見出し画像

日商簿記3級試験を受けてみた

日商簿記3級試験を受けてみた。商業高校に行っていると取得する資格でもある。

還暦を過ぎてどうして取得することになったのか、その顛末を記しておきたいと思う。


始まりは退職したこと

いろいろあって、退職した。先の生活が安心できるような状態でやめたわけじゃない。

ハローワーク通いが始まった。ふと、職業訓練校のチラシが気になった。パソコンのスキルを上げて行くのは興味がある。元々パソコンは得意だ。

市内で簿記の職業訓練の受付が始まろうとしていた。会場は自宅のそばだ。ワード・エクセルの講習もあった。あぁ!これ良いかもと思った。

簿記の資格を取るのもいいかなぁと。

還暦過ぎとポンコツが簿記資格を取得できるのか?

とりあえず、説明会に参加してみた。当然だが、みな若い。

場違い感があったが、気にしないことにした。

ポンコツジジイに果たしてこの職業訓練についていけるのか?心配になった。

ということで、終了後に講師の方に尋ねてみた。還暦過ぎのポンコツでも受講していいのだろうか?

大丈夫ですよ、とのことだった。

気を良くして、思わず申し込んでみた。

図に乗って、試験を申し込んでみた

申込書があって、願書を申請した。学校の受験のようだった。

気が高まっていて、さぁやるぞ!という気になっていた。

数日経つと、自分が簿記の学習についていけるのか不安になった。経理部門で仕事をしたわけじゃない。そんな知識があるわけじゃない。

ついていけなかったらどうしよう、落ちこぼれたらどうしようかと不安になる。

いたたまれなくなって、簿記3級のことについて調べ始める。ネットで学習してみる。

有料の有益なサイトもある。無料で優良な学習サイトもあった。ということでちょっと学習してみる。

あ!これちょっとわかるといい気になっていた。「3級試験に申し込んでみましょう!今、決めてしまいましょう。締め切りを決めてそこに向けて学習していきましょう」とのこと。

つい、その気になって、3級試験の申し込みをした。今から1週間後の試験日程だ。

経験値を高める目的で試験を受ける

試験を受けるのは、経験値を高めるためだ。1回目で合格しなくてもいい。一度でも試験を経験すれば、経験値が上がる。すると2回目以降の合格確率も上がるはずと思った。

それでも受ける以上は合格したいという不純な欲望も高まってきた。

で、無料のネット模擬試験を試してみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1度目は40点、同じ問題を再度やってみる、50点だ。ちょっと点数は上がった。

70点が合格ラインだ。ということは全く合格が見えない。

えぇ!

不純な欲望とはいえ、受ける以上は合格したいと思った。それが試験の1週間前のことだった。

焦って勉強した。

試験会場は初めてのところだ。余裕を見て、早めに出かけた。この辺りというところで、Google Mapを頼りに試験会場に向かう。なんだか怪しい。同じところをぐるぐる回っている。その中心にある建物の中に入ってみる。ようやく辿り着いた。早めむかっていてよかった。

どきどきしながら、試験を受ける。第1問目は仕訳問題。順調に進める。次に第3問、決算前試算表から決算仕分けをおこなって、決算後試算表を求めるものだ。分かりやすかった。次に2問目、これが鬼門。クイズのような数字の穴埋め問題だ。手こずる。時間が迫ってきた。

2問目は諦めて、点数が確実に稼げる第1問目の点検に入る。残り時間10分もない頃だ。すると手数料3%と指示されているところを10%で計算していることが判明。

やば!

ゆっくりやればちゃんと計算できる。ところが時間が刻一刻と迫る。すると何度も計算を間違える。落ち着け!落ち着け!と自分に言い聞かせながら、電卓を叩く。

なんとか、これで正解だろう!という数値を入力する。ほぼ同時に時間切れとなった。

ネット試験は「終了」をクリックすると即座に結果が表示される。

・・・・・・・・・

なんとか合格した。

100点満点中79点だった。ぎりぎりチョップだ!

簿記3級試験結果

第1問は45点満点で39点
第2問は20点満点で13点
第3問は35点満点で27点

ホッとした。合格したんだ!

不安は増殖する

簿記の職業訓練校に入ってもやっていけるだろう!と思った。

最終的には簿記2級を目指すというのが目的になる。というところで2級の資料を見てみる。

・・・・・・・・・

分からない!!!!!

なんということだ。さっぱり分からないじゃないか!

不安は尽きない。

さぁ、これからどうなることか。来週から始まるカリキュラムに果たしてついて行くことができるのか?落ちこぼれるのか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?