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予約優先と完全予約制のメリット・デメリット

待合室の混雑回避や待ち時間の削減のため、予約優先・完全予約制を採用する治療院やサロンが増えていますね。

この記事では、予約優先と完全予約制はどのような予約方法なのか、メリット・デメリットとあわせて紹介します!

予約優先について

予約優先は予約なしでもサービスを受けられますが、あくまで予約したお客様を優先することです。

このような方針は一緒でも、仕組みはお店によって多少異なります。

  • 前日までに予約を受け付ける。予約していないお客様はご来店順となり、予約の合間にサービスを提供する。

  • 当日も含め予約を受け付ける。予約ありと予約なしのお客様が重複した場合、予約ありのお客様に先にサービスを提供する。

完全予約制について

完全予約制は、予約したお客様のみにサービスを提供する仕組みです。予約なしの場合は、受け付けないことになります。

ただし、当日の予約も受け付けるかどうかで、特徴がでますね。

  • 当日の予約受付なし。前日までの完全予約制

  • 当日の予約受付ありの完全予約制。

予約優先のメリット

それでは予約優先のメリットをみていきましょう。

1.スムーズな案内

予約したお客様に、スムーズな案内が可能になります。お客様自身も、時間が把握しやすい分、前後に別の予定を入れやすくなります。

2.予約なしにも対応

あくまで予約”優先”のため、予約なしの飛び込みお客様にも対応できます。急患だけでなく、「今日行きたいと思い立った」等、当日の発生した急な需要にも対応できます。

3.新規のお客様にも対応

「予約する」という行為はそれなりに負荷がかかります。あくまで予約”優先”とすることで、お店の前を通りかかったお客様や、検索して偶然発見したお客様などにも、予約なしで来店していただきやすくなります。

予約優先のデメリット


デメリットもみていきましょう。

1.お客様の待ち時間が長くなる

予約したお客様が優先されるため、予約なしのお客様は待ち時間が長くなるおそれがあります。

また、事前予約の合間に「予約なし」のお客様の対応をする場合、状況によっては、予約したお客様を予約時間通りに案内できなくなる可能性があります。

2.予約なしが受付できない状況

予約でいっぱいの日は、予約優先にも関わらず、予約なしのお客様を受け付けできない状況になるかもしれません。状況に応じたアナウンスが必要になります。

完全予約制のメリット

次に、完全予約制よのメリットをみていきましょう。

1.さらにスムーズな案内

完全予約制の場合、予約したお客様だけが来店しますので、予約優先のようにケースバイケースというわけではなく、さらにスムーズな案内ができます。

2.計画的に行動できる

事前に来店するお客様がわかるため、一人ひとりのお客様に集中できます。あわせて来店時間が把握できることで、時間に余裕が生まれ、事務作業や清掃など、計画的に行動することができます。

複業や時短勤務にも柔軟な差異対応でき、また、自宅サロンの予約制度としても活用できます。

完全予約制のデメリット

完全予約制のデメリットです。

1.利用のハードルが高い

予約を前日までにするか、当日も受け付けるかにもよりますが、いずれにせよ「予約」が必須のため、利用するハードルは高くなります。特に前日までの予約が必須の場合、当日の需要には対応できません。

2.”空き時間”が発生する可能性

メリットの裏返しですが、予約が入っていない場合、お客様の来店の可能性がないため、空き時間が発生します。この空き時間を活用することでメリットにもなりえますが、何もしない文字通り”空き時間”にもなってしまう場合もあります。

まとめ

待合室の混雑回避や、待ち時間の削減に予約の仕組みは効果的です。

予約ありと予約なしを両方受け付ける予約優先の仕組みは、両方を取り入れる分、メリットが享受できない状況も発生します。

一方、完全予約制は、予約するメリットを大きく受け取れる分、デメリットも受け入れる必要が出てきます。

一概にどちらが良いとは言い切れない仕組みですが、それぞれのメリット・デメリットを把握して、お客様と貴店にとって、より良い仕組み作りに活用してくださいね!

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