21/1/2 エヴァートン対ウェスト・ハム PL第17節レビュー~元野球人のサッカー観戦記第1戦目~

初めまして。元野球人です。

今年から観た試合の簡単なレビューをここに残そうと思います。

以後、よろしくお願いいたします。

記念すべき1試合目は、1試合未消化ながら勝ち点29で4位につけているエヴァ―トン対勝ち点23で10位のウェスト・ハムの試合です。

会場はエヴァ―トンのホーム、グディソンパーク。

〇スタメン

エヴァ―トンは前節のシティ戦はコロナウイルスの影響で延期。前々節のブレイズ戦から3人の変更。

OUT:マイケル・キーン、ゴードン、イウォビ

IN:コールマン、ベルナルジ、リチャルリソン

対するハマーズは、前節のセインツ戦からアップで怪我をしたファビアンスキを含め4人の変更。

OUT:ファビアンスキ、フレデリクス、ヤルモレンコ、ランシーニ

IN:ランドルフ、クファル、ボーウェン、ベンラーマ

主審はケビン・フレンド

〇前半

 両者とも、守備時は4-4-2のブロック。基本的にブロックの外から攻撃を強いられる。

 エヴァ―トンの保持はシグルズソンがLIH、デイビスがDMFとなり4-3-3。2トップの左側であるベンラーマがデイビスをマークするので、攻撃の起点はRCBミナから。彼がボールを受け持ち上がり、サイドに張っているリチャルリソンへ。そのマークにつくクレスウェルの裏をデュクレがとるというのが基本形。ハマーズは、CBがつり出されてもCHが埋めるなど、全体でスライドし、スペースを消して対応。時折、カルヴァ―ト・ルーインが裏に抜けたり、中央に降りてきてボールを引き出すが、全体のバランスを乱すことなく対応され、これといったチャンスは作れず。ハメスがベンチ、相手の2トップが守備をさぼらなかったというのもあり、素早いサイドチェンジは出来なかった。29分すぎからのカウンターで、リチャルリソンの右からのカットインが奪われたのをきっかけに、SHの左右が入れ替わるが、これといって効果はなかった。

 ハマーズの保持は4-4-2。ライスが起点。彼がソウチェクより相手の2トップ脇に降りることが多く、また、頻繁に動きなおしてボールを引き出そうとするので、攻撃は右より。ボーウェンの推進力が光るシーンもあったが、相手のLSBゴッドフレイを中心に突破を阻まれる。左からの攻撃は、左に流れたアレにロングボールをあてるのが基本形。しかし、それはミナに弾き返される。29分、エヴァ―トンのカウンターを阻止し、ハマーズのカウンター。ボックス横でボーウェンから中央を経由し、逆サイドのクレスウェルへ。そこからファーのボーウェンにというグラウンダーのクロスは惜しくも合わず。シュートまで行けなかったが、これがビッグチャンスであった。

 これといって攻め手のない両チーム、スコアレスで前半を折り返す。

〇後半

 互いにハーフタイムでの選手交代はなし。ハマーズはライスとソウチェクのサイドが逆に。ハマーズはがややプレスラインを高めた結果、敵陣でボールを奪う回数が増え、敵陣でプレーする時間が増えた。加えて、59分にアレを下げ、敵を背負ってボールをキープできるアントニオを投入。左サイドに移動したライスとともに、左サイドの攻撃を活性化させる。一方で、エヴァ―トンは攻撃的になった相手の裏をかき、素早い攻撃でサイドをえぐり始めた。また、64分にハメスとアンドレ・ゴメスを投入して4-4-3にし、攻撃にてこを入れた。このように、後半は前半よりもアグレッシブな展開に。

 84分、ハマーズのゴールキック。アントニオが回収し、クレスウェルへ。クレスウェルからボールをもらったライスが、ハメスを引き連れて左から右にピッチを横断。LIHのアンドレ・ゴメスが奪いに来た裏のスペースを、73分に投入されたヤルモレンコが使い、ホルゲイトをつり出す。その裏をソウチェクがとり、シュート。そのこぼれ球を、LWGのハメスがライスにつられ、フリーになったクレスウェルがダイレクトでシュートし、ディフレクトしたボールをソウチェクが押し込み、86分にハマーズが先制。

 その1点を守り切り、0-1でハマーズの勝利で試合終了。

〇終わりの一言

 復帰戦となったハメス。久しぶりの出場のせいか、違いはさほど見せられなかった。今後、アラン不在の中で、アンチェロッティがどのように守備に不安があるハメスを起用するかが注目だ。

 後半の変更がプラスに働いたハマーズ。セットプレーで点が取れない時にどのように点をとるかが今後の課題となるだろう。アレをはじめとするアタッカー陣の奮起に期待だ。

と、こんな感じでレビューを書いていこうと思います。1試合目というのもあってかかなりボリューミーになってしまいました。次回からはもう少しコンパクトになると思います。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?