カピバラジオ#53 1週間の相場まとめ(6/27~7/1)
こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。
平日22時30分からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!
毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。
なにかご意見・ご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、23時ごろ〜回答させてただきます👍
それではお楽しみください!
◆今週の指数値動き
ダウ30指数 -1.28%
S&P500指数 -2.21%
NASDAQ100指数 -4.30%
NASDAQ総合指数 -4.13%
ラッセル2000指数 -2.10%
(ARKK -10.06%)
⇒週明け火曜日から急落し、先週金曜日の上昇分を全戻し。
「好景気維持=インフレ高止まり=引き締め継続=株価下落」
vs
「景気悪化=リセッション=引き締め停止&緩和=株価上昇」
経済指標や要人発言でこの綱引きが揺れ動くイメージ。
金曜日は3連休前のショート利確で上昇も出来高少ない。
⇒S&P500はやや半端な水準。金曜は引けにかけて上昇しているが3連休明けの火曜日どう動くか。上値目処は火曜日の3945。下値は金曜日の下値3752や3636を割り込むか否か。
⇒NASDAQ総合はやや半端な水準。金曜は引けにかけて上昇しているが戻り売り圧力はS&P500に比べ強い。
上値目処は月曜日の11677。下値は10565を割り込むか否か。
・FEAR&GREED INDEXは「24:Extreme Fear(←14:Extreme Fear)」
https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「30.66(←19.86)」
https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
⇒機関投資家ポジションはやや回復。
・VIX:27.23⇨26.70
・ファクター別:
好調:公益・エネルギー
⇒リセッション懸念&長期金利低下⇨公益セクター買われる
⇒エネルギー株は小反発
不調:通信・ハイテク・一般消費財
⇒FANGMAN+T中心に大幅下落。
→MU悪決算で半導体も大幅下落
・金利:イールドカーブはツイストフラットニング継続。先週に引き続き、リセッション入り⇒将来的な利下げの思惑から、2Y~10Y債が買われる。3か月債利回りは引き続き上昇。
利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
⇨6月FOMCでは市場の折り込み通り「0.75%」利上げとなった。
⇨7月FOMCでの「0.5%」利上げの確率:17.4%(←13.8%)
⇒7月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:82.6%(←86.2%)
⇒9月FOMCでの利上げ幅は「0.5%」が優勢
・オニール流:
マーケットステータス:Uptrend Under Pressure
売り抜け日:S&P500 1日 NASDAQ 2日
⇨6/24(金)にフォロースルーデイ達成したが、わずか2営業日で再び売り抜け日発生。今回もこのまま再び調整相場入りとなる可能性大。
・アノマリー:6/29~新月相場(弱気)
7/4(月):
7/5(火):ベア
7/6(水):ブル
7/7(木):
7/8(金):
Stock Trader's Almanac 2022のシーズナリティパターンでは、3~4月にピークをつけて、5,6月は下落の月となる。
★総評★:
<短期見通し>
・株価指数は急落後、小幅反発となった。フォロースルーデイ直後に売り抜け日が出ており、今回も遅からず調整相場入りか。
「好景気維持=インフレ高止まり=引き締め継続=株価下落」
vs
「景気悪化=リセッション=引き締め停止&緩和=株価上昇」
経済指標や要人発言でこの綱引きが揺れ動くイメージ。
今週のコアPCEやISM製造業景気指数は後者に味方した。
・3900に近い水準ではFedメンバーのタカ派発言も積極的であり、ロングは割りに合わない。来週も複数の要人発言+FOMC議事要旨+雇用統計
・パウエル議長含む複数のメンバーが「経済は依然強い(=引き締め継続)」発言を繰り返しており、裏付けとなる好指標や決算が出れば戻り売りのトリガーとなる。
7/6(水):★FOMC議事要旨 ★ISM非製造業景気指数
★ニューヨーク連銀ウェイリアムズ総裁発言
7/7(木):★ECB議事要旨
★ウォラーFRB理事発言
★セントルイス連銀ブラード総裁発言
7/8(金):★非農業部門雇用者数 ★失業率
★ニューヨーク連銀ウェイリアムズ総裁発言
★ラガルドECB総裁講演
<カピ注目銘柄>
(ここから新規inは推奨できないが、先導株として注目)
製薬:LLY BMY VRTX
<中期見通し>見通し変わらず弱気目線。
・景気後退までのチキンレース。市場はリセッショントレード中心に。2023年前半にも訪れるとの見方を維持。
・住宅・賃金の過熱感は収まりつつあるも、収束にはほど遠い。インフレ退治よりリセッションによる株価下落・ドル安の方が先にくると思う。
・アノマリー的には6月下旬~7月上旬が今年の底値となる可能性と。(ただし乱高下しながらのレンジが11月まで継続する)
・日々トレードするのが面倒であれば秋頃まで相場は見なくても良いと思います。
◆重要ニュース(マクロ)
<米国>
・パウエル議長、リセッション回避に自信-困難さ増したと認識
パウエルFRB議長>
「米経済は力強い。我々の目標は成長を緩やかにすること」
「FRBがソフトランディングを達成できるという保証はない」
「我々がどれほどインフレを読み違えていたか、予測の難しさを痛感している」
→タカ派(景気は強いから金融引き締め継続。リセッションも辞さない)
・米GDP、第1四半期確定値は1.6%減 貿易赤字重しに
・米国の個人消費、5月のコアインフレは鈍化
・米ISM製造業総合景況指数、6月は2年ぶり低水準-受注が縮小
・米GM、半導体不足が収益に打撃-在庫積み上がりは年内解消へ
<中国>
・習主席、ゼロコロナ政策は中国にとって最も経済的かつ効果的
・米政府、ロシア軍支援の中国企業5社を禁輸対象に追加
・中国と香港、ETF相互取引を7月4日に開始
・中国経済に改善の兆し、PMIが節目上回る-コロナ感染落ち着き
・習主席、香港への締め付けを擁護 「一国二制度」の維持強調
<欧州・その他>
●宇露戦況
・ロシアが攻撃の商業施設、死者・不明60人に…半世紀前のミサイルが被害拡大との見方も
・ロシア軍、黒海の蛇島から撤退-ウクライナの穀物輸出支援と説明
・ウクライナ東部最後の要衝巡り戦闘激化、陥落の可能性も
・三井物株と三菱商株が下落、サハリン2主体をロシア企業に変更の報道
●西側諸国対応
・北欧2国、NATO加盟実現の見通し トルコが一転支持で合意
・バイデン氏、欧州での米軍配備強化を表明 ロシアの脅威に対抗
・NATO、即応部隊30万人超に増強へ ロシアの脅威に対応
・NATOがロシアを敵国認定、中国の「組織的な挑戦」初明記…首脳会議で新たな「戦略概念」採択
・超低インフレ時代は戻らず、中銀は適応する必要=ECB総裁
ラガルドECB総裁
「低インフレに戻る可能性は低い」
「インフレ期待は以前よりはるかに高い」
「サービスは回復しており、経済を支えている」
「対象を絞った財政支援が一時的なものであることを願っている」
・英中銀総裁、50bp利上げ排除せず-景気減速兆候で選択肢一つでない
・スウェーデン中銀が50bp利上げ、ペース加速も-インフレ抑制急務
・ユーロ圏6月景況感指数、104.0に低下 予想は上回る
・OPECプラス、生産方針の大きな変更ない見通し=関係筋
◆重要ニュース(企業)
・中国新興EVのNIO、米調査会社が収益水増しの可能性指摘
・テスラ、「オートパイロット」部門で約200人解雇-関係者
・米FCC委員、TikTokアプリの削除要請 GoogleとAppleに
・First Guaranty Mortgage files for Chapter 11 after layoffs
⇨住宅ローン金利上昇による業績悪化
◆今週の決算まとめ
◎
GIS
STZ
TNP
×
AVAV
BBBY
MKC
WBA
MU
※半導体株下落、マイクロンが需要減速を指摘-TSMCは4.7%安
◆来週の決算・注目イベント
7/4(月):米国市場休場日(独立記念日)
7/5(火):耐久材受注 製造業新規受注
7/6(水):★FOMC議事要旨 ★ISM非製造業景気指数
★ニューヨーク連銀ウェイリアムズ総裁発言
7/7(木):★ECB議事要旨 ADP雇用統計 原油在庫 貿易収支 新規失業保険
★ウォラーFRB理事発言
★セントルイス連銀ブラード総裁発言
7/8(金):★非農業部門雇用者数 ★失業率 卸売在庫
★ニューヨーク連銀ウェイリアムズ総裁発言
★ラガルドECB総裁講演
KRUS LEVI
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