個人的な8月の漫画制作の小話

こんにちは。この記事は、私が8月に発行した個人の二次創作漫画の小話をするnoteです。狭い範囲の話なので、本を読んだ方が、「ふーん」となってくれたらいいなと思います。(知らない方のために、この記事の最後にはURLを貼っておきます。)

先日、『りかさとルチーアデイズ』という同人誌を描きました。これはテレビアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』の、個人の非公式二次創作漫画です。ひぐらしは、つらいけど面白いですよね。アニメ放送中に描き終えたかったので、なんのイベント合わせでもなく、発行しました。つまりイベントという締め切りがないので、焦らずのんびり作画していたら、どえらい時間がかかってしまいました。そこで、どの辺が大変だったかなどの小話をしていきます。

ツヤベタ

まず、髪のツヤベタが大変でした。黒髪のキャラの髪の毛です。

3つや

ツヤベタが……本当に……大変でした。

少女漫画系統でやろうということで、白いところに黒い筆ペンツールで塗るという、よくある普通のツヤベタの方法でやりました。よくあるけど……普通だけど……みんな大変だなぁと思いました。髪が長いし。白いところが多い方が、少女漫画っぽくて好きですね。なので今回の梨花はそうしました。

選択範囲の点線が嫌いで、そしてマスクの青色も嫌いなので、一旦髪の毛を白で塗りつぶしてから、クリッピングで黒色の筆ペンツールで塗りました。この方法が効率はいいのか悪いのか、分かりませんが……。いつもはこんなことしてません。今回初めてやりました。やってみた感想としては、まぁまぁありなんじゃないでしょうか。

ちなみにこれ↓が、黒で塗りつぶした後に、ハイライトを白でいれたタイプのツヤベタです。

画像3

この、あとから白でハイライトを入れる方が、数倍楽です。時間がない時は今後もこうすると思います。これもかわいいですしね。ツヤベタはめっちゃ時間がかかるので……。

髪の影トーン

白髪のキャラはなにも処理しないことも多いですが、今回は髪の細かい影もトーンを貼りました。

ルチーアサンプル_003

めちゃくちゃ大変でした。ちなみに、山場ではこういう髪の影なども、網目トーンじゃなくて、柄トーンをつかっています。1か所しかありませんが……。

大変すぎるので、普段はほとんどしません。↓

梨沙_009

漫画はキャラの表情を見てセリフをどんどん読んでいくので、ひとつのコマを凝視しないので、これでもいいですけどね。

ちなみに、ちょっと話はそれますが、髪の毛にキラキラエフェクトトーンを貼るのが大好きです。こういうの↓です。

マドモアゼル_007

りかさと本ではどうなっているでしょうか?お楽しみに!

目も細かく描きました。目を描くのは、かわいくなっていく実感がわくので、楽しいですね。でもまぁ、ページ数が多いので大変でした。

ルチーアサンプル_006

小さいコマも目にかけアミして髪にトーン貼って…とやっています。小さいコマはあまりやらなくてもよかったなぁと思っています。

ルチーアサンプル_005

いつもは瞳孔は黒で塗りつぶしてることが多いです。↓

みりかおキッチンへようこそ!_004

みりかおキッチンへようこそ!_015

まぁ目の描き方自体をそんなに描き方を変えたわけじゃないのですが……。かけアミの方が大変でした。

影トーン

肌や服にも影トーンはたくさん貼っています。髪の毛の下、鼻の影、首の下、服のしわなど……です。

ルチーアサンプル_004

単純に結構大変でした。

今まであんまり影トーンをやってこなかったのは、『アイドルマスターシンデレラガールズ』というジャンルで漫画を描くことが多かったからだと思います。服が……アイドル衣装なので、『装飾が多いので作画コストが高い・カラフルなので柄トーン多用』ことによります。線画を描いただけで結構疲れる・柄トーンの上にあまり網目トーンを重ねたくないからです。

画像10

これに影トーンを重ねたら、ごちゃごちゃしてしまいそうだなーと思って、貼っていません。

みりかおキッチンへようこそ!_012

作画コストが……高い……SSR衣装で漫画は描くもんじゃあないんだよ。大変なので。

で、今回のりかさと本は制服なので、白シャツです。なので、線でしわを描くだけでも良かったのですが、影トーンも貼りました。これはこれで、塗りつぶし柄トーンとは違って、影になるところを考えて選択範囲を取らないといけないので、大変でした。

多分なんですけど、少女漫画って大体制服なので、白シャツなので、服にトーンがないと逆に浮くんじゃないですかね。背景ばかりふわふわトーンが貼ってあっても。

髪の毛を細かく描いた

特にこの絵!っていうのはないんですけど、毛束を細く描きました。ベタだとわかりにくいかもしれないですね。梨花の髪がトーンになってるページとか見てもらえたらと思います。

最後に

実際に描いた本です。2021/8/29から頒布が始まりました。

記事に引っ張ってきた既刊

またなにか思いついたらしゃべります。

読んでくださった方には楽しんでいただけてるようで、嬉しいです。

感想もいただきました。ありがとうございます。

次回作は、アニメ最終回を見て考えたいと思います。










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