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19.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-前編》

なんかいい言葉ですよね、好転反応って。良くなる兆候を指すのですが、この兆候は様々な症状でであって、定まった反応を指すものではありません。

先ず軽い病気のことを考えてみましょう。例えばふつーの風邪。喉がイガイガして、鼻水がブーブー出て、咳がでて、時には痰が絡んで外へ飛び出る。胃が痛くなったり、下痢をしたり。発熱でヒイヒイしたり。これら全ては生命体としての体が病原体ウイルスを駆逐するために行っている好転反応です。医学では症状と呼ばれ忌み嫌われ薬で抑え込もうとします。何処までは良いことなのか、、、

我々人体は必要なことしかしません。人類500万年の歴史の中で病原体との飽くなき戦いの中で獲得してきた排出撲滅システムの数々。この感染症で必要なことは免疫力に可能な限りのエネルギーを全集中させることです。それ以外の事はしないで欲しい、だから免疫力を削ぐようなことはするねよな!という願いを込めて症状を使って人の動きを止めにくる、それが全身倦怠です。

全身倦怠は怠くて動けない訳ですが、体の指示としては「動いてんじゃねーよ」です。筋肉使って心拍上げて余計なエネルギーを使うなよと。そのエネルギーは全部免疫に回してくれ、だから動くなという指令です。なのに、なぜ出勤して仕事をする。なぜ通学やバイトをする。なぜ全身倦怠の指示にしたがい横になっていないのだ!と体は思うわけです。

食欲が無いのは消化に対する莫大なエネルギーを回したくないから「喰ってんじゃねーよ」という指令です。特に蛋白質の分解は手間暇と時間がかかります。TVでの表現で「栄養つけなさい」という場面がよく見られますが、普通食を食べてよいということではありません。消化のなるべく必要のない養生食を指しています。基本は炭水化物は手っ取り早いエネルギー源としていいでしょう。昔からお粥に梅干し、塩昆布=食べやすい水分豊富な炭水化物+クエン酸+ビタミン+ミネラルという理に適った食事ではあります。

免疫に全集中するために余計な事するなと言うこと。例えば毎月20万円の給与があったとして、家賃(家のローン)、光熱費、社会保障費は必ず引かれます。残りの手取りで生活をしますが、急にお金が必要になった場合は節約を余儀なくされるでしょう? エアコンが壊れた! 10万円はかかる! 何を削る? 食費が手っ取り早いですよね。外食や娯楽もやめますよね。それと同じです。免疫に可能な限りエネルギーを回したいから余計な出費を体でしないでくれ! 使える財産を全て免疫にくれ! と。

故に、体が出す指示を素直に従うことで基本的には間違いが無い。もちろん、医学的な注意点はございますので素人判断は禁物ですし、ネット情報も嘘は多いし、聞いていると間違えて解釈している人も多い。その為の医者だったりもしますけれど、私のように考えている医者は殆どいないです。まあ、AIが発達したらスマホで症状と程度を入力したら簡単な診断名のリストと、受診の必要性の提案と、近所の受診先を表示してくれるようになるでしょう。

それでも自己判断を誤ると時機を逸して悪化させることがあるので、具合が悪いときに医療機関を頼る事は必要だと思います。どうしても話が逸れますな。戻りましょうか、という間に長文になってしまったので2つに分けますわ。

つづく。。。

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