ユーザーインタビューができないときは導入事例から学ぶ
こんにちは。からだケアです。
システムを開発していく上で、ユーザーインタビューって大切ですよね。どんな課題を持っているのか、現状どのように対応しているのか、生々しい現場の話を伺うことで、思ってもみないようなヒントを得ることができます。
ただ、実際にインタビューのアポイントを取るのは簡単ではありませんよね。特にサービス立ち上げ当初は、業界のつながりもまだまだ少なく、対象となるユーザーと出会うこともできていなかったりします。
そんなとき、対象となるユーザーを知る上で、大きな学びになるコンテンツがあります。それはズバリ!競合サービスのウェブサイトにある導入事例です( ^ ^; ) ・・・生々しい記事になりそうですが、続けます 笑
競合サービスの導入事例は学びがいっぱい
どんなサービスにも競合サービスはありますよね。私たち「からだケア」でいうと、治療院・サロン向けの予約システムです。競合サービスのウェブサイトには、きっと導入事例インタビューのようなコンテンツがあると思うのです。これを読まない手はありません!
そのインタビューの中にはおそらく、
・どんな課題を持っていたか?
・その課題をどうやって克服したのか?
・(競合サービスには)どんな魅力があるのか?
・(競合サービスを)選択した決め手
このような情報が掲載されているはずです。なぜなら導入事例インタビューは、対象ユーザーに向けて発信しているからです。これらの情報を整理していくことで、ユーザーのことを深く知ることができます。
インタビュー内容を整理
たとえば、
インタビュー内容
予約情報や顧客情報はお店にとって財産ですが、手書きの紙だと必要なときに情報を取り出せませんでした。せっかく見つけても、人によっては、文字にくせがあって、うまく読めなかったんです(笑)これじゃ意味がないと思って予約システムを導入しました。・・・・
課題
必要なときに必要な情報が取り出せなかった
解決した機能
電話番号で検索できる顧客管理機能
とか
インタビュー内容2
朝礼では、各スタッフに今日の予約リストを渡して、それをみながら情報共有しています。システムを導入すると、みんなでパソコンをみながら、予約確認するのかなと少し不安でした。でも、○○(←競合サービス)は、プリントアウトできると知って「おっわかっているね」って思いましたね・・・
課題2
朝礼で各スタッフに紙の予約リストを渡すが、システム導入するとどうなるか不安だった
解決した機能2
予約一覧をプリントアウトできる機能
こんな風に整理していきました。すると、少しずつユーザー像が浮かび上がってきます。さらに「もし自社サービスだったら、その課題は解決できるのか?」と自問することで、足りていない部分がわかってきます。
また、複数のインタビューを読んでいくと、お店ごとに固有の課題がある一方で、各店舗に共通している課題もみえてきます。もちろん導入事例の中で語られている、編集された内容だとは思いますが、それでも現場の声に限りなく近い内容を聞くことができます。
冒頭にも書きましたが、特に立ち上げ当初は業界内の知り合いも少なく、インタビューしたくても、できない場合もあるかと思います。私たちもそうでした。ユーザーのことをもっと深く知りたいのに、その機会がなかなかもてない。そんなとき、出会いました、導入事例に(笑)・・・とても勉強になりますよ!
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