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功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ

西郷隆盛の言葉として引用されるこの言葉の原典は、中国最古の歴史書、「書経」にあると言われている。

この言葉は「功績のある者でも人徳のない者には高い地位を与えてはならない」ということを意味する。

さて、昨今の政界の裏金問題でも様々な意見が飛び交っている。その中に「少し悪いことをしたからといって優秀な政治家を追い出すのは良くない」的なことを言う人がいるが、僕はそう思わない。

何を持って「優秀」と言うのか定義も幅がある。もちろん仕事ができることは良いことである。だが、仕事ができる人間はともすれば諸刃の剣ともなり得る。その背景に人間性が伴っていなければ、その「優秀な人」は国や組織を崩壊に導く危険性をはらんでいると思うのです。

だから、政治家には経済人以上に人間性や倫理観が求められると僕は思う。
一国の、一地域の権力を託しているのだから、高潔な人間性が「いの一番」に必要だ。
「徳の無い人」に権力を預けてはダメだと思うのです。

「でも、無能な政治家に任せると日本はますますヤバいでしょ?」
と言う反論があるかもしれないが、それはそんなに心配はない。

基本的には「優秀な官僚」がほとんどを動かしているのが現状なので、政治家には「能力」よりも「徳」が優先されると思うのです。

もちろん、能力と徳の両方を兼ね備えた政治家が
もっとたくさん登場して欲しいのは確かですが。


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