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カピバラの呼び方「ペケーニョカストール」⁉︎ アルゼンチン

中南米各国でのカピバラの名前、呼び方について連載して来ましたが最も直近のびっくりな呼ばれ方は

アルゼンチンのテマエケン動物園で聞いた呼び方でした。

そもそもアルゼンチンではカピバラの事を

Carpincho 「カルピンチョ」と呼びます。
そのため動物園のカピバラの説明看板にもしっかり“Carpincho”

Carpincho

アルゼンチンの現地人と話しをする時も
「カピバラ」と僕が会話の中で言ってもアルゼンチンの人は
Carpincho 「カルピンチョ」と自然に会話の中で呼んでいます。
おしゃれですよ!笑

おー!アルゼンチンは今まで訪問した国々と違うぞ。
なんて思いながらいたら、、、

アルゼンチン国内で最も有名な動物園「テマイケン」に訪問した時の出来事です。

テマイケン動物園

有名な動物園だけあってたくさんのお客さんが来園します。
日本語でWeb検索してもアルゼンチンのおすすめの観光地として紹介されていますね。

僕がカピバラ展示場所の前で観察、撮影をしていると
とあるファミリーがやって来ました。

5〜10才くらいのお子さんとマミータの家族連れがやってきてその時にちょうどカピバラもサービスしてくれたんです。

カピバラがプールの中に入ってくれてスイスイ泳いでくれたんです。
アクリル越しに直立もしてくれて!

子どもたちはそんなカピバラの動き回る姿に大興奮でした。

そこで、子どもたちは
「ペケーニョカストーール」「ペケーニョカストーール」
そんなふうにカピバラを指を刺して呼んでいるんですね。

僕はなんだそれ?
「ペケーニョカストール」?
と思ったんです。

スペイン語でペケーニョ(Pequeño)とは小さい、子どもという意味です。
しかし、このカピバラは見ての通りベビーカピバラではなく、子どもたちの身長よりも大きいです。

そしてカストール(Castor)とは齧歯類のビーバーって意味なんですね。

そうなんです。子どもたちは「小さいビーバー」「小さいビーバー」

と言っていたんです。
ですがやっぱり「小さい」というのが理解できない。
グランデカストール」大きなビーバー
って呼んでいるなら腑に落ちるんですけどね。笑

あまりにもずーっと呼び続けていたため
「なんでペケーニョカストールなの」?
って同伴していたお母さんにお聞きしました。

するとなーんだ!って回答がもらえました。
マミータの話によると、今アルゼンチンで放送されている動物のテレビ番組で
探検家のおじさんとその相棒の動物であるビーバーが登場するとの事で

そのビーバーの名前が「ペケーニョカストール」なんだとか!笑

つまり、オチとしては、、、
子どもたちの見ているテレビ番組の似ている動物の名前を連呼していただけだったようなんですね。子どもあるあるですね!たくさん呼びたいブームが来ていた!笑

これが現地民とコミニュケーションしてみないと分からない。
クスッと笑えるリアルなカルピンチョ情報ですね。

間違えないでよかった!
アルゼンチンでのオフィシャルな呼ばれ方が「カルピンチョ」だけじゃなくて「ペケーニョカストール」もあるよ。
って日本に紹介してしまう所でした!笑


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