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サウナのマナー (笑)

体と頭は洗ってから
体を拭いてから入る
サ室ではタオルを絞らない
黙浴
セルフロウリュ前には一声かける
汗は拭く
水風呂では汗を流してから
整い椅子やインフィニティーチェアは使ったら流す。

挙げてみると意外と多い。

まあ、サウナに限ったことじゃなくて人としてみたいなことも多いけど。

最近のサウナブームでさらに加速した感はありますね。サウナマナー警察みたいなの。
もちろん、他人に迷惑をかけちゃいけないしそれがその施設のルールだったら守るのは義務です。私も最低限のマナーはあって然るべきだし、同行者にも伝えます。

でも、敷居を上げちゃてる側面についても我々サウナーは考える必要があります。
サウナを愛しているのであれば。

サウナ、並びに温浴施設は我々サウナーのためだけにある物ではないことを再認識しましょう。

サウナ好き以外も温浴施設にはたくさんいます。

私もいわゆるマナーのせいで今日のサウナは整わなかったなあ、なんて思う時もありました。

川崎一人暮らし時代のホームサウナは小松湯という銭湯でした。銭湯のお手頃料金かつ、サウナにかなーり力を入れている、ありがたい場所でした。
サウナ目的で来ている人と、日常的に銭湯として使う人が割とはっきりわかる場所でした。そのおそらく何十年も通っているであろう後者の方々をストレスに感じている時期がありました。脱衣所、浴室ともに大声での会話。お世辞にも綺麗とは言えないカランの使い方。今や公衆浴場では見ることの出来ない全身お絵描きイカつおじさん。
サウナは追加料金を支払って使用するシステムだったことも相まってストレスを感じていました。

そんなある日、心身ともに極限状態で小松湯に。いつものルーティンでサウナへ。次の日は休みということもあり、私は最高の状態でのインフィニティ休憩を迎えました。(心身の疲れ×楽しみがある幸福感=極限の整い。スーパートリップ)

「なくならないでほしい」

無意識に口からこぼれていました。(”極限の整い”から訪れる”形容しがたい感謝”)

同時に私は気づきました。

あの常連の方々がここに通っていなければ、小松湯は今無かったかもしれない。

そして、

僕はこの素晴らしい場所に出会えなかったかもしれない。


と。

少し泣きました。
サウナに興味を持ち、いいサウナを求めて出会った小松湯。
よく考えれば、私はお邪魔していたのでした。
サウナが流行るずーーっと前から小松湯を愛し、残してくださっていた場所を使わせていただいている身分でした私は。

こう考えられるようになってから、どんな施設でも楽しめるようになりました。
自分自身で楽しめるサウナを減らしてしまっていたんですね。

銭湯を使う目的は人それぞれ。
他人に迷惑はかけないに越したことはないけど、もっと心を柔らかく、楽しみましょう。という話。

でもサウナ好き風の団体大学生がうるせえのだけは許せねぇ金返してくれ。





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