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241 新横浜新時代!新横浜線開業で大幅に広がった直結ネットワーク

この3月の鉄道各社のダイヤ改正では、東西の大都市で新路線に開業があったことが話題になりました。

西は先日ご紹介した、大阪駅「うめきた」ホームの開業。

そして、東の舞台は横浜市の新幹線駅「新横浜駅」です。

主に西日本から横浜に来る旅行客の玄関口として機能する新横浜駅。ですがそのアクセスは意外に悪く、横浜駅や町田、八王子方面に向かう横浜線か市営地下鉄しかなく、東京方面から来る場合は東急東横線で来て菊名で乗り換え、相模鉄道沿線の方に関しては一旦横浜駅まで出て地下鉄や横浜線に乗ることを余儀なくされていました。

それがこの3月18日、一気に改善。

相模鉄道の西谷駅から新横浜駅までの間と、東急電鉄の日吉駅から新横浜駅までの間が同時に開業、相互に直通運転をすることとなり渋谷、海老名方面から乗り換えなしで新横浜駅にアクセスすることができるようになりました。

これで特に恩恵を受けたのは相模鉄道沿線の方たちでしょう。新横浜駅までのアクセス向上だけではなく、日吉駅から先、東急電鉄がすでに相互直通運転を行っている都営三田線や東京メトロ南北線、副都心線沿線への直通の脚も確保され、これまで乗換えが必要だった水道橋、飯田橋にも直通で行けるようになりました。相模鉄道は2019年、西谷駅と羽沢横国大駅の間が開業してJRとの相互運転を開始しており、これを含めると相模鉄道沿線の方はこれまで横浜にしか行けなかったのが爆発的に直通で行ける場所が増えることとなり利便性が高まりました。

どこを経由していく列車なのか、確認して乗らないととんでもないところに行ってしまいますね。
今回の新線開業で直通で新横浜、相鉄方面にアクセスできる場所が爆発的に増えました(自作・字が小さい!)。

西谷駅で撮影した路線図。あまりにも相互直通運転が多くて鉄道乗り慣れてない人だとどれに乗ったらいいのかわからなくなりそうですよね。直通運転は便利なようでこういうデメリットもありますね。

真新しい東急・相鉄新横浜駅のりば。当然ですがホームは地下にあります。

相互直通でも券売機は別。こういうのも1つにできたらいいのに、と思うのは私だけでしょうか。SuicaやPASMOが普及しているのでそこまで改善する必要がないのかもしれませんが。

青い相鉄の電車が停車中でした。東急東横線経由渋谷行。東急を相鉄の車両が走るようになったのはこれが初めてのことです。

新横浜駅からおとなりの羽沢横国大駅にきました。こちらも2019年3月開業の新しい駅。相鉄とJRが相互運転を開始する際に開業して、今回の新横浜線開業にあたってはここが分岐駅となりました。

ということでこの駅は新横浜線開業によってJR、東急、相鉄、相互直通により東京メトロ、都営地下鉄。東武、埼玉高速鉄道の各線が乗り入れる駅となりカオス感が爆あがりしました。

羽沢横国大駅ではJRの車両もお目見え。

新横浜から埼京線沿線や、総武快速線に乗りたい方はここまで来て乗り換えると便利です。武蔵小杉駅はホームが離れていてすごく歩かされるので…。

今回の新線は相鉄が6.3キロ、東急が5.8キロ。12.1キロの短い区間の路線です。ただこれにより新横浜へのアクセスや相鉄沿線のかたの利便性は格段に高まり大きな効果が見られました。混雑緩和や所要時間の短縮、乗り換えなしのスムーズな移動のため、これからも進化し続ける鉄道であってほしいと思いました。



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