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離島で出会った30年間遊び続けるおじいさんの話

香川県の離島「本島(ほんじま)」に遊びに行ったことを書きました。

実はYouTubeにもInstagramにも載せなかった心に残る出来事があります。

それはブラブラ島を散策している時に出会ったおじいさまのこと。
80歳を迎える方でしたが、自分が想像する80歳よりもずっと若く溌剌としている方です。

島の灯台の端に佇む彼が絵になるので盗撮していたら、(おい)話しかけてくれました。
ちなみにその写真はカバー写真です。青い海に赤いセーターが素敵すぎんですか。

埼玉県から移住したことを告げると彼もかつて埼玉に住んでいたことがあり、しかも近いところに住んでいたらしく、話が盛り上がりました。

その後あれよあれよという間に彼の自宅にお邪魔することに。
船の出航時刻が迫っていたのでコーヒー1杯分のお話しを☕️

彼はもともと香川出身で40代に起業。
50代前半に仕事をリタイアして島に移り住み、そこから30年遊んでいるという…ほぉぉ。

船も3艘待っていて買い物も自分で船に乗っていく。
お家には立派な音響器材があり、そこで作曲したりもするらしい。
以前は民宿もやってたけどそれも疲れたし、もう遊ぶのも飽きた。とおっしゃってました。

本でしか読んだことのない生活で、「本当にこんな暮らしをされてる方がいるんだ!」という驚きに包まれる私。

羨ましいなぁという気持ちと同時に30年間遊び続けるにもスキルが必要だなと感じました。たぶん、私は途中で飽きてしまう。笑

まぁ今の延長線上に生きていったら50代でリタイアできることはなさそうなのでその心配は不用なのですが...(てぃん)

そうして私の約2倍を生きている彼の表情を見ていると艶やかで伸びやかである。
30年も遊び続けるとこんなに若くいられるのか〜とアンチエイジング商品がバカらしく思えるほどの内面から溢れるエネルギー。

わたしのドマイナス思考だと絶対想像できない老後だったので、なんというか生きる希望みたいのを与えてもらってすごく元気になりました!
自分のどんな悪い想像よりも実際に生きている人の背中は強い。

「夏になったら船に乗せてあげるから遊びにおいで」と言ってくださり、連絡先だけ交換して別れました。

いや、東京にいたときにはありえん展開。笑
駅で変なおじさんに言いくるめられ10分くらい足を触られたことがある私は警戒心が強い。(警戒心が強いならそんなことは起きないというツッコミはなしで)

なので家に招待してくださった時も嬉しさ反面「注文の多い料理店」に入る気分でした。

警戒心は必要なのだけれど、今まで生きてきた中で自分の嫌な経験だったり、SNSだったりで未聞きしたバイアスが強くなってて人の良心を信じられなくなってる自分が少し悲しいなとも思いました。
(それでも邪悪な人はいるのがもっと悲しいけど)

そうした中、島は警戒心もゆるりと緩めてくれました。

そしたら素敵な出会いが待ってて心を開くって大切だなと感じた瞬間。
移住して1ヶ月も経ってないうちにこんな経験させてもらって、やっぱり香川素敵なところ~って思っちゃいました✌︎('ω'✌︎ )

記念撮影。わいのニッコニコ写真w

昨日参加したイベントでも前に座っていた青年が「男木島で知り合った社長の会社のインターンとして働いている」といってて、なんというか島は出会いのマジックがかかってるのかな!?と思いました。

みんな、島に行こう。

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