見出し画像

カヌーポロは原則オフェンスが有利

カヌーポロは5人対5人の競技です。ボールを所有する攻撃中のチームは5人がどこからでもシュートを撃つことができます。
これをディフェンスするチームはシュートを決められないように守備をするのですが、5人のうち1名がゴール守るキーパーをするため、ディフェンスする選手は実質4人になります。
サッカーの場合、各チームキーパーが1名がいて、キーパーは特殊な場合を除きオフェンスに加わらないので、オフェンス対ディフェンスの数が同じですが、カヌーポロは構図としては「オフェンス5人対ディフェンス4人+キーパー1人」になります。

この原則を理解できていれば、オフェンスは5人全員が常にシュートを狙うことができれば絶対的に有利です。なぜなら、正しく攻撃ができれば、オフェンスはディフェンス選手に邪魔されず、キーパーと1対1のシュートが必ず撃てるからです。ただし、仮に1人の選手がシュートが苦手で絶対にシュートを撃たないと相手に悟られてしまうと、「オフェンス4人対ディフェンス4人+キーパー1人」となり、オフェンスの優位性は失われてしまいます。よって、オフェンスはチーム全員がシュートを撃つチーム作りが必要です。

逆にディフェンスは4人ディフェンス+キーパー1人状況なので、理想は4人のディフェンスのうち誰か1人がオフェンス2人を同時に封じることができれば、「実質5人対5人」の状態となり、失点を防ぐ確率が上がります。
ただし、オフェンスは前述のとおり人数的に優位であり、その人数差をいかして攻撃したいので、そう簡単に1人のディフェンスでオフェンス2人を同時に封じることは難しいです。
そこで、ディフェンス側が次にとるべき作戦は、シュート決定率の低い位置からシュートを撃たせるように追い込むことです。ディフェンス側はシュートを撃つ選手とキーパーが1対1になることはやむを得ないと割り切り、シュートが入りにくい角度からキーパーと1対1の状況にして、あとはキーパーに託す作戦です。

この原則が理解できると、オフェンス、ディフェンスの基本的な作戦が設計がしやすくなります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?