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【Canvaユーザー事例】 インスタグラムは「映え」から「情報」の時代に Canvaを活用して、インスタで存在感を発揮する

日本初のCanva公式アンバサダーCCC(Canva Certified Creative)!
YouTubeの人気チャンネル「mikimiki webスクール」を運営するmikimikiさん

日本初のCanva公式アンバサダーCCC(Canva Certified Creative)に就任された、YouTubeの人気チャンネル「mikimiki webスクール」を運営するWebデザイナーのmikimikiさんにお話をおうかがいしました。これまでmikimikiさんは、Canvaのさまざまな使いこなし方について、自身の動画で取り上げています。

すでにWebデザイナーとしてIllustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)などのソフトを使いこなしていたmikimikiさんですが、どのようなきっかけでCanvaを利用することになったのでしょうか。

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Canvaを使い始めたきっかけ

Canvaについては約1年ほど前からYouTubeで動画を配信しはじめていました。

最初にCanvaを知ったのはiPhoneのアプリです。はじめてアプリを使った時に、これが無料?と驚きました。無料でも、かなりのことができますよね。しかもデザインがかわいい。従来のWeb上のデザインツールは、使い方が難しかったり、可愛さに欠けていたり、スタンプも今一つだったりでした。

ところがCanvaはまったく違ったんです。そのとき私の感性が、これは流行ると閃いたんです。

最初はインスタグラムのストーリーを作ったり、レイアウトのインスピレーションのためにデザイン案を見たりしていました。1年ほど前にYouTubeの動画ではじめてCanvaを取り上げたところ、非常に反応がよかったんです。その後、PC版があると知りました。実はPC版について知ったのはかなり最近です。

PC版を見たら、これはすごいと思って。これまで私は、Web上のデザインツールについて、ちょっと侮っていました。やはりPhotoshopやIllustratorにはかなわないだろうと。だから必要ないと思っていたのですが、Canvaを使ってみるとサクサク動くし、デザインも直感的に選べる。かわいい素材もたくさんあるし、背景もきれいに切り抜ける。かなり驚きましたね

Canvaはこんな人におすすめ

Canvaを使い始めて思うのは、Photoshopなどを使う機会が減ったこと。Canvaのほうが便利だと感じる場面も多いです。今後どこかでシェアが逆転しそうな気もします。

もちろんPhotoshopやIllustratorが使われなくなることはありません。ユーザー層が違いますから。でも、デザインをやりたいけれど、そこまで高度なツールは必要ないという人はたくさんいます。たとえばショップやサロンを経営している人などで、自分で小規模なデザインを制作したいけれど、デザイナーになりたいというわけではないという方にもたくさんお目にかかっています。

ECサイト構築支援もしているのですが、バナーを作りたいとか、写真のトーンを統一したいというライトな需要にとっては、Canvaは非常にいいと思いますね。むしろCanvaのほうが使いやすいのではないでしょうか。それを考えたときに、これは絶対流行ると思いました。自分が使いやすかったから、広めたいなと。

経営者に人気の高いCanvaのグループレッスン

現在、Canvaの使い方について個人レッスンもしていますが、それ以外に多いのが、エステサロンやネイルサロンなどを経営している方で、知識を社員全員で共有したいという意向です。皆さん、クリエイティブを社内で制作したいと考えていて、そのためにグループレッスンをリクエストされるというケースです。みんなでレッスンを受けると、疑問があった場合でも、誰かが理解していてあとから共有できるので。このように、用途としてはWebデザイナーになりたいというよりは、自分でビジネスを展開していたり、インスタグラムを運用していたりといった方が多いですね。

デザインは大きな力を持っています。ダイレクトに反応が返ってきますね。美しいデザインなら、クリック率やサイトの滞在時間、アクセス数も上がります。

ホームページを改善することで、まったく結果が変わります。皆さんホームページでは、伝えたいことを文章で語ろうとする傾向があるのですが、それよりも写真やイメージで見せたほうが効果的です。女性向けのビジネスは、きれいな写真やおしゃれなバナーがあったほうが絶対に見られるので、お客様にもそのようにアドバイスすることが多いです。

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上司のひとことでデザイン業界に

私はもともとEC サイトの会社員として更新の仕事をしていました。デザインの道に入ったのは、職場の上司から、やりたいことがあるかと聞かれ、PhotoshopやIllustratorが使えるようになりたいと答えたところ、ぜひやってみるよう背中を押されてスクールに通ったのがきっかけです。EC サイトでは、写真加工やバナー作成などの仕事もあり、デザイナーの同僚に教えてもらいながら作業していたのですが、もっと本格的にグラフィックソフトを扱えるようになりたいと思っていました。

楽しいことって時間を忘れて夢中になれますよね。Webデザインの勉強は、勉強しているというよりは、楽しいからもっと前に進みたいという新鮮な感覚でした。大人になってそんな気持ちになれることはあまりありませんでしたから。学ぶ機会もあまりなかったですし。だから、夢中になれることに出会えたことがすごく嬉しかったです。

デザイナーとして独立

グラフィックソフトが扱えるようになると、友人のためにデザインを手掛けるようになりました。私の周りには、PCが苦手だったり、そもそもPCを持ってないという女性がかなりいました。そこで、ハンドメイドの作品を作っている友人のリーフレットや名刺などをデザインしてあげたところ、とても楽しかったんです。自分の頭の中にあるイメージが形になっていくことが感動的でした。

ブログを立ち上げ、デザインについて発信を始めたところ、反応が良く、お仕事をいただけるようになりました。やがて、デザイナーとしての収入が会社員の収入を超えてきたタイミングで独立しました。まだチャレンジできる年齢だったので、独立してうまくいかなくなっても出直せると思い、フリーランスでやってみることにしました。

YouTubeや講座で「自由な働き方」を提案

それから、もう7、8年になります。Webデザインだけではなく、みんなでスキルを高め、理想通りのライフスタイルを描けるようになれたらいいなと思い、YouTubeや講座なども始めました。さらに、昨年は会社を立ち上げたという流れです。

もともと私は、高度なスキルやキャリアがあったわけでもないので、自分に自信がありませんでした。かつては漠然とした不安もありました。ところが一つのスキルがきっかけで、旅をしながら仕事ができたり、好きな場所で好きな時に働けるようになったので、今の時代なら何でも可能だよと言ってあげたかったんです。さらに言えば、新型コロナウイルスの出現により、誰もが働き方を考えるようになったということもあります。

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生徒さんのプロフィール

オンラインスクールやZoomレッスンなどを総合すると20代前半から後半の方が多く、20代が8割ぐらいです。自分のライフスタイルを変えたいという人たちがスクールに申し込んでくださっています。

皆さん、すでに仕事を持っている人ばかりです。今の仕事に加えて新たなスキルを身につけたい、副業を始めたい、今はすぐ動くつもりはないけれど、何らかのスキルを身につけておきたいという人たちや、すぐにフリーランスになりたいという人もいます。

現状と理想のギャップを埋めるのが個人レッスンのテーマ

個人レッスンも行っていますが、皆さん迷っているポイントはスタートする方法なんです。今の日常から理想のライフスタイルまで、どのようにして到達できるのか。それが非常に遠く見えて、イメージできないんです。だから、こうすれば3ヵ月後、半年後にはこうなっていきますという階段を作ってあげることで、現時点で何をすればいいのかすごく明確になる。それを着実にこなしていけば、自分の憧れの状況に近づいていく。

すごく簡単に言えば、一緒に頑張ろうというのがメッセージなんですが、それと同時に、その人の現状とやりたいことのギャップを埋めてあげる。つまり、課題をクリアにして今やるべきことを明確にしてあげる。簡単なことですが、自分のことだとわからなかったりしますよね。私もそうですが。きっかけはすごくシンプルで、意外と日常の中にあったりします。

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インスタグラムは「映え」から「情報」の時代に

コロナが流行する前は、インスタグラムといえば「映え」だったんです。海外やおしゃれなカフェなどに出かけて、すてきな写真を撮るなど。ところがコロナの時代になってから、テーマが情報発信に変わったんです。理由は、どこにも行けなくなったからです。たとえば、おしゃれなファッション10選とか、ニトリで買えるおしゃれな家具についてなどですね。

テーマが「情報」に代わり、インスタグラムがTwitterっぽくなってきました。しかも、これまではおしゃれな写真を1枚だけアップしていたのが、今は何枚もの画像を使ったスライドで情報発信するというふうに変わりました。そのスライドをみんなCanvaで作っているんです。私は、Canvaで作ったスライドは見ればすぐわかります。今、そういう人たちの数字がすごく伸びているんです。

Canvaは、今までデザインをやりたかったけどデザイナーになるというほどではないといった人たちが皆やってる気がします。本当に。

アンテナの鋭い人たちとCanvaのユーザーが一致

インスタグラムのスライドを、これまでならPhotoshopなどで作っていたのが、今はCanvaでサクっと作っています。スライドにすると情報量が増えて参考にしたくなる魅力的な投稿になる。参考になった投稿は、あとで見返すことができる「保存する」メニューに追加する人が増えます。保存された投稿は、エンゲージメントが上がって「おすすめ」に出やすくなります。するとまた、たくさんの人の目に触れて、いっそうフォロワーが増えるというすばらしい循環になっているんです。

1. Canvaを活用してスライドを作成することで情報が濃くなる
2. 投稿を「保存する」メニューに追加する人が増加
3. 多くの人に保存された投稿は、エンゲージメントが上り「おすすめ」に出やすくなる
4. さらに多くの人の目に触れ、フォロワー数が増加

インスタで数字をアップしたい人は情報を軸にしはじめていて、そのためにスライドを作りたい、そのツールとしてCanvaを使うという流れです。この流れは確実に始まっています。インスタとCanvaってとても相性がいいと思います。おしゃれな女性たちがどんどんCanvaを使っている。Canvaの使い方についての動画が参考になったというメッセージもよくいただきます。

コロナ時代になり、ITリテラシーが向上

コロナになって働き方が変わりました。今後オンラインでデザインというキーワードはもっと重要になってきます。コロナによって、皆さんいっそうWebと親和性が高くなったと思います。たとえばZoomもそうです。

かつては、カフェなどで講座を開催していました。対面かオンラインという選択肢があれば、対面を選ばれる方が多かったです。でもコロナになってから、講座が100%オンラインになって移動がなくなったことですごく楽になりました。きっと皆さんもそうだと思います。さらに、社会全体のITリテラシーが高くなりました。Zoomが当たり前、オンラインレッスンが当たり前になりました。

Canvaもそのような流れのひとつかもしれません。ソフトのダウンロードの必要がなくオンラインでデザインすることができるようになったことで、ハードルが下がったと思います。

YouTubeでブレイクしたきっかけ

一昨年の12月ぐらいから配信を始め、翌年の3月にコロナが広まってきました。そのタイミングでZoomの使い方について動画を出したところ、非常に数字が伸びて、一気にチャンネル登録が増えました。さらに、そのきっかけでWebデザインの動画なども見てもらえるようになりました。

その頃は、Webデザインを楽しく簡単に初心者でもわかるようにというコンセプトで発信している人がほとんどいなかったからだと思います。だからこれは絶対いけると思いました。私はいつもこのアプローチなんですが、ビジネスは、ライバルが少なく市場も飽和していない、ブームが始まったばかりの分野に参入すればうまくいきやすいです。

女性はIT系が苦手というイメージがあったので、逆にそういう方面を狙ったほうがチャンスがあるだろうとは、漠然と考えてましたね。みんなと同じことをしても、みんなと同じ結果になってしまいます。競合がいない場所を狙ったほうがいいんじゃないかというのは、あらかじめ計画したわけではありませんが、直観的にそう思っていました。

ビジネスのポイントは情報収集

ビジネスにおいて、直感というのも大切ですが、重視しているのは調査や分析です。当時、ビジネス分野の発信を行っている人が注目されているタイミングだったので、ある程度の数字の見込みはありました。

情報収集のアンテナは常に張っています。男女問わずいろいろな人の動画やネットをチェックしたり、人の話を聞いたりしています。ビジネス系のユーチューバーさんの動画を見たり。YouTubeを始めたのも、マナブさんという人の動画を見たのがきっかけです。Newspicksの動画も好きで、自分の言葉で発信している内容に引き付けられます。ファッションなどより、ビジネス系のテーマが好きなのかもしれません。

Webってマーケティングがすべてだと思うんです。多分Canvaもそうだと思いますが、漠然とした感覚だけではなく、市場を分析する力が不可欠。私はCanvaのマーケティングにも興味があり、たとえばユーザーインターフェイスが変わった場合も、どのような意図で変更したんだろうと考えながら見ています。ここでクリック率が変わるのかな、なんてことを研究したりしますね。

とくにフリーランスは情報を自分で取りに行かなければ、時代に取り残されてしまう可能性もあります。だから情報をキャッチする能力がとても大事だと思っています。

仕事とライフスタイルのバランスについて

女性はライフステージによって、できることが変わったり、仕事をやめなければならなくなったりします。子育てなど、時短で働かなければならない場合もあるので、「手に職」ということは常に考えていると思います。今も私の講座では、Illustratorの勉強をする人が一番多いです。定期的にすごく需要がありますね。

仕事とライフスタイルのバランスは、簡単に聞こえるけれどすごく大切なことです。もちろん男性もそうですが、女性はホルモンバランスの変化があるので、コンディションが上下します。また、結婚や出産など環境の変化によって大きく変わります。そんなときでも、自分の軸があれば不安になることはありません。私にとって、その軸はWebデザインです。常に安心できるものだし、実際に体調が不安定で動けない場合も手を動かすことはできます。

Webデザインを始めたとき、ライフステージに左右されない働き方をしたいと思っていました。プライベートも大切にしたい。旅もしたいし、結婚出産もしたい。欲張りであっていいんじゃないかと感じていて、それをかなえるためにスキルを身につけようと考え、Webデザインを選びました。今、自分の仕事とプライベートはスキルによってとても安定しています。どんな環境になってもぶれずにいられるのは、このスキルのおかげです。

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Webデザインを始める前の私は、本当に何者でもありませんでした。でも小さなきっかけで変わることができたし、誰もが同じように変わることができます。子供が産まれたり、ライフステージが変わったり、コロナによって仕事がうまくいかなくなったりなど、誰しもそれぞれ悩みや変化があると思いますが、自分の小さな発信によって、少しでも皆さんの参考になることができれば嬉しいです。

今後、ビジネスをどのように発展させていきたいか

自分が言ったことは実現すると思っています。私は、Webデザインをしながら、世界中を旅したいと思っていました。時間や場所に縛られない自由な仕事をしたいと思っていたら、Webデザインの仕事をするようになったんです。

今後のビジョンとしては、女性が自由に自分のやりたいことやライフスタイルを叶えるためのお手伝いができたらいいと思っています。それを軸にビジネスを展開していきたいです。現在もいろいろなことを手掛けていますが、やはりWebデザインと、女性の働き方ということが一番の軸ですね。これを通じて、皆さんが実現したいライフスタイルを叶えていけるようになったらいいと思っています。

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最後に、Canva公式アンバサダーCCC(Canva Certified Creative)で展開していきたい活動について教えてください

Canvaは海外発のサービスなので、最初は少し距離を感じていました。細かい操作方法について質問できる場所もありませんでしたから。でも、先日Canvaの日本代表の方にYouTubeライブに出ていただいたときに、ユーザーさんから、直接「中の人」から答えてもらえてよかったというコメントをいただきました。実際に顔を見ることで、安心感につながります。今後も、Canvaの方にご登場いただき、最新情報をアップデートしたり、質疑応答などができたらいいと思っています(対談の内容はこちらからお読みいただけます [前篇] [後編])。

ブランドに対する愛って育てるものだと思うんですよね。マーケティングという側面からも親近感は重要です。CCCではそういう活動ができればいいですね。ですから、Canvaの新しい情報をいただいたら、どんどんYouTubeなどで発信していくことで、みんなにとってよいサイクルが作れると思っています。Canvaとユーザーさんをつなぐ存在になれたら嬉しいですね。

mikimikiさんの活動について
ブログ: https://mikimiki1021.com/
インスタグラム: https://www.instagram.com/mikimiki1021/
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UChxtIA33ty53Hh4MmkXNASg
Twitter: https://twitter.com/mikimiki10211/

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