ズボラ人間のエコ挑戦記「一歩も動かずできるエコなこと」
「なに、その検索画面?」
仕事中、隣席の上司からそんな言葉をもらった。
見慣れない検索エンジンのトップ画面が表示されていたからだろう。
緑の木々を随所に感じさせるデザインが印象的な検索エンジン「ecosia」である。
ecosiaは木を植える検索エンジンだ。
環境負荷の少ない暮らしを意識し始めてからは、有名どころの検索エンジンを卒業し、家でも職場でもecosiaを使っている。
検索エンジンを切り替える。
それは最も簡単に、なんなら一歩も動かず、すぐに取り組めるエコフレンドリーな行動かもしれない。
ecosiaは検索と植樹が結びついた検索エンジンで、約45回の検索で1本の木を植えることができる。
どこに木を植えたのか、どれくらいの収益があったのかということをウェブサイト上に公開しており、再生可能エネルギーを使用していることからも、全方位的にクリーンな検索エンジンだと感じる。
某有名検索エンジンを使っていたときには、一度検索した事柄がすぐに広告に出てきて、なんだか腑に落ちないということが多かった。
その点、ecosiaはユーザーのプライバシー保護を掲げて、個人情報を広告主に販売しない・ユーザーのプロフィールを作成しないことをウェブサイト上で宣言している。
実際に検索エンジンをecosiaに替えてからは「これが欲しい情報なんだろう?あ?」と言わんばかりにこれ見よがしに表示される広告にストレスを感じることもなくなり、検索結果に不便を感じたこともない。
検索時の使い心地としては申し分なしであるし、広告へのストレスがなくなって、快適である。
導入の仕方も簡単で、ecosiaのトップページからそのまま検索に入ることもできるし、ブラウザの拡張機能からecosiaをデフォルト設定にもできる。
意志を持って何かを選ぶ。
これは自分に自信が持てる行為だと思う。職場でも、自前のスマートフォン・PCでも、検索を行うとき、時折そんなことを思ってほくそ笑んでいる。
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