東京バンドワゴン イエロー・サブマリン
東京バンドワゴン、小路幸也著
ドラマにもなった。我南人役の玉置浩二がハマり役だった。強烈な印象が残っている。今イエローサブマリンを読んでいても、我南人は玉置浩二のイメージから離れられない。
気がついたらこれは15巻になったのだ。登場人物も大きくなった。研人、芽莉衣ちゃんが高校卒業、芽莉衣ちゃんは大学に進学と時間が経った感がある。この時の流れが長期連載の、大河ドラマ的な要素だ。
東京バンドワゴンの副題はThe Beatlesの曲名がつけられている。イエロー・サブマリンはリンゴスターの明るい性格がよく表れている愉快な曲だ。The Beatlesを初めて聞いた曲は、ワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスだった。
小路幸也氏の小説は人情話がなんとも言えず暖かくて、良いのだ。昭和の味わいか。いつもではないか、ときどきはここに帰ってきたくなる。そんな小説だ。
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