離脱し、1人のスタメン変更。

OUT:テイラー

IN:ブレイディ

ユナイテッドは、前節のヴィラ戦から2人のスタメン変更。こちらは対バーンリー戦用のスタメンに見える。ロングボール対策で2ボランチは高身長、4-4-2のブロック対策に攻撃的な布陣で挑んだ。

OUT:フレッジ、マクトミネイ

IN:マティッチ、カバーニ

↓↓↓前節のユナイテッドはこちらから↓↓↓

〇試合内容

・バーンリー優位の序盤戦

 攻撃的なメンバーであるとはいえ、ユナイテッドはそもそもビルドアップはうまくない。CHを一人残し、基本的に前の5人でプレスにいくバーンリーにロングボールを蹴らされてしまう。相手のブロックに対しても、中央は相手のCFとCHにコースを消され、ローペースで攻めていたので、サイドで囲まれてしまっていた。

 対するバーンリーは、”比較的に”空中戦の弱いユナイテッドの右サイドにロングボールを蹴り、マイボールにして、20分過ぎあたりまでにシュートを5本放つなど、優勢な序盤戦であった。

・ユナイテッドの巻き返しから先制点

 苦しいユナイテッドは、素早いサイドチェンジで守備陣形が整う前に攻めたり、ビルドアップ隊が相手を引き付け、空いたスペースを使ったりして、相手を押し込み始める。押し込まれると、バーンリーはロングボールのこぼれ球を拾う人数や、キープするCFのヘルプが少なく遅くなり、23分から50分までシュートが打てず、ユナイテッドペースに。

 後半になるとユナイテッドの勢いは加速する。ショーが高い位置を取り、マルシャルを内側に絞らせ、ブルーノと共にバイタルエリアでボールを引き出す役に。すると、カバーシャドウでバイタルエリアをケアしているバーンリーのMFラインは、たたでさえ運んでくるビルドアップ隊や、大外もケアしなければいけなく、バイタルエリアにボールが侵入する回数が増えた。

 バイタルにボールが入っても、CBが前にでないのはバーンリーの特徴であろう。MFのプレスバックを待ちながら、ラインを下げて対応する。その守備の仕方も相まって、ユナイテッドの勢いは止まらない。

 その勢いのまま、ユナイテッドが71分に先制する。相手のMF・DFラインをボックス真ん中付近まで押し下げ、空いた中央ボックス付近のポグバにボールがいき、見事なダイレクトボレー。ディフレクションが横に跳んだポープの股間を抜けたというのも、今のユナイテッドの好調さが表れているのかもしれない。

・勢いを取り戻すバーンリー

 先制したこと、疲労を感じる時間になってきたことで、点を取らなければいけないバーンリーが徐々に勢いを取り戻す。80分にウッドに代わり投入されたヴィドラの、裏に抜ける動きといったオフザボールの疾走感はバーンリーの攻撃にアクセントを加えた。そんな彼の動きやセットプレーからチャンスを何度も迎えたバーンリーだったが、シュートがミートしなかったり、枠外だったりとゴールを奪うことが出来ず、0-1でユナイテッドの勝利に終わった。

〇終わりの一言

 今シーズン初の連勝とはならなかったバーンリー。ここからのリーグ戦はハマーズ、リヴァプール、ヴィラ、チェルシー、シティズンズとかなり厳しいカードが続くが、いいシュート機会自体は作れており、決定力がついてくれば自ずと結果はついてくるだろう。

 遂に首位に出たユナイテッド。リーグカップのマンチェスターダービーに敗れてしまうも、公式戦2連勝、リーグ戦3連勝と良い流れをキープした。前節でも取り上げたが、バイリーはこの試合も素晴らしいパフォーマンスであった。特に、ゴール前でのシュートブロックが良かった。次節はリヴァプールとの首位攻防戦。勢いのままに勝利して首位をガッチリキープしたい。

本日はここまでです。ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?