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すべてが電子図書館になるのはいつ?

図書館で借りたい本がネット予約できるようになって
便利になっている。

神戸市内9区の図書館から取り寄せてくれ、
本が到着したらメールが送られてくるのでとても親切。

しかも予約待ちの人数も
例えば、東野圭吾の「白鳥とコウモリ」なら予約順位1110位、
町田そのこの「52ヘルツのクジラたち」なら1185位と
ネットで明確にわかる。

一人が借りることができる期間は2週間だから、1110位というと
僕の手元に来るまで2220週間、44年後・・・。
諦めて買うしかない(笑)。

そこで電子図書館。
日本にある地域の図書館の数は3360ほど。
3300万人余りが利用者登録し、年間6億5000万冊が貸し出されているが、
電子図書館を導入しているのは、全国で230館くらいしかない。
比率にして約7%だが、神戸市も既に導入しているのはさすが!

図書館まで行かなくても借りることができるし、            開館時間を気にしなくて良い。
なにより複数視聴できるので、人気作品を44年も待たなくてよい(笑)。

ところが残念なことに電子図書館の蔵書数が少ない。
読みたい本が電子化されていないのと、
電子化されていても神戸市の図書館が仕入れていないのだ。

市場規模や条件面が熟していないので、                あえて電子化していない出版社もあるが、
そのうち著作権料や貸出し料のルールも整備も行われて
ほとんどデータ化されていくだろう。

なので、電子図書の入荷数とジャンルのバランスを
今から増やしていくべき。
それが、将来的には神戸市の力に必ずなるし、
全国の他都市が遅れているうちに手掛けておけば
クリエイティブクラスが神戸に集まるエンジンになるはず。

将来的には、図書(データ)館は                   全国でひとつのデータセンターに集約され、
地域に残るのは、図書館ではなく「知のサロン」。
もしくは別の目的(福祉施設とか保育所とか?)に転用されると思うが、
その全国でたった一つの図書館データセンターのポジションを獲れるかもしれない。

家の本棚も必要なくなり、少しは居住空間が広がるかも?
もちろん、紙の書籍が好きな人も残り続けるが、
数が減っていくのは自然の流れだろう。

心配なのは街の本屋さんがどうなるか?
ただでさえ、アマゾンや楽天ブックスでの購入が増えている中、
ショールーム的な旗艦店以外はどんどん無くなるのは間違いないので
今から準備を始めた方が良い。

本屋を「知の倉庫」と位置付けると、
ジュンク堂と神戸市が組んで、北区か西区に「知のデータセンター」を
建設するなんて意外と面白いような気がするけど、どうかな?


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