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今ならパンデミックがテーマのゲームをリリースすれば100%バズる⁉

とか言ってみたり。


実際あってもいいと思う。
ただ現実に起きてることを面白がって取り上げたような内容ではなくて、
ある程度感染症をシミュレートできるようなやつなら、批判もないはず。

パンデミックの中を生き残るサバイバルゲームとか面白そう。
戦闘とかはなくて、誰にも会わないように食料調達して長生きするゲーム。
ただ、人に近づけばボイスチャットで情報交換(どこそこで感染者が出たとか)ができたり、アイテム交換(食料、マスクなど)ができたり。
まぁ、対面で会話すればそれだけ感染リスクは高まるけど。


とか考えてたら、ちょっとおもしろい情報を見つけた。

〇穢れた血事件

これは2005年に、MMORPG『World of Warcraft(WoW)』内で実際に起こった事件で、
ゲーム内に登場するハッカルという名のボスキャラクターが事件の引き金となった。

このボスは「Corrupted Blood(穢れた血)」という呪文を使い、これを食らったプレイヤーは数秒の間ダメージを食らい続けるという、「穢れた血」状態になってしまう。
これだけならRPGでよくある毒状態と同じだし、時間経過で回復するので問題なさそうだが、この状態異常の真に恐ろしい点は「穢れた血」状態のプレイヤーの近くにいるだけで「穢れた血」が伝染ってしまうというところだった。
さらに、どうやら数秒で回復するのは「ダメージを受け続ける」という点のみで「汚れた血」状態を解除する唯一の方法は「ダンジョンから出る」こと。

そう、本来「穢れた血」状態は、ダンジョンから出れば解除される仕様であり、モンスターのいない街などは完全に安全なはずだった。
しかし、とあるバグによって「穢れた血」がダンジョン外に持ち出され、パンデミックが引き起こされてしまったのだ。


その後、
・レベルが低く感染後にすぐ死亡してしまうプレイヤー
・感染者に治癒魔法をかけ続けるプレイヤー
・密集地から離れ、田園地帯へと退避するプレイヤー
・混乱を面白がってわざと感染を広げるプレイヤー
など、多くの人々が様々な行動を起こした。

これが、実際のパンデミック時の人の行動や心理を知るのに役立つとされ、論文にも引用されているらしい。

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面白い。

ちなみに、この状況が1週間続いた結果、
運営がサーバーを閉じてバグの緊急修正を行ったらしい。
この世界の神が介入し、事件は終息したのだ。



…僕たちの世界のバグは、いつだれが直してくれるんですかね。

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