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ピザが冷めないうちに

こんにちは!ヒラパーです!

先日、京丹後にある某有名ピザ屋さんにお邪魔しました。

お伺いすると一人の外国人青年がいらっしゃるではないですか。

少し会釈をしてみるとお話ししてくれそうだったので、どこから来たの?と聞いてみました。
彼はテキサス出身で空軍のエンジニアらしいのですが、日本に旅行に来ているとの事でした。

東京から京都市内に来て、その後にこの京丹後に来たらしいです。
何回目かは不明だったのですが(たぶん初めてなのかな?)、まず東京、京都の次に京丹後に来てもらった事にとても驚きました。

彼は、京丹後について
・とても静かで心が落ち着くので心が健康になる
・都会の喧騒が好きではない
・人がとても優しい
・海も山も自然がとても豊かで美しくてやすらぐ
・本当に素晴らしい地域だ
こんな感じで話しをしてくれました。

彼が帰った後にピザ屋さんと少し話しをしていました。

ピザ屋さんも丹後出身なのですが、一度外に出て神戸やイタリアなどで暮らしていたらしいです。
イタリア人は自分の街にものすごく誇りを持っているらしくその街でしか食べることが出来ない料理もあるみたいです。
カルボナーラはローマ、ジュノベーゼはジェノバみたいな感じ。

そんな話しをしていると、春にお会いした京丹後の酒造メーカーの社長さんの話しを思い出した。

「日本人にはアイデンティティが足りない」
アイデンティティとは、個人や集団が自身をどのように認識し、定義するかという概念のようなもので、自分(自分たち)は何者なの?っていう事なのです。

この方も仰っていたのは、海外に行くとみんな自国の事を好きだと声に出す。こういうところが好きだと言える。
イタリア人も自分の街はここがすごいんだぜ!って話しをするらしい。

日本人は自分の街や国に無関心になってしまったのかもしれない。
外国人青年が素晴らしい街だと感じてくれているのに住んでいる人はどこまでそれを感じているかな。
そう考えていると、僕たちは自分の住んでいる街に誇りを持っていることがとても重要で、
誇りを持ってもらえるような取り組みをする事もとても重要ではないかと思う。

僕たちはQUEENSを立ち上げる時に「この街にはQUEENSがあるんだぜ!」って街のみんなが自信や誇りを持ってもらえるようなチームを作りたいと考えた。
だから「勝っても負けても応援されるチーム」を追求している。
それは本質的に社会的アイデンティティを作ることと同義ではあるし、僕たちのようなチームがあることで「この街に来れば、なんだってチャレンジできるんだ」と個性的でおもしろい人達が集まってくれば最高じゃないかと思っている。

村上龍の小説、希望の国のエクソダスで有名なセリフがある。
「僕たちはもう、誰かに期待するのはやめよう。僕たち自身が変わるしかないんだ。」

ピザ屋さんもそうですが、こんなにおもしろい大人が多くいるんだぜって子供たちに感じてもらいたいな。この街には希望しかない。

食後のエスプレッソも美味しかった〜
美味しい食事と楽しい話しは最高のひとときでした。
ごちそうさまでした!

ヒラパー

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