5月に見た映画(旧作のみ)のベスト5

諸々が一旦落ち着いたので、久々に更新してみる。
とはいえ新作は当然見てないし、書くこともないので5月に細々と見た映画の中で面白い映画ベスト5を書くことにします。

5月は20本くらい旧作を見てたのですが、結構ベスト級に好きな作品とかをチマチマ見返してたのもあってランキング付けてみたら結局上位5本は何度も見てるくらい好きな作品だけになってしまった。。まぁいいですね、別に今まで記事で書いたことがあるわけでもないし。

第5位:トイ・ストーリー3

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何を何本見た中での5位なのかわからないからあんまり順位意味ないですね。
まぁいいか、気を取り直して書きます。
金曜ロードショーでやってたので見た。外出自粛期間になってから金曜の夜に出かけることもなくなったので金曜ロードショー結構毎回見てる気がしますね。
結局トイ・ストーリーシリーズが大好きなので3も当然大好き。これ本当いい映画だなとしみじみ。何回も見てるけど何回見ても泣いちゃう。
ていうかやはり3は各キャラクターというかトイ・ストーリーというシリーズに対して愛がある。みんなそれぞれの見せ場があるし、各キャラクター達間の関係性とか役割がしっかり描かれてる。やっぱりひたすらにアンディを愛して果敢に元の場所に帰ろうとするウッディはウッディだし、あまりにもおもちゃにとって理想的すぎる子供のアンディの存在がまさにトイ・ストーリーですよね。
最後おもちゃたちに死を覚悟させるくだりからの宇宙人たちのUFOキャッチャー助けも本当に見事としか言いようがないし、これ以上ない完結編だと思う。最後のアンディが各おもちゃたちを紹介するシーンは本当に毎度号泣する。
いいよね。4はね、映画としては良くできてるんだけどね。うん愛がないよ。ウッディへの愛はあるかもしれないけどトイ・ストーリーシリーズへの愛が足りない。もう続編は作られないといいな。。

第4位:塔の上のラプンツェル

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まさかの2連続ディズニー。まさかね。これも金曜ロードショーでって映画好きじゃないみたい。
いやでもラプンツェルってやっぱりめちゃくちゃ大好きっていうかいい作品ですよ。個人的にディズニーがまっすぐにディズニーをした作品だと思ってる。これ以降ここまでストレートにディズニーしてる映画はまだ作られていない気がする。
とにかく狂おしいまでのディズニー。さらわれるプリンセス、それを助ける男、動物に好かれて会話をする、美しさが最上級になったところで恋に落ちる二人、高いところから落ちて死ぬ敵、色んなこれまでのディズニープリンセス映画らしさが詰まってる。また最後のもう無理矢理かよってくらい無理矢理に男が助かってハッピーエンドに繋がるところとかもう最高すぎる。ディズニーはこうでなくちゃと毎回思う。
また、何年の作品か忘れたけどこれ映像がとにかく綺麗。あの無数の灯籠が一気に夜空に上がっていくシーンはもちろんとんでもなく美しいんだけど、初めて見たときにびっくりしたのはダムが崩壊して水が溢れ出してくるシーン。今でこそもっとリアルに水の表現ができてるけど、あの時のあの水の表現は本当すごすぎて何これって呆気にとられた記憶。
とにかくストーリーもすごく綺麗にまとまってるし、素晴らしい作品ですよね。ここまでディズニーしてると逆に狂ってる感じがして好き。

第3位:デモンズ

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そして突然のデモンズ。大好きなんですよねデモンズ。最高な作品。なぜだか忘れたけど見返した。
映画館でゾンビ映画見てたら劇場内で同じことが起こり始めるっていう設定もチープな感じだけどとにかく最高。最初のゾンビになる黒人女の描写とかも特殊メイクがバキバキにキマっててもうやりすぎって感じが最高すぎる。
主人公の女以外がどの人も印象薄すぎて誰が生き残るのか全く読めないところも素敵。そして最後のバイク乗り回しながら日本刀ぶん回すシーンとかサービス精神の塊すぎてガッツポーズしながら笑うしかない。
映画全体の雰囲気や音楽のせいかまさにこの80年代〜90年代感というかVHS感というかが溢れまくりな感じがもう愛らしくてたまらんですよ。
こういう映画を見るとあぁ自分はこういうのが好きなんだな。こういうのが見たくて映画を見ているんだよなと改めて感じる。
色々粗はあるかもしれないけどそれにしても最高なゾンビ映画の一つであることには変わりはない。謎の救いようのなさすぎるエンディングも含めてとっても愛らしい作品。デモンズ2もちょっとクローネンバーグのシーバーズ感あるけど1と同じ雰囲気でとても好き。

第2位:激突!殺人拳

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この数ヶ月、千葉真一の空手映画に爆ハマりしてたわけですが、一旦AmazonプライムのJUNK FILM by TOEIを退会することになり見納めに見直した殺人拳。
もう言わずもがな最高な作品ですよね。これが最高すぎたから空手映画をもっと見たいと思ってハマっていたわけですし、でもやっぱりこれ(および殺人拳2)が一番素晴らしいですよ。
もうとにかくオープニングから引き込まれまくる。もう殺人拳のオープニングがカッコ良すぎるのよ、タイトルの出るタイミングも音楽が流れるタイミングもそれに続く音楽も映像もとにかく全てが完璧。石橋雅史と千葉真一のやりとりがカッコようすぎる。もうオープニングだけでだいぶ満点に近い。
そこからのストーリーもいいけど、剣琢磨という主人公があまりにも魅力的。全然いい奴じゃないんだけど自分の守るべきところ、こだわりだけは何があっても守るっていう感じがもうカッコ良すぎる。日本映画で今こういう主人公ってなかなかいないから余計魅力的に見えてくるよね。あと石橋雅史演じる志堅原ももうゲキ渋で最高ですよね。こっちも無骨な格闘家って感じが美しいなと思う。
そして何より千葉真一の空手ですよ、一つ一つの動作が素晴らしいしどのアクションスターにも負けない顔芸。あんなに顔歪むかねってくらいに顔芸。素晴らしい。
最後の雨の中での決闘まで全て完璧。音楽の使い方も完璧。ほんと完璧な映画の一つだと思う。最高。

第1位:レスラー

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正直1位は別格なんですよね。というかこの映画を普通に他の映画と並べて感想を言うのも違うかなと思うくらい自分の中で特別な作品。
かつて人気だったけど今は落ちこぼれのレスラーが心臓発作で倒れプロレスができなくなり自分の人生を見直すって話なんですけど、何で特別かって言うと自分の中の価値観というか考え方がはっきり変わった作品だからなんですよね。
この作品の中で主人公はプロレスができなくなって家族を求めたり別の仕事を一生懸命してみたりするけど本当にダメダメなやつすぎて何にもうまくいかない。本当にダメなやつすぎるところがめちゃくちゃに共感できるんですけど、それはいいとして、ここで描かれるどんなに求められてなくても、たとえ死ぬかもしれなくても自分にはそれしかできないって生き方。これが初めて見たとき本当に感動して、今まで見てきた映画でよくあった夢を諦めないでダサくても進むみたいなことではなくて、もう家族も仕事も何にも無くなった男が最後に残ったものがプロレスで、それがどんなに自分に負担をかけるとしても、下手でも求められてなくても自分が本当の意味で”生きる”ためにはそれをやるしかないっていう美しさ。この考え方というか価値観は今までなくて、レスラーを見てなんてカッコいい生き方なんだと、自分もこうありたいって思うようになった作品なので特別なんですよね。
あとはそもそも中学生の頃にプロレスにハマってWWEとか見まくっていたので、そういう意味でも親近感があるというか大好きな世界の話だから余計楽しめるんですよね。この作品が影響受けてると思われるビヨンドザマットも素晴らしい作品でミックフォーリーの当時の生き様には本当に感動する。プロレスって八百長とか言われるけど逆にヤラセで本気の殺し合いしてるんだから余計狂ってんだろって思いますよ。プロレスはだから他のスポーツとは違う美しさや魅力があるんですね。
あとこの作品と同じスタンスのドキュメンタリーのアンヴィルも大好き。あっちは本当のドキュメンタリーなのでまた違う観点で見れて面白い。
とにかくあらゆる点で自分にとって大切な作品で、何か自分に気合いを入れなきゃいけない時とか自分を見つめ直す時に見る生涯ベスト級の映画なので、もう2位以下を大きく引き離しての1位。本当に大好きな作品。

ということで、5月に見た映画20本くらいの中の上位5作品でした。
なんか偏りがすごいというか、見返した作品ばかりで新鮮味がないですね。
結構好きな作品は定期的に見返す派なので1ヶ月単位でランキングとか過去作を含めてやっちゃうとずっと同じ作品しか出てこない感じになると思うのでもうこれ以降やらない気がする。
でもなんかちょうどいい感じの5本のようにも思えてきた。ともかく早く新作映画が普通に見れるようになるといいなと思いつつ、久しぶりに映画を見に行くと1,900円って高いなと今更ながらに感じたりする日々です。なにこの記事。

以上でした。

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