自然派医師 田中佳

バリバリの脳神経外科医から自然派医師へと変貌を遂げまして、身体の仕組みから生命の本質を…

自然派医師 田中佳

バリバリの脳神経外科医から自然派医師へと変貌を遂げまして、身体の仕組みから生命の本質を踏まえたセミナーをお送りしております。ホメオパス(クラシカル)であり、Singing Bowl奏者でもあり、山あり谷ありの経験を踏まえた医療系のカウンセラーでもあります。

最近の記事

25.POMでお悩みの方へ綴る《言霊4》

何かにつけて人は悩みます。POMの診断を受ければ尚更です。1人で抱え込む人もいるし、家族に打ち明ける人もいる。しかし、身近な誰かに言いにくいのもPOMの特徴です。誰かにPOMであることを伝えた場合、どうなるか想像ができるからでしょう。もし自分が友人から打ち明けられたらどうするかを考えれば分かりやすい。かなり戸惑うはずです。告げた相手の顔が容易に想像できてしまうから。ま、言ったご本人があっけらかんとしていたら、大丈夫だったりします。 大丈夫じゃない場合の話、相談に来られた方々

    • 24.POMでお悩みの方へ綴る《言霊3》

      言靈の威力は伝わったでしょうか。今回は不本意にネガディブな言葉を受けてしまった場合にどうするのか、というお話です。 人には人の性格、家庭環境、人生経験、受け取り方は千差万別なので定まった方式がある訳ではありません。でも、たとえ感情が伴わなくても、泣きながらでも、言葉として口に出して「私は大丈夫」と言うだけでも脳は素直に反応して「大丈夫」へシフトするとお伝えしました。これはどなたにでもできることなので汎用性が高いです。 死ぬイメージを突きつけられる病名をPOMと言い換えるだ

      • 23.POMでお悩みの方へ綴る《言霊2》

        前回は人が放つ言葉のエネルギーについて語りました。続きまして、文字の持つエネルギーについても考えてみましょう。紙に書かれた文字が持つエネルギーです。文字そのものの問題なのか、文字に込められた念の問題なのか、その両方かは分かりません。ともかく、これも筋力テストでできるのです。例えば「愛」と「悪」という文字をそれぞれ紙に書きまして、中の文字が見えないように折りたたむか丸めます。 被験者はどちらかを手に持って筋力テストをしますと、力が入ったり、抜けたりするのです。かなりの精度で当

        • 22.がんでお悩みの方へ綴る《言霊1》

          言靈:ことだま 古代では名は体を表し、言葉はそのものの真の姿を表していたといいます。名を汚されることを現代人でも侮辱と捉える方は少なからずいらっしゃるかと。少し前の時代では成長に合わせて名を変えていくことが普通でした。例えば、徳川家康←元康←元信←竹千代、こんな感じです。落語界や歌舞伎界などでも格が上がると名が変わっていきます。同じ名を継ぐ家もあったりします。 襲名:しゅうめい 名がその人を襲う!? 凄い漢字です。襲名披露で会が催されるほどの一大イベントは伝統の重さを感じさ

        25.POMでお悩みの方へ綴る《言霊4》

          21.がん治療でお悩みの方へ綴る《再発》

          再発。嫌な単語です。再発するということは、何らかの治療を行って、検査で病巣が検出されない状態で使われます。ここまで三大療法について色々と書いてきました。現代医療であれ、自然療法であれ、再発するときはするし、転移するときは転移します。ですから、それなりの覚悟というか、受け入れる心が必要になります。その為にも情報が必要ですし、それを咀嚼して血と肉としていく。そして、自分はどう生きていくのかを導き出していくのです。このブログが何かのお役に立つとしたら幸いです。 さて、例えば手術で

          21.がん治療でお悩みの方へ綴る《再発》

          20.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-後編》

          さて、好転反応という表現は現代医療では使いません。自然療法の領域で使われる魔法の言葉です。先のブログで病状が明らかに悪化しているのに好転反応で押し切られた方を複数知っていると書きました。その中には悲惨な状態まで実質的に放置された方もおり、自分の施術を肯定するために好転反応という言葉で押し通したとしか思えませんでした。その言葉に乗せられてしまう理由は、魔法の言葉だからです。その人が信じる分だけ、強く大きく魔法にかかります。 現代医学以外で病気をよくしたいという気持ちが強いほど

          20.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-後編》

          19.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-前編》

          なんかいい言葉ですよね、好転反応って。良くなる兆候を指すのですが、この兆候は様々な症状でであって、定まった反応を指すものではありません。 先ず軽い病気のことを考えてみましょう。例えばふつーの風邪。喉がイガイガして、鼻水がブーブー出て、咳がでて、時には痰が絡んで外へ飛び出る。胃が痛くなったり、下痢をしたり。発熱でヒイヒイしたり。これら全ては生命体としての体が病原体ウイルスを駆逐するために行っている好転反応です。医学では症状と呼ばれ忌み嫌われ薬で抑え込もうとします。何処までは良

          19.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-前編》

          18.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法3》

          自然療法というものは、ご自身の治癒力の発揮が主目的となります。現代医療(三大療法)は大なり小なり、必ず治癒力および生命力は削がれます。両者は方向性が真逆になるため、自然療法と現代医療が相いれることはありません。そして、現代医療の方が圧倒的に力は強いので、自然療法は容易に負けてしまいます。 そしてなにより、自然療法は往々にして悠長です。始めたなら3ヶ月は経過を見ましょう。この期間は治癒力が発揮され、体調や病状、血液データなどが良い方向へ向かっているのかを見極める為に必要な期間

          18.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法3》

          17.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法2》

          自然療法というと身体に優しくて病気を治してくれそうな雰囲気を持っておりますが、どの方法も目的は同じです。自己の持つ治癒力をどこまで引き出せるのか、です。 その前に、現代医学の主治医はどのような場合でも言い訳できて患者さんを非難する術を取りそろえておりますのでお伝えしておきます。*一例に過ぎません 1)三大療法を行い、良い結果が得られた場合。 良くなった事実は全て現代医学がもたらした結果だと思い込み、その人が行った自然療法に焦点を当てる事はしないです。そして、「現代医学は素

          17.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法2》

          16.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法1》

          さて。現代医療(三大療法)ではがんの治癒が不可能である、だから悪である、という短絡思考に自然派は陥りやすいのですが、今まで色々と書き綴ってきました現代医学には役に立つ技術もあることを忘れてはいけません。例え治癒せずとも病巣の安全切除で安心が得られればそれでよし。血液がんも抗がん剤で寛解(正常に近い状態)に近づける技術が発展してきました。放射線(中性子線など)も病巣のみに照射が可能になってきました。遺伝子治療という日本人には抵抗感のある名称後療法も研究開発されてきています。時と

          16.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法1》

          15.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法5》

          化学療法が功を奏して癌も画像診断で消えていることがあります。それはもちろん、悪いことではありません。大切なことは、小さくなったり、見えなくなったとき、自分でどうするのか、です。寛解状態に入った場合も同じです。 三大療法では治癒を望めない。 でも小さくなったり消えたりした。 しかし、このままでは再発の機会は常にある。 死ぬまで再発の恐怖を抱え続けて生きなければならない。 堂々と受け入れられれば楽になりますが、それなりの覚悟は必要です。 生ききって、逝ききる覚悟。 それはまたの

          15.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法5》

          14.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法4》

          従来使われていた五年生存率に加えて、最近では十年生存率を発表するようになってきました。公にしても耐えられる数値になってきた、ということですね。ステージの低い方は手術だけでも生存率が高まってきた為かもしれませんし、それは早期発見早期治療の結果と言えるかもしれません。ともかく、ゆるゆるとでも医学は進歩して結果を残しているようです。 まあ、この数値は目安であり、判断材料の参考にして頂くことは構いません。体に問題が起こりやすいので化学療法の内容がブログで長々と続いております。端的に

          14.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法4》

          13.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法3》

          ・癌細胞の分裂を阻止する話=正常の新陳代謝を阻止=生存を阻止すること 通常の抗がん剤はこの方程式に該当します。がん細胞が分裂する際に鍵をかけるというのかな、1つが2つになるときにその作用を邪魔するのです。どの部分を邪魔するかで薬の種類が変わったりしますが、薬剤添付文書の警告文や、副作用の記述に「免疫低下」や「感染症」の文字があれば、その系統だと分かります。  *薬剤添付文書:「(薬剤名) 添付文書」でPDFファイルを探しましょう がん細胞が100個あったら、分裂しようとして

          13.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法3》

          12.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法2》

          固形癌の基本は、できるだけ低いステージで全摘出を行うことは悪いことではないと考えます。先ず、三大療法の基本は手術。乳癌の場合は化学療法からの手術というガイドラインになっていたりするみたいな感じもしますが、手術による腫瘍摘出はこの世から消し去る最も分かりやすい手法であり、術者も患者さんも、丸ごと取れるのか? 取れないのか? で将来への展望が大きく変わっていきます。 ご自身の対がん免疫力が発揮できなかった故に発がんが起こったという事実を認識し、そこから急反転して対がん免疫を発揮

          12.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法2》

          11.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法》

          読み進んでこられた方に改めて申しますが、これは田中の偏見の塊の文章でもあることをお忘れなきように。参考にはして下さい。鵜呑みにはしないでください。 化学療法とは、いわゆる抗がん剤の話でございます。昔は単純でしたけれど、医学の進歩によると申していいのかもしれませんが、まあ、新しいタイプの薬剤がたくさん出るようになってきました。分子標的剤、免疫賦活剤とか。 それでもですね、プロローグでお話ししたと思いますが、医学会において「治癒率」は現存していないという事実は変わっておりませ

          11.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法》

          10.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法プロローグ》

          日本の三大療法の中でも化学療法は言いたいことがたくさんありまして、しばらく続きます。なぜかというと、三大療法の中で最もややこしく、最もヤバいからです。ヤバイ意味は生死を賭けた問題なので、しつこく書きます。しつこく書いても伝えきれません。 多くの方は「夢の新薬」を期待しています。それは当然で、三大療法ではいかんともし難いので新薬を夢見ます。過去を振り返りますと、どんなに新薬が登場しても根本治癒に至る薬剤は存在していません。 病気の方の夢を打ち砕く文章になってしまうかもしれな

          10.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法プロローグ》