99枚の写真で支笏湖の1年間の自然の変化を徹底紹介!
みなさん、こんにちは!
新千歳空港から車で40分の国立公園支笏湖でカヌーツアーを一年中行っている支笏ガイドハウスかのあです!
日々移り変わる支笏湖の自然。
支笏湖がどのような場所か、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、支笏ガイドハウスかのあが積み上げてきた99枚の写真を使って支笏湖在住 道産子ガイドが天気や自然の変化を徹底紹介します!
支笏湖 1月
支笏湖の1月は、冬。
冬とはいえ年によっては1月中旬でもあまり雪がない年もあります。
支笏湖の冬は風が強くなり、波が陸地に当たり「しぶき氷」と呼ばれる自然が織りなす芸術がその姿を現します。
水温が低い冬の時期は、水の透明度が高い時期です。
しぶき氷は、いたるところに。
支笏湖は北海道の中では豪雪地帯というわけではありませんが、年によって日に数十センチの積雪があることも。
この時期に風が穏やかな日の水の様子は見とれてしまいます。
11月中旬から製作がスタートする氷濤まつり。
1月からは夜通しで支笏湖の水をくみ上げ、吹き付けて凍らせる作業が行われます。
日本最北の不凍湖である支笏湖は、冬でもカヌーツアーを楽しむことができます。
そして、1月下旬に氷濤まつりが開幕となります。
支笏湖 2月
氷濤まつりでこの祭り期間限定の展望台が登場しました。
一年で一番気温が下がるこの時期は、しぶき氷が最盛期です。
また近年は、エゾシカが支笏湖温泉で冬を過ごすことが多く、タイミングが合えばカヌーツアー中にエゾシカに出会うことも。
水温は一桁台なので透明度が高いです。
この時期の道路はブラックアイスバーンになることは稀なので比較的運転はしやすいですが、気を抜くとスリップしますので安全運転を心がけましょう。
支笏湖 3月
3月に入り春が来るかと思いきや、前半はまだまだ冬の様子。
中盤になるとようやく春らしい日がちらほら。
水の中も変化してきます。
フキノトウが咲きはじめると、いよいよ春のスタート。
徐々に雪解けが進みますが、まだまだ朝晩は冷え込むことが多いので、暖かい服装で支笏湖に遊びに来ましょう。
とはいえ、まだまだ雪が降ります。
支笏湖 4月
4月と5月は支笏湖が鏡のように山を映し出す日が、年に1~2度見られます。
支笏湖で暮らしていても「すごいな~」と思う稀な光景なので、この光景を見るためだけに支笏湖に行こうというのは、よほどの運をお持ちの方でなければおススメできません。
とはいえ、支笏湖に来ないと見れない光景なので、万が一を狙ってくるのもいいかもしれません。
水の中は透明度の高い季節が続きます。
年により変わりますが、ゴールデンウィーク前後に桜の開花、ゴールデンウィーク開けに桜が満開という自然の動きが多いです。
なんとかかんとか厳しい冬を乗り越えたエゾシカに出会うことも。
支笏湖 5月
ゴールデンウィークで、支笏湖はようやく春を迎えます。
草花が咲いたり、桜が咲き始めます。
もちろん、水はまだまだ冷たく透明度の高い時期です。
ここ3年で2023年4月2日、2021年5月12日に鏡面現象を写真に収めることができました。
桜は5月の中頃ぐらいまで楽しむことができることが多いです。
水の中では水温が徐々に上がり始め、お魚が活発になり始める季節が始まります。
5月の下旬になると木々が葉をつけ始め、風が通しが良かった森の中が、風を遮るようになってくれ、カヌーツアーで穏やかな千歳川源流部になり始めます。
支笏湖 6月
水の中も陸の上も生き物たちが活発になり始めます。
この時期は、暑くもなく、自然も穏やかなことが多い季節。
カヌーツアーが一番おススメの時期だったりもします。
支笏湖 7月
水の中がどんどん活発になり、お魚がたくさんいたり、梅花藻という水の中で咲く花が咲き始めます。
森の中も緑にあふれ、北海道らしい白樺林はぜひ目に収めておきたいところ。
水の中もどんどん賑やかになっていきます。
支笏湖 8月
この時期は暑いので、木陰が気持ちいい。
水温もちょうどいい20度前後になり、サンダルで足を水の中に入れるのが気持ちがいい季節です。
支笏湖 9月
水の中はもう夏の水温なので徐々に透明度は下がっていきます。
下がっていくとは言え、上の写真のような状態です。
紅葉が始まる前に、風が強い日に一気に葉が落ちる、ということもあります。
暑さも和らぎ、じっくりと自然と向き合うのにおススメの時期です。
9月の後半には、樹種によっては早くも色づき始める季節でもあります。
支笏湖 10月
10月に入ると紅葉がスタートです。
樹種により、黄色くなったり赤くなったり。
山の上では早くも初冠雪が。
10月の後半になると徐々に葉が落ち始めます。
支笏湖 11月
11月になると火が落ちる時間が早まり、支笏湖に沈んでいく夕日を見るのがおススメです。
秋が終わり、徐々に冬モードの支笏湖に。
支笏湖温泉街にも初雪が降り始めるのもこのぐらいの時期が多いです。
とはいえ、まだまだ根雪になるまでは時間が掛かり、降っては解け、降っては解けを繰り返します。
寒い日が続けば、早くもしぶき氷ができ始めます。
秋の空。
これから始まる冬が来るのを教えてくれる空の色です。
支笏湖 12月
12月になると、冬のスタート。
風が強くなるのも支笏湖の冬の特徴です。
風があることで、波が立ち、波がぶつかるところがどんどん凍っていきます。
支笏湖温泉街に神出鬼没の雪だるま。
気温が下がりきる前には、木々に雪が付着する雪化粧の光景も。
湖畔の一部も凍ることもあります。
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月別の支笏湖情報の詳細はこちら!
【春】4月・5月
【夏】6月・7月・8月・9月
【秋】10月・11月
【冬】12月・1月・2月・3月
移り変わる支笏湖の自然をアクティビティで楽しむ!
ツアーは予約枠に空きがあれば、当日予約も可能です!
春~秋
私たちの為の旅。 とっておきの時間。 プライベートカヌー
プライベート対応のプログラム。
ツアーのテーマは「とっておきの時間」。
より手厚くサポートの可能なガイド同乗でのご案内の他、カヌーそのものを楽しみたい場合は、2名/1組ゲストで1艇のカヌーに乗っていただき、ガイドは別のカヌーでご案内するスタイルも可能です!
美しい水のストーリー ネイチャークルージング
ネイチャークルージングは、ガイド同乗の大型のツインカヌーに複数組で乗艇し、のんびりと水に触れ、自然を知り、美しい水のストーリーを体感するプログラムとなります。
「自然の事をじっくり感じたい」「素敵な写真を撮りたい」
といった方には特にお勧めのプログラムです!
冬
冬のとっておきへ 支笏湖 プライベート トレッキング
支笏湖プライベートトレッキングは、ガイドが1名専属で付くプライベートツアー。
自分たちのぺ―スで、北海道の冬を存分に満喫しましょう。
行き先は「楓沢 苔の回廊」「美笛 巨木の森」「氷瀑」の3パターンからご希望のルートをご選択いただけます。
観光で色々な場所を回るのではなく、一つの場所に腰を据えてじっくりと、時間に追われることなくのんびりと冬の支笏湖をお楽しみください。
日本最北の不凍湖カヌーツアー ウィンタークルージング
日本最北の凍らない湖「支笏湖」。
冬になると木の葉は落ち、雪が積もればあたりは真っ白。
外気温は氷点下で風は強まり、厳しい自然環境とも言えます。
そんな環境ならではの景色に出会えるのがこの時期の面白さ。
「寒い!!」という印象を受ける冬の湖ですが、生き物やその痕跡を探したり、氷を撮影したりと冬ならではの遊び方をガイドがご案内。
日々移り変わる支笏湖で楽しい思い出を!
支笏湖の1年の天気や自然の変化ついてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
支笏湖の最も特徴的なのはやはり、日本最北の不凍湖だからこそ冬でも凍ることのない湖。
その湖が中心となって織りなす自然環境は、支笏湖だから感じることができる自然を形作っています。
新千歳空港から最もアクセスのいい国立公園です。
ぜひ楽しい北海道旅行の参考にどうぞ!
支笏湖 観光情報! かのあ 現地コラム
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