見出し画像

カピバラジオ#52 1週間の相場まとめ(6/20~24)

 こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。

平日22時30分からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!

毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。

今週はいつも議事録をまとめてくれるにわちゃんがお休みということで
今週の相場をまとめた原稿のみこちらのnoteにまとめておきます🗒
なにかご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、TL上にて回答させてただきます👍

本記事は全編無料でお読みいただけます。
もし本記事に価値を感じてくださった方がおられましたら
投げ銭をいただけますと大変嬉しいです。

それではお楽しみください!


◆今週の指数値動き

 ダウ30指数 +5.39%
 S&P500指数 +6.45%
 NASDAQ100指数 +7.45%
 NASDAQ総合指数 +7.49%
 ラッセル2000指数 +5.59%
 (ARKK 18.12%)
 ⇒先週・先々週の急落から反転、上昇し先々週の窓を埋める大幅上昇。
  上昇率では今年に入って第二位の週となった。ただし出来高少ない。

 ⇒S&P500は年初来安値更新から一転、3900を回復。上値目途は4000

 ⇒NASDAQ総合は年初来安値更新。安値目途は10000。上値目途は12000

・FEAR&GREED INDEXは「28:Fear(←14:Extreme Fear)」
 https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「19.86(←50)」
 https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
 ⇒機関投資家はポジションを削減。年初来最低水準へ

・VIX:31.13⇒27.23

・ファクター別:
 好調:一般消費財・ヘルスケア・不動産
    ⇒指数のショートカバーでGAFAM中心に上昇
    ⇒リセッション銘柄としての製薬・生活必需品も上昇
 不調:エネルギー
    ⇒石油価格-2.25%。小幅下落。


・金利:イールドカーブはツイストフラットニング。リセッション入り⇒利下げの思惑から、2Y~10Y債が買われる。3か月債利回りは引き続き上昇。

利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
 ⇨6月FOMCでは市場の折り込み通り「0.75%」利上げとなった。
 ⇨7月FOMCでの「0.5%」利上げの確率:16.2%(←13.8%)
 ⇒7月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:83.8%(←86.2%)
 ⇒9月FOMCでの利上げ幅は「0.5%」が優勢

今週はFedメンバーの発言も多数(ソース省略)
ウォラー理事:7月の75bp利上げ支持
シカゴ連銀エバンス総裁:7月の75bp利上げ支持
フィラデルフィア連銀ハーカー総裁:7月の75bp利上げ支持
クリーブランド連銀メスター総裁:リセッションリスク高/インフレ長期化
セントルイス連銀ブラード総裁:リセッションは時期尚早。利上げ前倒し

・オニール流:
 マーケットステータス:Confirmed Uptrend
 売り抜け日:S&P500 0日 NASDAQ 0日
  ⇨6/24(金)にフォロースルーデイ達成。出来高がかなり薄いため今回も持続性には疑問符だが、教科書的には売り抜け日の増加に注意しつつ、少しずつポジションを構築していくべきとされる。

・アノマリー:6/14~満月相場(強気)
6/27(月):
6/28(火):
6/29(水):
6/30(木):
7/1(金):ブル
 Stock Trader's Almanac 2022のシーズナリティパターンでは、3~4月にピークをつけて、5,6月は下落の月となる。
 6月下旬はシーズナリティ的に弱いとされていたが、アノマリーに反して急騰となった。

★総評★:
<短期見通し>

・株価指数は大幅反発、年初来2番目の上昇率となった。フォロースルーデイ達成も出来高少なく、今回も騙しである可能性が高い。
・パウエルFRB議長がリセッションに言及したことで将来的な金融緩和を想起⇒長期金利低下・株式ショートカバー
・来週は3830-4000のレンジ推移を予想。底で仕込めた方は徐々に利確を
・来週・再来週でレンジを形成するなら、ベアETFを仕込む機会となりそう。

・巻き戻し要因として考えられるのは「Fedメンバーの更なるタカ発言」「インフレ長期化の兆候」「想定外に強い経済指標」「ボロボロ決算」

<カピ注目銘柄>
金曜日に新高値を更新していた大手製薬株に注目
(ここから新規inは推奨できないが、先導株として注目)
製薬:LLY BMY VRTX

◆主要証券会社で買えるベア型ETFの紹介&個人的所感
※リスク高いです。ちゃんと損切ができる人向け。
※もし使うなら、1,2個に絞って利用すること。

Tier1:主要指数に値動きが近く使いやすい。
TECS:Direxion デイリー テクノロジー株 ベア3倍 ETF
 ⇒AAPL/MSFT比率高。QQQに近い値動き。
SPXS:Direxion デイリー S&P 500 ベア3倍 ETF
 ⇒他ETFに比べ値動き小さい。初心者向け。
TZA:Direxion デイリー 米国小型株 ベア3倍 ETF
 ⇒ラッセル2000に連動。バリュー寄り。
TMV:Direxion デイリー 20年超米国債 ベア3倍 ETF
 ⇒債券ショート=金利上昇局面で値上がり。

Tier2:セクター系ETF。個別株の動きに注意しつつ利用
ERY:Direxion デイリー エネルギー株 ベア 2倍 ETF
 ⇒XOM/CVS比率高。原油価格に素直に連動しない
SOXS:Direxion デイリー 半導体株 ベア3倍 ETF
 ⇒SOX会御用達。値動き激しい。
FAZ:Direxion デイリー 米国金融株 ベア3倍 ETF
YANG:Direxion デイリー FTSE中国株 ベア3倍 ETF

Tier3:流動性低く値が飛びやすい。あまり使わない。
LABD:Direxion デイリー S&P バイオテック株 ベア3倍 ETF
DUST:Direxion デイリー 金鉱株 ベア2倍 ETF
DRV:Direxion デイリー 米国リート ベア3倍 ETF
EDZ:Direxion デイリー 新興国株 ベア3倍 ETF
DRIP:Direxion デイリー S&P石油・ガス探鉱・生産ベア2Xシェアーズ
WEBS:Direxion デイリー ダウ・ジョーンズ・インターネット・ベア3Xシェアーズ

<中期見通し>見通し変わらず弱気目線。
・景気後退までのチキンレース。リセッションの到来は当初の想定よりも早く、2023年前半にも訪れる可能性が出てきた。
・住宅・賃金の過熱感は収まりつつあるも、収束にはほど遠い。インフレ退治よりリセッションによる株価下落・ドル安の方が先にくると思う。
・アノマリー的には6月下旬~7月上旬が今年の底値となる可能性と。(ただし乱高下しながらのレンジが11月まで継続する)


◆重要ニュース(マクロ)


<米国>
・FRB議長、軟着陸「非常に困難」-景気後退の「可能性」はある
 ⇒景気後退入りの可能性を公に認める発言
  ⇒Fedが利下げに踏み込むときは近い!?
  ⇒株価反発&ディフェンシブ銘柄好調

・米経済、40%の確率で来年リセッション入り=BofA証券

●インフレ対応
・バイデン米大統領、ガソリン免税期間導入を議会に要請へ-関係者

・バイデン氏、中国国家主席と「近く」会談-対中制裁関税の緩和検討

・米6月ミシガン大消費者信頼感確報値、過去最低 物価見通しは改善
 ⇒に5年先期待インフレ率が低下⇒株価にプラス


●その他
・「脱中国」で強制労働阻止 世界に影響波及へ 米ウイグル禁輸法施行

・米下院、超党派の銃規制法案を可決-バイデン大統領に送付

・アメリカの一部で中絶クリニックの閉鎖始まる 中絶権の合憲性覆す最高裁判断受け




<中国>
・中国コロナ感染、北京市や上海で落ち着き-今度は深圳・マカオ警戒


・中国政府、さらなる成長てこ入れ策を計画-複数のメディアが伝える

・中国、フィンテック支援策を承認

・中国が独占禁止法を初改正 ネット普及に対応、8月施行

・中国・習近平国家主席、香港返還25年式典に出席へ


<欧州・その他>
・ウクライナ東部の要衝セベロドネツクが陥落、ロシアの支配下に

・キーウ中心部でミサイル攻撃 1人死亡 数名ががれきの下敷きに

・ウクライナ穀物輸出、6月は前年比48%減=農業省

・EU、対ロシア追加制裁は見送りへ…ウクライナ加盟候補国入りは大筋合意

・G7、ロシアからの金輸入禁止へ-関係者

・ドイツ、石炭火力を拡大 ロシア産ガス供給減で緊急措置


●金融政策
・ECB副総裁、来月利上げは25bp-市場の50bp観測をけん制

・英CPI、5月は前年比+9.1% 40年ぶり高い伸び

・ノルウェー中銀、2002年以来の0.5ポイント利上げ-追加引き締め表明

・フィリピン中銀、2会合連続0.25ポイント利上げ 物価予想引き上げ


◆重要ニュース(企業)

・テスラ、給与所得者の10%削減へ=マスク氏

・ケロッグが3社への分割を計画、成長余地拡大と説明-株価上昇

・JPモルガン、住宅ローン事業で数百人をレイオフ-金利上昇で需要減

・破産申請したレブロンの株価、最安値から650%上昇-個人投資家殺到

・米バークシャー、オキシデンタル株買い増し 保有比率16%超

・米ネットフリックス、従業員300人解雇 コスト削減で


◆今週の決算まとめ


LEN
ACN
FDX
SWBI

※フェデックス、通期利益見通しが市場予想上回る-値上げ奏功

×
CCL

※カーニバルが決算受け大幅高 決して素晴らしくはないが、警戒ほどではない


◆来週の決算・注目イベント

6/27(月):★G7サミット@バイエルン 中古住宅販売成約指数 耐久財受注
     JEF NKE TCOM
6/28(火):G7サミット@バイエルン S&Pケースシラー住宅価格 ★コンファレンスボード消費者信頼感指数 卸売在庫
     ★サンフランシスコ連銀デイリー総裁発言(翌05:00)
     AVAV
6/29(水):★NATO首脳会議@マドリード 原油在庫・ガソリン在庫 実質GDP
      ★ECBフォーラム:パウエルFRB議長・ラガルドECB総裁・ベイリーBOE総裁発言(22:30~)
     BBBY GIS MKC
6/30(木):NATO首脳会議@マドリード PCEデフレータ ★シカゴ購買部協会景気指数 個人所得 個人支出 新規失業保険申請件数 ユーロ圏失業率
     STZ TNP WBA / MU
7/1(金):ユーロ圏消費者物価指数 中国財新製造業PMI ★ISM製造業景気指数

ここまでお読みいただきありがとうございました!
平日夜のClubhouseではリアルタイムな売買情報なども発信しておりますので、ぜひ一度遊びに来てみてください!


ここから先は

0字

¥ 200

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?