旅行における"セレンディピティ：偶然の出会い"について

こんばんは。今週もお疲れさまでした。日曜日からアジア2か国を回って、昨日の夜に無事帰宅しました。今日は疲れと寒さで、ほとんど家に引きこもっておりました。

それはさておき、せっかくなので忘れないうちに、今回の旅での「セレンディピティ」について記したいと思います。「セレンディピティ」とは、偶然にも幸運な発見をすることを意味します。この言葉は、予期せぬ出来事が幸運につながることを示しています。

旅行におけるセレンディピティとは、予期せずに素晴らしい体験や発見をすることです。これは、計画外の出来事や偶然の出会いが旅のハイライトになることを意味しています。

火曜日の夕方、2か国目に向かうため空港に行きましたが、出発時間よりもかなり早く到着したため、カフェでPCを使って仕事をしながら軽食を取っていました。そのとき、スマートフォンの充電用コンセントを探している人(30前後の男性)がいたので、こちらから声を掛けてコンセントを1つ譲りました。すると、彼はスマートフォンのSIMカードの設定が分かるか、私がPCで使っている言語は何か、どのくらいここにいるのかと矢継ぎ早に質問してきました。雰囲気からほぼ間違いなくインド人だと思っていましたが、尋ねてみるとやはりインド人でした。結局彼のスマートフォンのSIMカード設定はできず、私のモバイルデータ通信を共有してほしいと言われました。彼が悪い人ではなさそうだったので、共有することにしました。その後、彼はさらに話しかけてきました。私はいくつか重要なメールを書いていたので、「ちょっと待って」と伝えると、彼はきちんと待ってくれました。その代わり、データ通信出来るようになった自分のスマホで友人とテレビ電話していました。帰り際には、彼は丁寧に私にお礼を述べ、お互いに「Have a nice trip!」と言って別れました。

話を終えた後、彼との会話を反芻して、自分が30歳前後の時だと、ここまで見知らぬ外国人に自分の要望を伝えられない(そのような習慣もなかった)なと感心しました。結局、その空港で約5時間待ちましたが、彼との会話で気分が良くなり、待ち時間の長さを忘れていました。これも旅行におけるセレンディピティの一例かなと思いました。

旅行では計画外の出来事や偶然の出会いが旅の最高のハイライトになることがあります。例えば、予定になかった場所を訪れた結果、美しい景色に出会ったり、地元の人との思わぬ交流が深い文化的理解につながることがあります。旅行でのセレンディピティは、計画に固執せず、柔軟性を持ち、未知の経験をためらわずに受け入れることから生じることが多いように思います。そして、このような体験は、人生においてユニークな思い出や新たな視点をもたらすことが多いです。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
皆さんの次の旅にセレンディピティがありますように。

(追伸)
表紙の写真は北海道の室蘭にある地球岬で撮影したものです。
この灯台のある場所に行くと180°以上の広角で海の景色が見え、丸い地球が感じられます。チャンスがある方は行ってみられることをお勧めします。