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IMJ ものがたり33 玉塚元一さんのオーラ

 博報堂と資本提携した翌2007年3月、
IMJは広告業界23位くらいに位置していた創業60年を誇る
協同広告社とも資本提携を発表した。

 この資本提携はIMJが協同広告に約2億円を出資し、
協同広告の東京本社・大阪・名古屋をはじめ札幌から九州まで
4支社5支店という全国にネット ワークを手に入れ、
デジタルマーケティングを進めようという戦略だ。

 

 このM&Aのパートナーになってもらったのが
企業再生を手掛けていたリヴァンプ社。

 リヴァンプは、「行列のできるドーナツ店」
クリスピー・クリーム・ドーナツの国内営業権を
ロッテとともに獲得し、一世風靡していた。

 そのリヴァンプの共同代表2人が、現在ファミリーマートの澤田社長と
ユニクロ社長、ローソン社長などを歴任した玉塚社長。

 そして、このM&Aプロジェクトを成功させるために、
協同広告の社外取締役に私と玉塚さんが選任された。

 リヴァンプの企業再生の手法を私自身が学びたいとも思っていたし、   何より玉塚元一さんと一緒に仕事をして
カリスマからそのエキスを吸収したいと思っていた。

 玉塚さんの雰囲気、言葉、情熱、常に前に進もうとする気概など
リーダーのあるべき姿勢をたっぷり肌で感じることができたのは
私の財産になっている。

 結局、このM&Aプロジェクトは一年後、株式の買い増しを要望する
我々チームと協同広告オーナー側の意見が折り合えず、
全株式を売却して終了する。

 その後、協同広告はフジテレビ系列の広告会社クオラスに
2009年に買収され、2014年にそのクオラスと合併し、
2020年売上500億円弱、業界8位となっている。

 

 玉塚さんには、この後も何かとお世話になった。

 京都府とローソンが包括提携を締結した時も
オリジナル抹茶ロールケーキを開発・販売してもらったり、
葉加瀬太郎さんの「もうひとつの京都」観光キャンペーンの
募集を店内放送で告知してもらったり、
私の著書「情熱革命」の帯を書いてもらったりした。

 あの「巻き込む力」と「人を惹きつける魅力」
男が男に惚れるって、ああいう人のことを言うんだなぁと
つくづく思う。

 

 余談だが、玉塚さんは私のことを「時任三郎」と呼んでいた(笑)。
今でも思うが、「玉塚さん、さすがにそれは全然似てないと思いますよ」


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リクルート、福岡ドーム、メディアファクトリーを経て、映画プロデューサー、ベンチャー経営者、政治家、作家に。

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IMJの社長に就任したのが21年前、退任したのも11年前になるので、その記憶がまだあるうちに、その時考えていたことをまとめておこうと思う。 元メンバーにとっては懐かしい思い出話、現役組には社史の一コマ、ベンチャー企業家にとっては少しは経営のヒントになることがあるかもしれない。

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