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クリエイターには敬意を払え。

6/15。ギタリストのCANDYMANです。

最近見かけたツイートでこんなことが話題になっていた。

ある方が描いたイラストを本人の許可無くバースデーケーキとして使用されていて、描いた本人が怒っていた。こういうものを見るたびに、クリエイターという人たちがいかにナメられているかがよく分かるし、溜め息が出る。

ということで今日のテーマは「クリエイターには敬意を払え。」です。

この手の話で大事なことは「私的利用の範囲かどうか」である。

下記サイトから引用するが、私的利用とは

個人の観賞用や、家族に見せるために複製する場合には私的利用に当たります。

一方で

家族以外も閲覧できるクラウド上に公衆送信したり、親しい間柄だとしても家族以外に複製物を頒布したりする場合は、私的利用に当たらず、著作権者の許諾を要します。

つまりは、私的利用とは、作った人の許可を得ずに利用すること。これが認められるのは個人的に、また家庭内で家族にのみ見せたりという状況だけ。
SNSで自由に見せるのは個人利用の範囲外となる。だから、母の誕生日のケーキに好きなアーティストを描いた他人の絵を使用するのは法律的にはOKで許可なくネットに挙げたらアウトというところ。これは素人でも同じ。

とはいえ、人が作ったものを勝手に使うのはいかがなものかと常日頃思う。
時間やお金を費やして、汗や涙が出なくなるまで考え手を動かし作ったものを、全く汗をかかずにボタン一つで使ってしまう。インターネットに挙がっているものは基本的にタダ、とでも思っているのだろうか。非常に悲しい。

例えばバンドやツアーのロゴ。それを使って自分でオリジナルのグッズを作ってさも自分が全て作りましたという感じでSNSに自慢するやつがいる。周りもそれを咎めることはせず、むしろ「スゴい」「こんなグッズ欲しい」と褒めだす。ため息が出る。

このままだと、カッコ良い作品を作る奴がいなくなってしまう。頑張って作っても知らない誰かに持っていかれてしまうなら、誰も知らないところで作っていた方が良いと思っちゃうよ。

これは愚痴でもなんでもない。無知への警告と自戒を込めて。

クリエイターには敬意を払え。

おまけ

改めて書いた文を読むとさも自分がクリエイター代表、みたいな顔で書いているな。厚かましいやつめ。批評家面して良いのはそれだけの技術・知識・経験があるやつだけなんだ。
絵でも描いてみたいな、と思って意気揚々とiPadを探したらびっくりする値段で辞めてしまった。そもそも絵を描こう→iPad買おうという思考になる時点で99%はその後描かなくなるってどこかで聞いたな。ギター弾こっと。

以上。

今日の一曲 a flood of circle「理由なき反抗(The Rebel Age)」

もう12年前の曲なんだなぁとしみじみ思って久しぶりに聴いたらあまりに良すぎて当日券でライブ観た。相変わらず佐々木亮介はカッコいいな。
フラッドを聴いていると中指を立てたくなるのは何でだろう。

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