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232 廃線の上をそぞろ歩きながら桜を楽しむ~京都・蹴上インクライン

京都の花見シリーズ。前回は伏見の宇治川疎水をご紹介しましたが、その足で東山の蹴上インクラインにやってきました。

蹴上インクラインは京都市営地下鉄蹴上駅からすぐ。南禅寺の近くでアクセスしやすい場所にあります。

南禅寺に抜けるトンネル「ねじりまんぽ」の上を人がたくさん歩いています。ここが蹴上インクライン。私もここに登ってみます。

見てください、この見事な桜並木!そしてこの人の波!過去一、人がいるような気がします。

あまりに人が多すぎて地面を走る線路が見えません。少し端に移動して撮影します。

蹴上インクラインは明治期、琵琶湖疎水を航行する船を運ぶ目的で作られました。琵琶湖疎水は高低差があり船で航行できない区間がありました。その区間を台車に船を乗せて輸送していたのが蹴上インクライン。昭和23年に運航休止されその後線路も撤去されましたが、昭和52年に復元されています。

当時使用されていた施設も展示されています。

桜はまさに今が見ごろ。満開でとても美しいです。

線路の上で座ったり、ポーズを取ったり。ほかの場所ではできない廃線跡での花見をみなさん存分に楽しんでいます。

南禅寺に向かう橋の上から見下ろせば桜並木の中、線路をそぞろ歩く姿が一望できます。

一年で今しか楽しめない絶景です。


帰りは下の国道から蹴上インクラインを見上げます。こちらも絶景です。

インクラインを歩くときは桜に見惚れて落ちないように気をつけないといけませんね。

京都の桜の見ごろはもうこの土、日で終わりかもしれません。お近くの方で花見がまだの方はぜひ訪ねてみてください。


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