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三宮再開発は、残念ながら休止を


2015年に上梓した『人口減少時代の都市ビジョン』

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の中で、三宮再開発について、私は「緑と文化施設の『神戸版セントラルパーク』」という政策提案をしました。

高層ビルやタワマンを減らし、街歩きを楽しめる街づくりを推進し、「低い暮らしをしよう」と呼び掛けました。


これに呼応するように最近では「ウォーカブルな街づくり」がトレンドとなり、各地の再開発計画のコンセプトとなりつつあります。

その後、大阪が「うめきた2期」で、JR大阪駅北側の4万5000平方メートルを緑あふれる巨大な都市公園にすると発表。

都市と自然の融合した生活圏が、あちこちで実現する期待を持ったのも事実です。

しかし、拙著を上梓した時は、ビフォーコロナ。
賑わいを生む「密」をどう作り、経済を活性化させ、
どう人々が楽しむかという考えがベースにあるので、
残念ながらこの非常事態には、適していない状況になってしまいました。

一旦、動き出したものを止めるのが一番難しいのは承知の上で、
三宮再開発は止めるべきだと思います。

中止ではなく、休止すべき。

理由の一つ目は、この危機的状況を乗り越えるために、
財源の優先順位を全てコロナに充てるべきだからです。

何十年先に完成する再開発より、今救わなければいけない命があります。

では、東京都のように財源に余裕がある都市は再開発を進めていいのか?
それも違うと思います。

休止すべき2つ目の理由は、
アフターコロナの新しい生活スタイルが見えないからです。

コロナが終息したとしても、
かつてのような暮らしに戻るのか、
ニューノーマルと言われるオンラインを中心とした社会が続くのか、
予測するのが非常に困難。

こうした大変動期に、
何千億円かけて、30年以上変更がしづらい建造物などハード系の
着手はすべきではありません。

少なくとも、新しい生活様式が定着してから
それにフィットする都市計画に書き換えるべきです。

だから、中止ではなく、休止。
しばらくはアフターコロナになっても、生活再建などの支援が続くはず。

ここらで、1年か2年先延ばしにしても、30年計画で考えると
誤差の範囲。

勇気を持って決断してほしいと思います。


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かしのたかひと

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リクルート、福岡ドーム、メディアファクトリーを経て、映画プロデューサー、ベンチャー経営者、政治家、作家に。