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雇われ仕事も良いことはある
副業、複業が常識になりつつある。いっそ、フリーランスになってしまうというのもありだ。
雇われて働く仕事がダサい!と言われることもある。一方で、正社員でなければ負け組という意見も根強い。
孤高のフリーランスはかっこいいイメージだ。
正社員はそれはそれでやりがいのある仕事だ。向き合う仕事のスケールが違う。
規模・スケールで正社員の万能感はハンパない
会社によってスケールは異なる。商社は全国、全世界から商品を集めて、販売していく。1人のフリーランスが個人輸入や全国の良いものを集めたり、独自の商品を開発したりする。
これは同じように見えて違う。規模が大きく異なる。
1人ではスケールがなかなか難しい。1人から始まって、仕事を手広く広げて、組織にしていく。会社になっていく。つまり個人といえども、経営者を志向している。そういうフリーランスもいる。
既に大きな組織や商社では、トータルには大きな規模で、個人では到達し得ないスケールを獲得している。
その中心にいれば、多くの人がおよそ把握できないほどの商品を開発、手配するのだから、万能感はハンパない。
個々の社員は目の前のことにあくせくするだけ?
万能感を持つものは経営者、それに近い層にいるものだけかもだ。
1人では数社に対して数点を開発、対応する。それは孤高のフリーランスと変わらない。まぁ、権限の問題があるから、随分と違う。フリーランスは自由だ。
1人で向き合う仕事であっても、1人だけでこなす仕事と、100人がやっている中の1人の仕事というのは異なる。
1人企業だと、全てを1人でこなしていくことになる。
給与計算も1人とか数名をするのと、100人分を行うのではやり方が全く違う。数人規模であればエクセルでちょこっと行える。場合によっては電卓だけでいける? 100人規模になると給与計算ソフトがなければできない。
給与計算の部署で、給与の状況やら分析などなどを行うときには、給与計算ソフトだけではやりにくことがある。そういう時にはデータを出力して、エクセルなどでグラフにしたり、ピポットテーブルを使用して分析することになる。
その時、エクセルの関数だったり、場合によってはVBAだの色々なことを学ぶ機会がある。それは1人のフリーランスとか数名規模では学ぶ機会がない。なかなかそういう機会がない。
規模が大きい企業に勤めていると、大きな機械のネジ1つのような気持ちになる。そこで学んだことはその企業でしか通用しないことも多い。
だが、求められることと自分の技能との間のギャップをなんとかしてうめようと思う機会がある。それを自分の成長の機会とすることができる。エクセルの技能は他の機会にも応用できそうだ。これは雇われ仕事との意義の一つかなと思う。
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