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ママみたいに可愛くなれるよ


家では「ごはん!納豆!豆腐!カレー!さかな!お高い肉!」しか食べないことでお馴染みの娘、保育園では結構なんでも残さず食べているらしく、どうなってんねんと思いながら毎日すごしている。
これに関しては、しばしば「家では食べないョ」の旨を連絡帳に記してあり、担任の先生からは驚かれたりしている。

金曜日の帰り道、保育園内で担任の先生に会った(お迎えが17:40とかなので、帰り時間は遅番の先生と会うことが多い)。

「あ、○○(娘)ちゃんのママ、こんにちはー!今日はたくさん褒めてあげてほしいんですよ!」

-えっ、何かありました??

「今日は給食でトマトが出て、最初はなかなか箸が進まなかったんですが、“トマト食べたらママみたいに可愛くなれるよー”って声かけしたら、頑張って全部食べたんですよー!!」

-えっ!?!?!?w

横で娘も「ちっちゃくきってたべた!」と誇らしげにしている。
嬉しい、全部食べてんのや!…しかし、なんかそこでない部分がきになる。

-ねぇ、ママ可愛いの?w
「うん」

ちょ…えぇ!
全世界の人に伝えたい!!
う、うれしーーーーー!!!!!

可愛いをたぶん違うふうに理解しているとは思うけど、嬉しい。
うちでは娘のことを親二人して「かわいい!」「可愛いー!!」とめちゃめちゃに愛でているので、そのポジティブな雰囲気がそのままに伝わっているという(ふうに理解したんだけど?)ことも嬉しい。
たぶん、好きってのと同じジャンルで受け止めているのかなと思う。だからこそ嬉しい。


ちなみに、産後の私は白髪も増え、髪の艶も消え失せ、メイクもテキトーで服もヤベェのだけど、娘は産後の私しかしらないのでOKみたいだ。可愛いなんて普段言われないこともあって、少し恐縮してしまう。


私があまりにもニヤニヤしていたのだろう、先生が
「月曜日も給食たべて、ママみたいに可愛くなろうね」と娘に声をかけてくれた。
嬉しいなぁ…

いつもは「食べたくねぇ」と言わんばかりの。


この「ママみたいに(可愛く)なれるよ」は、瞬く間に我が家で広まり、旦那もいろんなシーンで使うようになった。

「ママみたいに、ご飯の前に手を洗おうね」
「ママはもうお着替えしてるよ、○○(娘)ちゃんも同じにしてきたら?」
「ジュースじゃなくてお茶にしよう。ほら、ママもお茶飲んでるよ」


その度に娘は「ママがそうならいっか」的な納得を見せてくるのも面白い。
今だけだとはわかりつつ、その憧れに恥じぬよう、私なりに丁寧に日々を生きていきたいという結局を、今ここに残しておく。

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