演じることのリスク

正直なところ、理想のリーダーを演じることに抵抗があった。というのも、私は気が弱く、人見知りも激しく、理想のリーダー像とは真逆な性格であり、リーダーになるためには演技せざるをえなかった。素の自分は隠して、演じることに徹している。だが、仕事から離れて、ふと冷静に考えたときに、なんて強気なことを言ってしまったんだ!こんなの私ではない!みんなはそんな私を見てどう感じているのだろう…と怖くなり、不安に襲われてしまう。これが私のやりたいことなのか。このまま自分を見失うかもしれない、そして、演じているので素の自分を出せずに本音を誰にも言えない、という孤独に怯える。この恐怖に打ち克つための精神力の強さが今後の課題なのである。