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266 山陽電車途中下車の旅~明石&塩屋

兵庫県、山陽地区を旅した今年のGW。
今回はJRを使わず、同区間を並走する山陽電車を使って旅をしました

今回使ったのはこのきっぷ。山陽電車全線と須磨浦山上遊園、須磨離宮公園の入園料が無料となるきっぷ1700円です。

須磨浦公園の取材をする際にお得になるため刈田きっぷだったんですが、せっかくなら途中下車して山陽電車沿線を楽しもうと思い、いくつかの駅に下車してプチ散歩をしてきました。

※山陽電車HPより

山陽電車は西代から山陽姫路、または山陽網干までを結ぶ路線。ただすべての列車が西代を途中駅として神戸高速鉄道を経由して神戸三宮、梅田に直通していくので西代からが山陽電車と認識して電車に乗っている人は鉄道マニア以外いません(断言)。でもこのきっぷは山陽電車のみのフリーきっぷなので西代を超える場合は精算が必要になります。

旅は西のターミナル、山陽姫路駅からスタートしました。言わずと知れた絶対的観光地、姫路城を見学してからの出発です。

明石名物のアレを食べに’UONTANA’へ


そこからしばらく特急列車に揺られてやってきたのは山陽明石駅。JR明石駅と同じ場所に位置しています。大都市神戸が隣にあるので目立たないですが人口30万人。駅前はかなりにぎやかです。

さて、明石といえば明石焼き。ここに着いたのは2時前でおなかがぺこぺこでした。ここはやはり明石焼きを食べなければいけないだろう。そう思って下車したのです。

明石には有名な明石焼きのお店がいくつかあります。その多くが集中するのが駅から南に徒歩5分ほどのところにある「魚の棚通り」。「うおのたなとおり」が正式なんですが、地元の人は「うぉんたな」と呼びます。モンタナみたいだな…。

看板も「UONTANA」。「うおのたな」ではありません。

上の写真を見てお分かりだと思いますが、すごい人。GWをなめていました。2時前というのにどの明石焼きのお店も大行列です。

それでもここまできたら明石焼きが食べたい。Google mapで高評価だった「かねひで」さんに並びます。

15個…あれ、1個もう食べてる。

ようやくわたしの番が来てでてきた明石焼きはふわっふわでやわらか。これはいくつでもいけてしまいますね。最初の何個かは熱いのを我慢しながら食べましたがそれもまた一興。明石名物たこもしっかり入っていて歯ごたえを感じながら全部おいしく頂きました。

海に最も近い駅・滝の茶屋駅

山陽明石からまた神戸方面に電車を乗り、神戸市垂水区にはいります。海と山が迫る区間で狭い平地に山陽電車とJR山陽本線が走りますが、その中で海が最もきれいに見える駅がこちら、滝の茶屋駅。

駅のホームから真っ青な海を望むことができます。この景色を撮るためにわざわざ下車する方もいます。わたしもその一人ですが、ほかにもカメラを携えた方が降りてきていました。

外国人居留地もあった閑静な住宅地・塩屋

一駅進んで塩屋駅に来ました。JRの駅もすぐ近くにありますが、

駅前通りがこちら。車が入る余地がありません。

改札を出たらこんな感じ。とにかくこの辺りは平地がありません。数少ない平地をいっぱいに活かしています。

塩屋駅から少し東に歩いたところにある洋館に行ってみることにします。
何度もいいますが平地がありません。踏切の向こうはすぐに階段です。

踏切を越え、階段を左手に折れるとあるのが旧グッゲンハイム邸。明治41年頃イギリス人設計士により設計をもとに建てられました。以来海を望む洋館は幾多の自然災害にも耐えて今日まで残されています。

ところでこのグッゲンハイム邸の名の由来となったグッゲンハイムさんはこの建物とは全くの無関係。実はライオンスさんという人の建物だったことが近年判明しました。じゃあライオンス邸に名前を変えたら、と思うんですが長年にわたって呼ばれ定着した名前であり、そう簡単に名称変更とはいかないようです。

ちなみにこの日は結婚式で貸切だったためここから先は進めませんでした。
撮影やコンサートなどでも使うことができるようですよ。

海と山が最も迫る場所であり、こんな狭い坂道が随所に見られます。散歩する分には楽しいんですが、車で移動する方にはちょっと大変。離島にも似た景色です。

一般の邸宅なんでしょうが、立派な門です。この界隈はジェームス山といってかつて欧州の商人が家を連ねた場所であり、現在は神戸市西部の高級住宅地になっています。

その名のもとになったのがこの旧ジェームス邸…

※KOBECCO HPさんより引用

この日はここも結婚式で入れず、外からの写真があまりに貧弱なので写真を拝借しました。スパニッシュ風の建物が明るく日差しに照らされてどこか陽気な気分にさせてくれます。現在はレストランとして活用されているようで、結婚式のない日なら利用可能です。南欧風の建物の窓から須磨の海を眺めてランチなどはいかがでしょうか?ぼっちのわたしには敷居が高いですが…

本来の目的地の移動の合間に立ち寄った山陽電車寄り道散歩でしたがいかがだったでしょうか。沿線には須磨浦公園や明石海峡大橋は間近に見える舞子公園など他にも見どころがたくさんあります。1日フリーきっぷで山陽電車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

山陽電車の記事なのに車体の写真が一枚もない!最後に一枚載せておきます笑










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