中古で買ったマウス(GPRO X SuperLight)のソールを交換した話
先日
Logicool G PRO X SUPERLIGHT
というマウスをメ〇カリで買ったのだが
どうも様子がおかしかったので対処したのを備忘録に纏めてみた。
このマウスで同じような不具合を抱えている方がちょこちょこいらっしゃられる様なので、もしそれで検索して見つけたのなら、参考になれば幸いだ。
1.購入から異変まで
少し前からメル〇リで上記のGPRO SLを狙っており、たまたま安く出品されているのを見つけたのでウキウキで購入した。
出品者の方も丁寧に対応して頂き、商品もすぐに届いた。
ただ、出品物はソールが純正から変更されており、その旨は記載されていたのだが取引機能でそのソールが何なのかを質問しても返事が返ってこず、しかし商品が到着しているのに何日も評価を待たせるのは失礼かと思いそのまま取引を完了した。
初日は特に不具合もなく、いい意味で最新のマウスはこんな感じなのかという感動に包まれていたのだが、少しリフトオブディスタンスが短いなと思う程度だった。
(注釈:LoDとはマウスをどれだけマウスパッドから浮かせたら反応しなくなるかという高さ。マウスによって異なる他、ソフトウェアでも変更できるものもある)
今思えば、それが全ての元凶なのだが・・・
して、何日か使っていると
あからさまにマウスを浮かせてポジションを戻した時の挙動がおかしいことが気になってきた。
同ブランドの他のマウスと比較しても明らかに違う。
マウスパッドはSteelSeriesのQCK Heavyという昔からある定番の物を使っていたのだが、所持していたものは少し端が丸まってしまっていた。
他のマウスではあまり気にならずに使えていたのだが、GPRO SLを使った時だけその丸まった部分にできた傾斜に差し掛かると途端にセンサーが反応しなくなっていたのだ。
最初はLodが短いとは聞いていたのでこんなものかと思っていたが
明らかに様子がおかしい。
ちょっと手の中でマウスが傾いただけでも反応しない。
しかもGPRO SL(ロジクールのマウス全般?)はソフトウェアでLoD調整もできない。
これではプレイに支障をきたしていると思い始め、対策せねばと動き出した。
2.マウスパッド交換
まずは端が丸まっているQCKHeavyが悪いのではないかと思い、新しいマウスパッドを用意することにした。すでにそこそこやつれてきているし、マウスのソールは新品だし、これが原因だと思ったのだ。
しかしQCKHeavyは新シリーズが出た為か現在amazonで取り扱いがない。
ならマウスと同じLogicoolのマウスパッドなら間違いはない、少なくともセンサーは正常に稼働するはずだと思い、G640というマウスパッドを購入した。
傾斜はたしかにない。
ただ挙動は相変わらず変だ。
しかもなんだかQCKHeavyより滑りも悪く、スペック上軽いはずなのに滑り始めがとても重い。マウスパッドのスペック/評価的にはG640の方が滑りやすそうな筈なのに、だ。
特に縦方向のAIMに引っ掛かりを感じたのでこれはもしやソールに原因があるのかと思い始め、新たな行動に移った。
全てはAIM、ひいてはKDのためである。
3.ソールの情報収集と原因断定
そう決まれば善は急げと調べ始めたのだが、GPRO SLはまだ出てから日が浅く、情報があまりない。
しかしTwitter上をくまなく探したところ、ぽつぽつと情報を拾う事が出来た。
曰く
・交換用ソールの定番HyperglideはまだGPRO SL用のソールは出していない
・次いでEsportsTigerや合点というメーカーが該当品を出しているが流通が安定していない(筆者はGWということもあり在庫を見つけることは叶わなかった)
・Corepadというメーカーのソールに変えたところセンサーの反応が悪くなった(複数)
・前身モデルであるGPRO Wireless用のマウスソールがそのまま流用できるらしい
等である。
特に下から二つ目の情報から調べたところ色味や予備のテープ部の感じから今回筆者のGPRO SLに装着されていたのはほぼ確実にCorepadの物だ。
結論から言うとソールを変えたら治ったので、原因はこれだったと思われる。
尚、当該社の名誉のために言うと、製造上の個体差や初期不良等で症状が起っている可能性は否定できない。あくまで筆者の場合はそうであったと言うだけでネガティブキャンペーンではなく、同様の悩みを抱えているかもしれない人の為の情報として読んで頂きたい。
そして最後の情報により、いつ入手出来るか分からず選択肢のほぼないGPRO SL専用のソールではなく、GPRO Wireless用のソールを試すことを決めた。
4.マウスソール交換
まずはHyperglide製の物を買おうと思ったがAmazonに出ていた物は2セット入りのみの販売で4500円近くとやたら高い。KDのためとはいえ、ソールにそんなにかけて新品を買った方が得だったと言う結果になるのは少し癪だ。
かといって他のPCショップ等で頼むと時間がかかるのもストレス。
と言う訳で今回は値段とどれだけ早くてに入るかを重視して探してみた所、近所にある大型電器店に偶々取り扱いがあったので、除菌やマスクなどを厳重にして店舗に赴いて来た。
購入してきたのはこちら。
ビットトレードワンというところのMouseSkaterStandardなるGPROWL用の交換用ソールとダメだった時用のAirpadSoleの汎用丸形ソールだ。
今回はGPROWL用を装着してみる。
(元のソールの写真は案の定撮り忘れた。変える前はあんなに気を付けようと思っていたのに)
そして外して交換した姿がこちら
上の溝はスカスカではあるが、同じ外径のマウスなので接地面積は足りている筈だ。
下側の溝も幅はバッチリなので、フリーハンドだがまぁ問題なく貼れた。
因みにTwitter等で調べると純正はソールが二層になっていて、奥の布のような層まで剥がさないと過度に厚みが出てしまいセンサーに支障をきたすという情報も出てきたが、今回筆者が手にいれたGPROSLは奥の層までちゃんと除去された上で新たなソールが貼られていた。なのでちゃんと元のソールを除去出来ていてもセンサー異常は起こりうる、ということだろう。
5.結果
先に述べたが、症状はこれで解決した。
センサーの反応も正常になり、振り回しても違和感のある挙動は出なくなった。
LoDもおそらくこれぐらいであっただろうゾーンに落ち着いている。
そして副産物的な効果だが、面積が小さくなった分マウスの滑りも劇的に良くなった。
これはTwitterでもあったのだが、GPROSLの純正ソールの構造だと面積が大きすぎて静電気が発生するのか、マウスパッドに引っ付くような感じで滑らなくなっていたようだ。
しかしこれでやっとGPROSL本来の軽さを体感できた気がする。気になっていた縦方向の滑りも良好だ。
パッと見の素材感はCorepadと変わらないので、接地面積の恩恵が大きいと言えるだろう。
ただ、マウスの上下で滑りに差があるような気がするので、後日予備で入手した丸ソールを足して塩梅を調整してみようと思う。
まとめ
ひとまず症状を治すことには成功した。
同じように苦しんでいる方が居たらぜひ試してみて欲しい。
入手先としてはPCショップのArkが多く取り揃えており、先程確認した際はGPROSL用の物(合点)もあった。
HPのレイアウト的にも探しやすく、GPROWL用であればかなり選択肢もあると思うのでオススメだ。
筆者は家電量販店で買ったが、各社PCコーナーはパーツの供給不足からか縮小ぎみな傾向にあるのであまり期待はできないだろう。(筆者が買った時も棚から下げられそうになっていた)
なので電気街が近い方以外はAmazonやArkの通販をオススメする。
筆者はまたGPROSL用のソールが入手出来次第再度検証してみようとおもう。
最後まで読んで頂き感謝する。
皆様に素晴らしきゲームライフがあらんことを。
追記:Airpadの丸ソールをフロント側の隙間に追加してみたところ挙動が更に滑らかになった(よく見るとほんの少しAirpadの方が高さがあるので丸ソールだけがフロントの接点になっているかもしれない。)ので、Airpadの丸ソールも良いかもしれない。
汎用タイプで500円位なので専用のソールを買うより大分リーズナブルで潰しも利く。
見た目のMOD感が気にならなければ選択肢として「アリ」だろう。
同じような症例で悩んでる他のマウスユーザーにもオススメだ。
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