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無料は羨ましい過ぎる!飯田市動物園

以前から行ってみたい動物園の一つだったのですが東京からのアクセスが難しく大阪に行く際に少し遠回りして中央高速道路を使って立ち寄りました。

動物園に隣接している格安な駐車場(入庫から2時間無料、その後30分につき100円)に車を置いて、約100m先の入場ゲートに向かって歩き出したらビックリする看板が!「動物園を貸し切れます」と書いてあるよ。内容を熟読すると休園日の昼間1時間8000円、開園日の閉園後から21時までの間の1時間を12,000円で貸し切れるという案内、用途は自由で300人まで可能とのこと。動物園を貸切れるなんて夢の様な話で、動物好きだったら夢にまで出る話だと思いますが、意外とリーズナブルで驚き。何時かは貸切ってみたいなぁと思っております。

その看板からゲートに向かうとビックリ2連発!入園料金が「無料」。駐車場といい入園料といい、飯田市の方は羨ましく思えたりします。

動物園を独り占めも可能。
飼育係さんの1日のお仕事が解説されています。
カッコいい!流石に乗りませんでした。

さて、無料動物園と聞くと、こじんまりとした小さなお子さん達がふれあい体験する場所?と思う方が多いと思いますが、いやいや・・・ヒヒやテナガザル、ムササビ・ペンギン・アライグマ、猿山やコンドルやフラミンゴ、ニホンカモシカやビーバーまで様々な動物が鑑賞できます。園内の動物ケージ前や飼育小屋、管理棟の壁などに手作りの解説看板が各所に貼られて興味深く鑑賞出来、なんともワクワクする雰囲気で楽しい動物園です。ホームページを見ると色々な動物に関するイベントも開催している様なので確認してから訪ねるのもありでしょう。園内の端には豆機関車やお子様が喜びそうな乗り物コーナーなどもあり近所なら絶対来るよなぁと思っていました。午前中はお客様が少なま静かな園内でしたが、午後になりお年寄りご夫婦や近所なのか小学生のグループ、制服を着た中学生が帰宅途中に立ち寄った感じで友達と学校の話しをしながらペンギンを眺めていた光景は、なんとも羨ましい雰囲気でした。

大きな猿山も。
ビーバーも元気いっぱい。

さて、お目当てのカピバラは以前はバードケージとして使っていたであろう形状の施設。私の感想では園内で一番立派な展示場です。目測ですが幅15m、奥行き8m、高さ6mの大きな施設で天井や側面部分の反面は金網で風が通り抜け可能、放飼場の地面は土で覆われ大きな木が8本、2畳程度の小屋と約6×3mの池があり、清潔で自然観溢れる施設です。この展示場の横には飼育部屋も完備されており張り紙によると16:30になるとカピバラ達は収容されるようです。また見学者と放飼場との間は高さ70cmの柵で仕切られていて、その部分には屋根があるので雨でも安心、大きなベンチが2個設置してありゆっくりと観察する事が出来ます。カピバラとはふれあい禁止、餌あげは1カップ100円のペレットを展示場の入り口でセルフで購入し、パイプの中に入れると放飼場側にある餌台に転がる仕組みです。

カピバランドという名称です。
無人餌販売、紙コップはリサイクルするので戻す事。
大きな放飼場、写真左がお客様ゾーン。
オヤツを来れるお客様が来ましたよ。

カピバラ達は、山梨の万力公園から来園した3頭の兄弟、解説によると「きなこ・オス」「みたらし・オス」「よもぎ・メス」と組み合わせが不思議ですが見ていると一緒にいる時間が長く、私が訪ねた時は展示場の奥でのんびりと寝ていましたが、セルフの餌を飼うために扉を開けたら、その音に反応してか、仲良くゾロゾロと手前の通路近くまでやって来てくれました。メスが若干体格が小さいけれど他の2頭は細身のアダルト体型で顔がしゅっとしていて愛嬌がありました。

ちなみに、滞在中にお腹が減ったのでGoogle調べて近くのお蕎麦屋さん三河家さんで昼食。暑い日で食欲がなし気分だったんだけど、目の前にお盆が出てきたら食欲復活!美味しかったなぁ、また行こう。動物園が無料なので出入り自由の特権ですね。

美味しかったお蕎麦


飯田市動物園
https://iidazoo.jp/

2023.6.23訪問