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カピバラと泊まれるホテル・伊豆リゾートヴィラ

昨年の秋(2023年9月2日)にオープンした伊豆リゾートヴィラ。伊豆アニマルキングダムに向かう坂を登り続ける途中の左側にテニスコートが見えるホテルがあるのを薄っすら記憶にある方もしれませんが、その一部をリニューアルしてカピバラと泊まれるホテル「アニマルヴィラ」が誕生しました。経営は直ぐ近くのアニマルキングダムと一緒の会社です。

私も気になっていたものの、秋の個展の準備で訪ねるのが後回しになってしまい、個展会場に来場して頂いた複数のカピバラファンの方々より「早く行った方が良いですよ」「カピバラが好きなら楽園です」と高評価のお話を沢山お聞きしていたので、何時かはと思っていたのですが、やっと訪ねる事が出来ました。ズバリ!感想から申しますと「最高 ♪」でした。

27頭ですから・・・集まると凄い迫力です。
部屋から見えるカピバラ達の庭、この写真は朝8時。

ざっくりと簡単にどんな所か説明しますと・・・最大6人まで宿泊できるメゾネットタイプの部屋が3部屋がつながって並んでいるコテージの様な建物です。部屋と部屋の間には、外から出入り自由な約2畳程のカピバラ専用の部屋があり夜になるとカピバラ達の寝場所として集合し寝ている姿を硝子の大きな窓より宿泊している部屋から私達は観察する事が出来ます。そのカピバラ専用部屋には干し草が敷き詰められておりカピバラにとってはベット兼オヤツの役割をしており、更に天井には各部屋エアコンが完備されております。夜中までカピバラ達の行動を観察しておりましたが、寝たり・食べたり・外に出て水を飲んだりの繰り返し、時には部屋を変えたりと爆睡という感じではない様に見えました。

奥の白い建物が宿泊施設

さて、宿泊する部屋はオフィシャルホームページの施設紹介を見て頂くと一目瞭然なのですが、駐車場(道路)側からE-1.2.3と部屋番号が付いており、両サイドのE-1.3は、左右対称の部屋の作りで1階に4ベット2階に2ベットとなっており、中央のE-2は左右の部屋より大きく1階に2ベット2階に4ベットという構成で、1階にはミニキッチン・トイレ・シャワールームがあり持ち込みでお料理なども可能です。図面で見ると部屋が小さく見えますが庭に面しているソファーが置いてあるリビングは約15畳(E-2は20畳)と大きく全体から考えると普通のホテルであれば相当のランクの部屋に値すると思います。アメニティやお皿・コップ・調理器具・ポット・冷蔵庫・お箸なども充実、普通に過ごすには足りないものが無いぐらいです。(大浴場・サウナ付きが受付のある建物にあり無料で入れます)

広々リビング、巨大な壁掛けテレビ。
ミニキッチン・電子レンジや電子調理器具、ケトルもある
リビング奥のベット、ベットルームはオープン(二階に更に2ベットあり)

そのお部屋のリビングの大きな窓を開け1歩出ると奥行き2mぐらいのテラスがあり、その場所にもカピバラ達がウロウロしているので外に出る時は部屋に入れない様に要注意が必要です。テラスから5段の階段を降りると巨大なお庭(放飼場)。テニスコートを改造したと思われコート面積の約1.3倍の大きさぐらい、目測だけど25m×13mぐらいでしょうか。その中央に浅い小川と深さ約60cm池があり、その他は平らで少し粘りのある砂土で構成されています。この庭は建物を含めぐるり一周フェンスで囲われています。

カピバラのオヤツ、結構なボリュームです。
左側の壁にある丸窓がカピバラ部屋を覗ける。直径1mはある大きな窓です。
夜中も自分の部屋からカピバラの部屋が観察出来る、自分の寝るタイミングが分からない。

その放飼場に現在27頭のカピバラが生活しておりフルアダルトからティッシュペーパーの箱ぐらいの小さなカピバラ達まで多種多彩。かなり人に慣れており近くによると餌をください、撫でてくださいと擦り寄って来る感じが、カピバラの人気者になった気分にさせてくれます。もちろん触れ合いも可能ですし、餌もチェックインの際に大きめのタンブラーにぎゅうぎゅうに押し込められた人参スティックを一人一つ貰えますので、たっぷり楽しめます。それでも足りない方はホテルフロントにて別途追加で500円で個数制限がありますが購入する事が可能です。

そして、この施設の最大の特徴は、このアニマルビラ3部屋内に宿泊している御客様のみカピバラのいるお庭(放飼場)に入れないこと。リゾートビラ内には普通のホテルとしての部屋やテニスコート付の部屋など様々、沢山のお客様が滞在しているのですが、カピバラに触れるのは3部屋の人のみ。極端に言えば、その日にあなた一人しか宿泊してないとすれば、滞在中独り占めという事になる訳です。

夜に訪ねて来てくれました、その後、隣接するカピバラの部屋に移動して行きました。

ちょっと気になる料金。少数宿泊施設なので行くまでは若干お値段が高い感じを受けたのですが、部屋の大きさ、庭の大きさ、何よりカピバラ達を満喫できる訳ですからカピバラ喫茶に一日滞在したと考えたら打倒、お風呂・駐車料金込、餌500円分付き・・・となると、考え方によっては安いかもしれません。少し注意が必要なのは料金のカウントが1部屋単位の計算ではないところ。よくコテージなどを借りた場合1人でも6人でも5万円なんてパターンがありますが、ここは違います。今ネットを見ながら書いていますが、日によって金額が違うようですが、例えば4月1日に1部屋に1人で宿泊すると48,000円。2人でも48000円(@24000円)、3人だと66000円、4人だと80000円と人数が増えると一人単位では少しずつ安くなる計算方法です。バイキング形式の食事付だと3,000円高くなります。(一人の場合は6,000円)。

夕飯のバイキング、チョコレートフォンデュやドリンクバーもありました。

チェックインは15時よりチェックアウトは翌10時、テラスに出るのは何時でも構わないそうですが、庭に降りるのは19時から翌8時までは降りられません。お庭が共通な為に隣の部屋が覗けるために、この時間帯はウロウロしてはいけない事と、何よりカピバラに休憩時間・お客様がいない時間を作るのが目的だそうです・・・納得。ただ現実には19時は真っ暗でこの時期は寒かったのでカピバラ達は庭にはほとんどおらず、部屋に隣接するカピバラ部屋で寝たりご飯食べたりと私達が滞在している部屋から見える場所にいる事が多く、特に見えないという時間はありませんでした。

仔カピバラでも、べた慣れです。

今回は概要説明でした、続く。

伊豆リゾートヴィラ・アニマルヴィラ
https://izu-resort-villa.jp/animalvilla/