お笑いは回復薬である。ママタルトはバファリンである。
世の中つらいことばかりである。
朝早起きして仕事に行き、夜遅くクタクタになって帰ってくる。寝る前にTVニュースを見ると値上げ、戦争、悲しい事件ばかりで気が滅入る。
そんな生活の中で即効性の高い回復薬を提供してくれるのはお笑いというコンテンツである。お笑い芸人さんのテンポの良い掛け合いを見ていると、テンテンテレレンとHPが回復していく感じがする。
僕が今一番好きなのはママタルトという芸人さんである。サンミュージック所属のコンビで、『大鶴肥満』と『檜原洋平』の二人で活動している。
大鶴肥満は、大鶴義丹に似ている180kgの巨漢でボケとまーごめを担当している。
檜原洋平(ひわちゃん)は、肥満(固有名詞)と並んでいると太って見えないが実は80kgの巨漢で、ツッコミと関西弁とポジティブを担当している。
控えめに言って好き
なぜ彼らが好きか。
彼らのネタはとても明るく陽気である。昨年のM-1では準決勝まで進んだ。敗者復活戦で結果が奮わなかったが、とっさに振られた場面で「僕らの81点はみんなで好きに使うといいですよ〜(^^)」とコメントできるのはすごかった。
そして彼らはラジオも面白い。内容はとてもポジティブである。彼らと出会ったのもラジオである。
彼らはGERA放送局で『ラジオ母ちゃん』、stand.fmで『ラジオまーちゃん』という番組を持っている。本当は真空ジェシカの『ラジ父』についても説明が必要だが割愛。
ママタルトのラジオ母ちゃん/GERA
ラジオ母ちゃんの肝は大人気大喜利コーナーである。毎週1000通を超える応募の中から採用数を競う大喜利レースである。彼らのラジオはハガキ職人のレベルも高く、大喜利名人ひわちゃんに読んでもらいたい一心で毎週熾烈な勝負が繰り広げられる。
また、オープニングの『一本ぐらい電話くれよなぁ』のコーナーも大喜利センスがかなり高い。
ママタルトのラジオまーちゃん/stand .fm
こちらはどちらかというとトーク主体。トークはだいたい脱線して、何の話だったっけ?となることも多いが、仲のいい友達と雑談しているときの気持ちで聞くことができる。
コーナーで言えば、嬉しかったことを送ってもらう『嬉しい』のコーナーや、まーごめ文章を現代文の授業風に読解していく『まーごめ文章お題』のコーナーが好きである。
2つの番組に共通していること
彼らのラジオはとてもポジティブである。肥満ちゃんはややネガったり嫌ごとを言うことがあるが、それをやさしく包み込んでくれるひわちゃんのポジティブさがとても好きである。肥満ちゃんのネガも、分かる分かると共感できるものばかりなので聞いてて疲れない。
(ポジティブを全面に押し出したが、僕はウェストランドのようなトゲトゲしたコンビも大好きである。)
僕らはお笑い芸人から活力をもらっている。
僕ら一般人はスポーツ選手やお笑い芸人、アーティストから日々生きる力をもらっている。僕は大谷がホームランを打つと誇らしくなるし、ママタルトのラジオを聞くとポジティブになれるし、B'zを聞くと力が湧いてくる。すごく一般的な感覚だと思う。
でも、大谷やママタルトやB'zは普段誰から生きる力をもらっているのだろうか?
僕たちファンとギブアンドテイクの関係になっているのだろうか?
もっとしっかり応援してあげたほうがいいのではないか?
そんな疑問が湧いてきた。
推しには最大限の応援をしようと思う。
↓妻がママタルトにハマったときのハナシ
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