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駄菓子屋について

京都で「北原商店」という駄菓子屋を土日限定でやっています。

北原商店は「ほどほどに駄菓子が置いてある、土日だけ勝手に出入りして良い古民家」として住まいの居間で運営してます。

店構えが入りやすいのか入りにくいのか、慣れたお客さんは自分の家のように入ってきて長時間滞在し、初めて来るお客さんは恐る恐る入ってきます。常連の小学生には「居心地いいわ〜」と言われるので、“初見では入りにくい、居心地の良い場所”らしいです。

お店を始めてみてわかったのですが、駄菓子屋は世代やジャンルを問わず訪れてくれる場所ようです。御近所のご家族のみなさんや小中学生、初めてお買い物をする小さいお子様はもちろん、お孫さんのために訪れてご自身がドはまりしてしまったおばあ様、“駄菓子屋”と検索して訪れてくださる20−30代の方々、お散歩中に通りがかった少し離れたところに住んでいる人、これから近くでライブがあるバンドマン、母国に日本のお菓子を送りたい外国の方、知人の紹介で来てくれた初めましての方。

分かり難い立地であり、メディア映えするような様子も少なく、10人もくれば“今日は混んだな”という判断をしてしまうようなぬるい店ですが、来客層が広く、楽しんで運営しています。

駄菓子屋は、商業ビジネスとしては難しいカテゴリーではありつつも、自分のような「駄菓子屋を始めたい」という人をお見かけすることも多く、4年ほど続けてみた結果、駄菓子屋とはいったいなんだろう、と思うようになってしまいました。

もやもやしているので日記みたいな記録を始めてみようと思います。

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