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はじめて転職したのでふりかえってみる。

本記事は「エンジニアと人生 Advent Calendar 2020」19日目の記事となります。
昨日の記事は、Yuiさんの「エンジニアとしての人生〜自信を持ちたい〜」でした!バイタリティ!

あいさつ

どうもはじめまして。ぶるーといいます。
都内でECサイトをつくるお仕事をしており、言語はJavaがメインのバックエンドエンジニアです。
エンジニアとして働きはじめて5年弱ずっと同じ会社にいたのですが、今年転職しようと思いたち活動をはじめ、なんとか内定をいただくことができました。転職活動ふりかえりつつ、これから転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。

なぜ転職しようと思ったのか

一番大きいのは自分がやりたいことと現職での仕事にギャップがあることに気づいたというのがもっとも大きな理由です。

そこに気づくことができたのは、同居人の持病管理のためにWebアプリを個人開発したのがきっかけの一つでした。

症状の記録を複数アプリに入力するのが大変そうだったので、一つのアプリで記録できるものを開発したところ非常に喜んでもらえたのですが、そのときに「ああ、そうだ自分はこういうことがしたかったんだよな」というのを思い出したんですよね。

プログラミングで誰かの問題を解決したり、役に立ったり・・・ユーザーに価値を届けられるようになりたかったのを5年近くたってようやく再認識するという、この変化のはやいIT業界でのんきなことですが笑

現職の仕事は、企業から案件を受注し自社製品をもとにカスタマイズを加えて提供するといったスタイルなのですが、直接のお客様である企業を通す分どうしても、エンドユーザーに喜んでもらえているのかがイマイチ実感できておらず、日々のタスクへのモチベーションはまったく上がらない状態が続いていました。

それなら、ずっとここにいるよりも自分がやりたい方向へ進めるよう新しい環境に飛び込むべきだと思い、転職活動をはじめました。

もうひとつ、大きな理由として、自分のスキルがたいして上がっていないという危機感を持ったというのもあります。特にそれは上記でも挙げた持病管理アプリを開発しているときにも強く感じました。

アプリは単純なCRUD処理+画像ファイルアップロードといった機能なのですが、仕事しながら+新しい技術も導入しつつ、とはいえざっくり3ヶ月ほどもかかっています。かかりすぎですね・・・

UI/UXもいかにもプログラマーが考えました!というニオイがプンプンしていて、喜んではもらえたものの実は「使いづらい」という評価をいただいてしまいました笑

自社製品のカスタマイズというスキルはたしかにそれなりになったものの、自分で0から何かをつくるスキルは思ったほど伸びていなかったのです。

現職ではいろいろな経験を積ませてもらい、ソフトスキル面では色々学ばさせていただいて非常にありがたかったのですが、改めて自分のこの先を考えたときに、これはさすがにマズい・・・と思ったのも大きな要因でした。

結果

年齢(32)と経験年数ほどにはスキルがないというのは、実際に転職エージェントに言われた言葉ですが、そんなよわよわエンジニアの転職の結果をはこんな感じでした。受けた企業数は少ないものの、内定は1つのみでギリギリなんとかといったところです。
期間は7月終わりくらいから11月終わりくらいの4ヶ月くらいかかりました。

・書類選考落ち:2社
・コーディング試験落ち:1社
・最終面接落ち:1社
・転職ドラフト指名:2社
・内定:1社
・合計:7社

やったこと

1. 転職の軸を決める
最初にやったのは、転職の軸を決めることでした。スクラム的にいうとトレードオフスライダーですかね。給料、スキルアップ、福利厚生などの条件を挙げて、どれを自分が重要し、そのためならどれは我慢できるのかを決めます。これはやってよかったですね。転職活動しているといろんな情報が気になるのですが、決めた軸をもとに取捨選択していけるので、変にブレることなく転職活動を進められました。

ちなみに私の軸はこんな感じでした。
1. 新規開発に参加できる可能性があること
2. モダンな技術に習熟できること
3. アジャイル開発を経験できること
4. 給料は多少下がってもよい

2. 業務経歴の棚卸し
1.と並行してすぐにやったほうがいいです。転職を考えてなくても一度やってみることをおすすめします。思っていたよりいろいろやってきたんだなーという自信にもなるし、自分が進みたい方向に進めているのかのチェックにもなります。
箇条書きでもよいのでまとめておくと、あとで業務経歴書を書くときに便利に使える自分辞書みたいになってくれます。
私がやったときは、以下のようなテンプレートを作成してがんがん棚卸ししてました。

【メンバー数/役割】
 ・メンバー数:
 ・役割:
【業務内容(抜粋)】
 ・主にどんな業務をしていたのかを抜粋して書く
【使用技術】
 ・言語やフレームワーク、その他特筆しておきたいものがあれば書く
【実績・取り組み】
 ・アピールしておきたい実績や、取り組みがあれば書く

3. 情報収集
転職サイトや転職エージェントなどいくつか登録していました。
あくまで私の主観ですが、転職サイトに載っている求人は微妙だなあと感じることが多かったです。何もしなくともお声がかかるレベルでなければ、転職エージェントをがっつり使い倒したほうがいい求人に出会えるような気がしています。
ただ、転職エージェントは当たり外れあるらしく、私は運良くいい担当にあたることができたのですが、自分と合わないとか、やたら大量の求人を送ってきて焦らせるようなこという人にあたったらどんどんチェンジしたほうが吉です。
転職エージェントを使い倒すにあたっては、最初のカウンセリングからしっかりと転職の軸を伝えるのと、出された求人に自分の軸にあっているかどうかもコメントするのもよいです。遠慮せずに、機械学習でデータ食わせるみたいに自分にあった求人を出してくれるよう学習していただきましょう。

私が利用した転職サイトやエージェント、その他サービスについてコメントを添えつつまとめておきます。

・転職サイト
Wantedly
LAPRAS経由で求人確認するのに使ってました。よき。
ビズリーチ
登録したけど全然使わなかったのでノーコメント

・転職エージェント
レバテック キャリア
わりといい担当だった気がするけど、別口で受けてた会社のコーディング試験でメンタル折れて疎遠に・・・すんません。
JAC Recruitment
ここで紹介してもらった会社で内定もらいました。老舗だけあって担当エージェントも質が良かった印象。出してくる求人もけっこう好みなのが多かった。壁打ちみたいなこともしていただいたり次回も使おうかなと思ってます。

・転職サービス系
LAPRAS
個人的にとても好きなサービス。興味を持ってもらえる企業も面白いものが多かったです。
転職ドラフト
2社からスカウトもらったけど、あまり興味ない分野だったり、「まずは設計から入ってもらいます」みたいな開発に携われるのか怪しいものだったりして、自分にはまだ早かったなと思いました。もっとレベルアップしたら改めてカチコミ予定です。

こうすればよかったかも

もっと数打ってもよかったかも
はじめての転職で勝手がつかめず、無駄に長い期間かかってしまったり、受ける企業数が少なかったりして、もっといろいろな企業受けられたんじゃないかなーと思います。

業務経歴書はベースを作っておいて定期的に更新する
0から業務経歴を書き起こすのは大変なので、定期的に業務経歴を更新するというのをやっておくとよかったかなと。
ちなみに @ryoKawamataさんが便利な職務経歴書のテンプレートを作ってくれています。GitHub Actionsで定期的に更新通知してくれたり、textlintが使えたりめちゃくちゃ便利なので、みなさん使いましょう!

これからの「エンジニアと人生」戦略、あとがき的ななにか

これまでの経歴的にいきなり全部は変えられなかったものの、転職の軸は概ね達成できたかなと思います。

1. 新規開発に参加できる可能性があること
 → 既存リプレイスではあるものの新規プロジェクトに配属。
2. モダンな技術に習熟できること
 → 配属先でVue.js(Nuxt.js)に触れそう。社内だとReactも使っているようなのでOK。
3. アジャイル開発を経験できること
 → 最初はウォーターフォールだけど、アジャイルやってるプロジェクトもあるようなのでまあOK。
4. 給料は多少下がってもよい
 → むしろ上がった。嬉しい誤算。

これからどうするか
1. 転職先で活躍する
まずは転職先でしっかり結果を出すことに注力ですね。そのために、転職後を見据えた技術スタックで同じ種類のWebアプリをつくるというのをやっていたりします。

2. フロントエンド力を高める
今後はフロントエンドに力を入れていきたいので、フロントエンドのタスクを多めにこなせるように立ち回っていきたいです。結局ユーザーに使ってもらえるかどうかってUI/UX次第なところがあるので・・・

3. アジャイル開発に関われるよう動く
長期的にはアジャイル開発にどっぷり浸かりたいので、常日頃からまわりにアジャイルやりたい人と思われるようにしていこうかなと。あと個人開発で勉強したアジャイルの手法を取りいれたりしています。

大きくはこの3つで、これらの中で学んだことを発信していく予定です。あとは小さいアプリやツールを量産しようとか、シェルをもっと使えるようにしたいとかありますが、まずは基盤を固めていきます。

以上、長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日はAndroidエンジニアの鎌田さんの記事となります!お楽しみに!!

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