見出し画像

カピバラの休憩ゾーン誕生!神戸どうぶつ王国

施設が出来たりイベントが追加されたり新しいお土産が発売になったりと行く度に何かが違う動物園。カピバラメインを中心に全国の動物園を巡っていますが、この動物園は特に隅から隅まで観察してまわります。だから何時も撮影する時間が足りないのです。

さて、今回も大きな話題というか施設がオープン!とは言え7月下旬にオープンした「オッターサンクチュアリ」コツメカワウソ生態園。テニスコートぐらいある大きさの展示場、ど真ん中に大きな池と島状の陸地、その周りをお客様が歩いて観察する、おそらくカワウソでは国内最大級で自然に近い施設、驚きました。カワウソが生き生きと泳いだり走ったり時には爆睡したりと見ていて飽きません。ちなみに隣接するバイキングレストランからも観察可能で、ぜひ行かれた際は硝子側の席を確保すると展示場の裏側から見ている感じで面白いのでおススメです。

オッターサンクチュアリ
コツメカワウソ達
お客様は池の上にある橋を歩きます

お目当てのカピバラ、こちらも大きな変更がありました。以前訪ねた時も餌の販売ワゴンの後ろのスペースはお客様を入れないゾーンを確保していたのですが、今回訪ねると更に大きくなり池端から砂場を経由して飼育小屋まで一直線に木の柵で区切ってあり、その後ろはお客様が入れない場所となっていました。つまりカピバラが餌が欲しい時や撫でて欲しい時や遊びたい時は、木の柵をくぐって放飼場に出てきますが、逆に寝たかったり疲れた時はお客様が入れないゾーンに入り休憩している訳です。とはいえ、ほぼ一日観察していると、6頭いる内の数頭は必ずお客様側にいるので、今まで通りに餌あげ&ふれあい体験したい方には十分に楽しめます。

このカピバラ休憩スペース、他の園館でも面積は違いがあれどセーフティースペースと呼ばれておりカピバラが疲れたりお客様からストレスを感じた時に逃げ込む場所としてよく観察すると多くの園館であります。例えば池の大きな長崎バイオパークは池の中と島、伊豆シャボテン動物公園では小屋の横の土の部分など人間侵入禁止区域があります。昨今テレビやネットの影響を受けて多くのお客様がカピバラは大人しい動物というイメージが付きすぎて何をしても大丈夫、なんなら子供の動物ふれあいデビューに最適な動物など勘違いされている方も多いとか。

写真左側にはお客様が入れないゾーンを確保。
砂場の淵に何時間もベンチ状態、死角で持ち込み餌をあげる行為も解消とか。

数か月前、動物園でカピバラが子供を噛むという事件が報道でありました。カピバラは自然界では食べられる側の弱い立場の動物です。敵が襲ってきた際は、基本逃げるしか防衛策がありませんが最後の武器が「齧る」なのです。人間だって普段は大人しく噛むことはありませんが、襲われたり自分を守る時に相手を噛む事があるでしょう。そんな事が起きない様に、カピバラのストレスを最小限にしたり、またカピバラが落ち着かない時はいったん休憩ゾーンで飼育係さんが餌を食べさせて落ち着かせたりと大変重要な場所なのです。今回この場所のお陰で、以前よりカピバラ達の自然なゆったりした雰囲気や顔が見ることが出来ました。この区切る方法、ふれあいも可能であり自然な雰囲気も観察できる展示方法は、とっても個人的には好きです。

ロッカー全体の扉の開閉は1回のみのタイプになりました。

最後に、遠方から訪ねる方の味方コインロッカー。開閉方法が変わりました。一回料金を払えば一日何回も扉を開閉出来のですが、その扉が以前は全面開放できたのですが、その一部に小窓が付いているタイプに変更となり大きな物は出せなくなりました。ちなみにロッカー1つのサイズも駅側は大きさサイズも変わらずありますが駐車場側は一定の平均的な大きさのみになりましたので御注意くださいね。

神戸どうぶつ王国 https://www.kobe-oukoku.com/