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78 のれんたなびく中国勝山&湯原温泉小旅行

中国山地には多くのローカル線が走っています。

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因美線、津山線、姫新線…どれもマイナーなローカル線。どれも赤字に喘いでいて新見から広島にむかう芸備線は東城ー備後落合の営業係数が25416。100円稼ぐのに25416円の経費が掛かるという日本屈指の赤字路線。他の中国山地路線もそこまでいかないまでも苦境に立たされています。

そんな厳しい経営環境でも今日も列車は動いてくれてる。そんなJR西日本の頑張りに感謝しつつ、そんなローカル線のひとつ、姫新線に乗って中国勝山に来ました。

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全国で他に同じ地名がある場合、旧国名をつけて区別するケース(大津と肥後大津など)がありますが、ここは美作勝山とはせずに中国勝山、としています。なかなか珍しいケースですが、これは当時の勝山町の議員の発言でこうなったんだとか。

この中国勝山駅前から町を散策してみることにします。出雲街道の宿場町として栄えた勝山は、町並み保存地区に指定される歴史ある町並みが残っています。

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白壁や格子窓が特徴の古民家が立ち並ぶ勝山の街並み。この町並みを彩るのが「のれん」です。民家にも店舗にもユニークなのれんが掲げられていて、今ではすっかり「のれんの町」として有名になりました。一番下の喫茶店ののれんはコーヒーカップやコーヒー豆をあしらったもの。何屋さんなのかのれんでわかるっていうのもユニークですね。

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こちらは民家ですがポストがあるからか、のれんはポストン君に郵便番号の記載が。観光客の目を楽しませてくれますね。

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こっちまで笑顔になってしまいそうな喫茶店ののれん。茶系ののれんが多い中カラフルで目立ちますね。

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控えめですが教会にものれん。キリスト教の象徴、十字架に百合をあしらっています。

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バスを待つ間の短い滞在でしたが、特徴的なのれんを眺めながらの古い街並み散歩を楽しむことができました。

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中国勝山駅からは、美作三湯のひとつ、湯原温泉までバスが出ています。今回は宿泊せずに、外湯の湯本温泉館でひとっぷろ。休憩所やお土産なんかもそろう施設。その名のとおり旅館などに湯を送る、湯原温泉の源泉がここにあります。中規模の2つの浴槽でゆったりと寛いだ後は、おビールの時間。

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岡山の地ビールと言えば、独歩。こぶりな缶ですぐ飲めてしまう手軽さが好きです。新入社員時代よく先輩に連れられた郷土料理の店に置いてあって、よく飲んでいた私にとっては思い出のある地ビールです。

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地ビールを飲みながら足湯で帰りのバスを待ちました。平日なのでお客さんは少なかったですが、土日はもっと賑わいを見せるのでしょう。本当は有名な砂湯にも行きたかったんですが時間がなくて残念。バスや鉄道での旅行はこれらの時間に縛られてしまうのがネックですね。それもまた一興ではあるんですが…次来るときは他の美作三湯の奥津、湯郷もあわせてめぐってみたいと思いました。

もちろん、ローカル線でですよ!

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