自然派医師 田中佳

バリバリの脳神経外科医から自然派医師へと変貌を遂げまして、身体の仕組みから生命の本質を踏まえたセミナーをお送りしております。ホメオパス(クラシカル)であり、Singing Bowl奏者でもあり、山あり谷ありの経験を踏まえた医療系のカウンセラーでもあります。

自然派医師 田中佳

バリバリの脳神経外科医から自然派医師へと変貌を遂げまして、身体の仕組みから生命の本質を踏まえたセミナーをお送りしております。ホメオパス(クラシカル)であり、Singing Bowl奏者でもあり、山あり谷ありの経験を踏まえた医療系のカウンセラーでもあります。

最近の記事

30.気づくための方法論 《最終回》

幸せの青い鳥は家の扉を開ければそこにいる。いつでも、誰でも、気づきの扉を開くことはできる、というお話をしました。言うは易く行うは難し、のように感じている方は、単に手品を不思議がっている方と同じ状態です。分かってしまえば「なーんだ」です。ある時、ふとしたことで突然気づいてしまうことはございます。ただ、ボーッとしていては気づくチャンスは早々に訪れませんので、気づく努力としての「健全なもがき」はした方が良いとも言いました。 難病やPOMになって、ああそうか、そりゃあしかたないよね

    • 29.気づきの効果

      前回は色々な人が色々なきっかけで生きる意味に気づいたお話を書きました。自分なんかには気づけない、ということはなく、どなたでも、いつでも気づけます。手品を見ているときは「どうなっているの?」と頭の中は混乱しますが、種を知ったときは「なあんだ、そうか」となります。気づきってこういう感覚です。まあ、船旅で遊んでいたら末期POMが治癒してしまった方は開き直りという無意識の気づきでした。でも、大病をどうにかした方の多くは、もがいた末に気づきへ辿り着いています。 もがきたいか?と問われ

      • 28.POMを乗り越えた人々とは《後半》

        3歩進んで2歩下がるような話しっぷりですが、ゆるゆる理解を深めましょう。 (POM=Cancerを可愛くした呼称) POMになったことで人生が一変しますでしょう。仕事に穴を開ける。会社に迷惑をかける。家族に心配やら迷惑をかける。経済的負担を強いられる。いつ社会復帰できるか分からない。戻っても前と同じパフォーマンスを発揮できるかわからない。もし死んでしまったら残された者はちゃんと生きていけるのだろうか。きっと多くの方は不安と恐怖に覆い尽くされてしまうことでしょう。 誰もがそ

        • 27.POMを乗り越えた人々とは《前半》

          どんなに頑張ってもPOM(=Cancerの呼び名を可愛く)で亡くなる方はいますし、治癒させる方もいますし、共存し続ける方もいます。何がその違いを生み出すのか、それは明確ではありません。個々の生命力、治癒力、生き様、思考と思想などが複雑に絡み合うものですから。 今まで色々と綴って参りましたが、治癒と無縁とはいえ、現代医学が無意味な手段ではありません。また、自然療法さえすれば安全に治癒するというものでもありません。幸せの青い鳥[治す為の方法論]を探す旅に出ては様々な方法論に翻弄

          26.POMの存在意義とは何か

          病気に存在意義なんかあるのだろうか? 無理矢理、意義をはめ込んでいるのだろうか? とはいえ、人は理由があった方が納得しやすいものです。真実であろうとなかろうと、人は納得すると満足します。ということで、あなたが思う真実で問題はないので、ここでは私が思う真実を語ります。 (POM=Cancerの呼び名を可愛く) 普通に考えてみまして、ふつうにね、ふつー。POM細胞は元々自分自身の細胞です。元自分の細胞が生命体全体の死をもたらす影響を持つ。明確なPOM化の理由は不明ではありますが

          26.POMの存在意義とは何か

          25.POMでお悩みの方へ綴る《言霊4》

          何かにつけて人は悩みます。POM(=Cancerの呼び名を可愛く)の診断を受ければ尚更です。1人で抱え込む人もいるし、家族に打ち明ける人もいる。しかし、身近な誰かに言いにくいのもPOMの特徴です。誰かにPOMであることを伝えた場合、どうなるか想像ができるからでしょう。もし自分が友人から打ち明けられたらどうするかを考えれば分かりやすい。かなり戸惑うはずです。告げた相手の顔が容易に想像できてしまうから。ま、言ったご本人があっけらかんとしていたら、大丈夫だったりします。 大丈夫じ

          25.POMでお悩みの方へ綴る《言霊4》

          24.POMでお悩みの方へ綴る《言霊3》

          言靈の威力は伝わったでしょうか。今回は不本意にネガディブな言葉を受けてしまった場合にどうするのか、というお話です。(POM=Cancerの呼び名を可愛く) 人には人の性格、家庭環境、人生経験、受け取り方は千差万別なので定まった方式がある訳ではありません。でも、たとえ感情が伴わなくても、泣きながらでも、言葉として口に出して「私は大丈夫」と言うだけでも脳は素直に反応して「大丈夫」へシフトするとお伝えしました。これはどなたにでもできることなので汎用性が高いです。 死ぬイメージを

          24.POMでお悩みの方へ綴る《言霊3》

          23.POMでお悩みの方へ綴る《言霊2》

          (POM=Cancerの呼び名を可愛く) 前回は人が放つ言葉のエネルギーについて語りました。続きまして、文字の持つエネルギーについても考えてみましょう。紙に書かれた文字が持つエネルギーです。文字そのものの問題なのか、文字に込められた念の問題なのか、その両方かは分かりません。ともかく、これも筋力テストでできるのです。例えば「愛」と「悪」という文字をそれぞれ紙に書きまして、中の文字が見えないように折りたたむか丸めます。 被験者はどちらかを手に持って筋力テストをしますと、力が入っ

          23.POMでお悩みの方へ綴る《言霊2》

          22.がんでお悩みの方へ綴る《言霊1》

          言靈:ことだま 古代では名は体を表し、言葉はそのものの真の姿を表していたといいます。名を汚されることを現代人でも侮辱と捉える方は少なからずいらっしゃるかと。少し前の時代では成長に合わせて名を変えていくことが普通でした。例えば、徳川家康←元康←元信←竹千代、こんな感じです。落語界や歌舞伎界などでも格が上がると名が変わっていきます。同じ名を継ぐ家もあったりします。 襲名:しゅうめい 名がその人を襲う!? 凄い漢字です。襲名披露で会が催されるほどの一大イベントは伝統の重さを感じさ

          22.がんでお悩みの方へ綴る《言霊1》

          21.がん治療でお悩みの方へ綴る《再発》

          再発。嫌な単語です。再発するということは、何らかの治療を行って、検査で病巣が検出されない状態で使われます。ここまで三大療法について色々と書いてきました。現代医療であれ、自然療法であれ、再発するときはするし、転移するときは転移します。ですから、それなりの覚悟というか、受け入れる心が必要になります。その為にも情報が必要ですし、それを咀嚼して血と肉としていく。そして、自分はどう生きていくのかを導き出していくのです。このブログが何かのお役に立つとしたら幸いです。 さて、例えば手術で

          21.がん治療でお悩みの方へ綴る《再発》

          20.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-後編》

          さて、好転反応という表現は現代医療では使いません。自然療法の領域で使われる魔法の言葉です。先のブログで病状が明らかに悪化しているのに好転反応で押し切られた方を複数知っていると書きました。その中には悲惨な状態まで実質的に放置された方もおり、自分の施術を肯定するために好転反応という言葉で押し通したとしか思えませんでした。その言葉に乗せられてしまう理由は、魔法の言葉だからです。その人が信じる分だけ、強く大きく魔法にかかります。 現代医学以外で病気をよくしたいという気持ちが強いほど

          20.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-後編》

          19.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-前編》

          なんかいい言葉ですよね、好転反応って。良くなる兆候を指すのですが、この兆候は様々な症状でであって、定まった反応を指すものではありません。 先ず軽い病気のことを考えてみましょう。例えばふつーの風邪。喉がイガイガして、鼻水がブーブー出て、咳がでて、時には痰が絡んで外へ飛び出る。胃が痛くなったり、下痢をしたり。発熱でヒイヒイしたり。これら全ては生命体としての体が病原体ウイルスを駆逐するために行っている好転反応です。医学では症状と呼ばれ忌み嫌われ薬で抑え込もうとします。何処までは良

          19.がんでお悩みの方へ綴る《自然療法4:好転反応-前編》

          18.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法3》

          自然療法というものは、ご自身の治癒力の発揮が主目的となります。現代医療(三大療法)は大なり小なり、必ず治癒力および生命力は削がれます。両者は方向性が真逆になるため、自然療法と現代医療が相いれることはありません。そして、現代医療の方が圧倒的に力は強いので、自然療法は容易に負けてしまいます。 そしてなにより、自然療法は往々にして悠長です。始めたなら3ヶ月は経過を見ましょう。この期間は治癒力が発揮され、体調や病状、血液データなどが良い方向へ向かっているのかを見極める為に必要な期間

          18.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法3》

          17.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法2》

          自然療法というと身体に優しくて病気を治してくれそうな雰囲気を持っておりますが、どの方法も目的は同じです。自己の持つ治癒力をどこまで引き出せるのか、です。 その前に、現代医学の主治医はどのような場合でも言い訳できて患者さんを非難する術を取りそろえておりますのでお伝えしておきます。*一例に過ぎません 1)三大療法を行い、良い結果が得られた場合。 良くなった事実は全て現代医学がもたらした結果だと思い込み、その人が行った自然療法に焦点を当てる事はしないです。そして、「現代医学は素

          17.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法2》

          16.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法1》

          さて。現代医療(三大療法)ではがんの治癒が不可能である、だから悪である、という短絡思考に自然派は陥りやすいのですが、今まで色々と書き綴ってきました現代医学には役に立つ技術もあることを忘れてはいけません。例え治癒せずとも病巣の安全切除で安心が得られればそれでよし。血液がんも抗がん剤で寛解(正常に近い状態)に近づける技術が発展してきました。放射線(中性子線など)も病巣のみに照射が可能になってきました。遺伝子治療という日本人には抵抗感のある名称後療法も研究開発されてきています。時と

          16.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法1》

          15.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法5》

          化学療法が功を奏して癌も画像診断で消えていることがあります。それはもちろん、悪いことではありません。大切なことは、小さくなったり、見えなくなったとき、自分でどうするのか、です。寛解状態に入った場合も同じです。 三大療法では治癒を望めない。 でも小さくなったり消えたりした。 しかし、このままでは再発の機会は常にある。 死ぬまで再発の恐怖を抱え続けて生きなければならない。 堂々と受け入れられれば楽になりますが、それなりの覚悟は必要です。 生ききって、逝ききる覚悟。 それはまたの

          15.がん治療でお悩みの方へ綴る《化学療法5》