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ディフェンスはその場所を動かないが基本

カヌーポロの戦術にはいくもの定石があります。ディフェンスはするチームは、オフェンスのチームより人数で不利になる競技なので、特に格上の相手には「いかにシュートを打たせないか」よりも、「いかに得点確率の低いシュートを相手に撃たせる」を基本にしたほうが合理的です。シュートを撃たなせないようにすると、逆にディフェンスを崩されて得点確率の高いシュートを撃たれてしまいます。ディフェンスとは、まずこうゆうものであると理解しておく必要があります。

また、ディフェンスではしばしば「当たれ」と言う指導を耳にします。これは、「ボールを持っている選手に向かってプレッシャーをかけにいけ」という意味もあれば、「自分のディフェンスポジションをキープしなければならないが、相手が当たってきたら自分の艇が押されてポジションをキープできないので、ポジションキープするためにあらかじめ対抗する推進力をかけておけ」という言葉を略して「当たれ」と言っている場合もあります。

戦術を伝える人はその違いをきちんと言葉にして伝えるよう努める必要があります。
加えて、繰り返しになりますが、特に格上相手のディフェンスは「いかに得点確率の低いシュートを相手に打たせるか」という前提で陣形を組んでいるので、その陣形が崩れないように保つこと、動かないことが大切になります。
よって、「当たれ」の基本的な理解はボールを持っている選手に当たるのではなく、ポジションキープの当たれがが原則です。

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